画面が青っぽい

逆に3GSの頃は「黄色っぽい」といって問題にしている人が多数いました。

黄色っぽいのに慣れると青っぽく感じるでしょうし、逆も然りです。

パソコン用のモニタ(や家庭用液晶テレビ)は、どちらかというと青っぽい(色温度の設定が高い：9000Kくらい)ほうが多いので、黄色っぽいほうを気にする人のほうが多いのだと思います。

使用する環境が、屋外か照明下か、屋外でも昼間か夕方か、照明でも蛍光灯か電球かといった違いで、どちらの方が自然に感じるかが異なります。

一般的には、屋内中心の使い方だと黄色っぽい(色温度が低い：5000Kくらい)ほうが自然な発色で、日中昼間の屋外だと青っぽいほうが自然です(要するに、使用環境の照明(外光)の色温度と一致しているほうが自然に感じる)。

従って、青っぽいのが正解とも黄色っぽいのが正解ともいえません。

なお、色温度は液晶モニタによって異なります(使われているバックライトの種類やカラーフィルタの特性に依存するため)。

原理的には多少の調整は可能ですが、携帯電話のような小型機器で調整できるものは寡聞にして知りません。

また、アップルの製品は液晶等の汎用パーツは複数メーカーに納入させていることが多い(数を確保するためと、特定メーカに依存して製造トラブルが発生するのを防ぐため)ので、同じモデルでも色合いが異なるものが混ざっています。

安い製品だと製造工程によるばらつきも結構あります。

国産品だと、厳格に仕様を適応して同一モデル内でのバラツキは抑えていますが、アップルのような海外メーカーは比較的この辺りの管理は甘く、多少違っていても機能的に問題なければ通してしまう傾向にあるようです。

携帯デバイスは様々な場所で使用されるので、将来的には外光センサを使って外光に合わせた色温度に自動調整するといった機能が出てくるといいですね(一部のテレビでは採用していたかも)。

なお、明らかに自然さを逸脱した異常な発色であれば液晶の故障です。

この場合はAppleのサポートにコンタクトしたほうが良いです。