kommy さんによる書き込み:
iPad のメールで添付ファイルを読むときにクイックルックという方法があります。この方法で powerpoint ファイルを読んだときに、クイックルックを終了する方法がわからないので、教えていただけませんでしょうか?
excel, pdf その他ファイルでは、画面の上端や下端(どこでも可)をシングルタップすると、メニューがでてくるので「完了ボタン」を押せば、通常のメールのビューに戻ります。
私の iPad WiFi+3G 64 GB (iOS 3.2.2) の iPad Mail (7B500) で実験してみました。PowerPoint の添付ファイルでも、他の添付ファイルと同様に画面上部をタップすると「完了」ボタンが現れ、普通にメール画面に戻れました。
しかし、powerpoint の場合のみ、どこをタップしても、二本指、三本指でタップしてもなにも起こりません。二回タッップすると、コピー/ペーストのセレクションになってしまいます。こうなってしまうと、ホームボタンを押してホームに戻り、またメールにもどってもクイックルック画面のままで、ipad を reset しないと通常のメールを読む画面にいけませんので困っています。
明らかに平常の動作とは違っています。想像するに、システム・メモリの不足だと思われます。iPad や iPhone では(Mac OS X でもそうですが)Mobile Safari / Safari(以下 Safari)や iPad Mail / iPhone Mail / Apple Mail(以下 Mail)は通常のアプリとは比較にならないほどのメモリを占有します。特に Mail ではメモリ不足から時々“フリーズ”したような状態になります。何をしても無反応で、ホームボタンを押して終了するしかない(ホームボタンで普通に終了できるので、いわゆる“フリーズ”とは違うような気もしますが、再び Mail を立ち上げても何の操作もできません。kommy さんの現象のそれと同じだと想像できます)。アプリを終了しても Mail の状態がリセットされないのは、iPad はまだ iOS 3.x で、マルチタスクには対応していないことになっていますが、Safari と Mail はマルチタスクなので、ホームボタンを押しても画面がホームボタンに切り替わるだけで、Mail 自体が終了するからではないと思います。
現象が発生している時に「Memory Status」(ver. 2.0) を使ってシステムの空きメモリを確認してみてください。円グラフの緑色の部分が全体の 1/4 以下になっていると思います。「Memory Status」を使って空きメモリを解放させると(数回実行する必要があります)、空き容量は 3/4 程度まで復活します。これで問題は解決するはずです。
Safari と Mail がメモリを圧迫すると申し上げましたが、この2つはどうしても必要なもの。ゲームなどもメモリを逼迫させるようです。と言うか、アプリを終了した時にメモリをうまく解放しないアプリが多いように見えることと、iOS(Mac OS X もですが)自体、メモリ管理が下手なような気がしています。時々「Memory Status」を起動して、実際に現在、どのようなプロセスが起動しているのか、どの程度メモリが使われているのか確認するように習慣づけるとよろしいでしょう。
なお、メモリ管理ユーティリティには「Memory Status」の他に「iMemoryGraph」等もありますが、「Memory Status」の方が古いユーティリティですが、安定して、使い勝手が良いように思えます。「Free Memory」はバグの報告などもありましたが、現在は App Store からは削除されているようです。「Memory Status」は iPhone 4 の方でも重宝しています (^^)。
なお、iPhone 4 で「Memory Status」を使ってメモリのお掃除をしていると、4〜5回繰り返す必要があるので、iPhone 4 を再起動してしまった方が早いとも言えますが (^〜^;)、iPad 上では、1〜2回で済むことが多く、1回あたりの時間も短いので、iPad を再起動するよりははるかに速く済みます (^^)。
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Apple 17" MacBook Pro (Intel Core 2 Duo T7600/2.33 GHz/3 GB RAM/500 GB HDD)
Mac OS X 10.6.4 (Build 10F569) [Snow Leopard]