ryu8745 さんによる書き込み:
まだ、ショックから立ち直れていませんが、自分の使い方の誤りだったということですね。
本当にお気の毒でしたね。まぁ、使い方が“誤り”とまでは言う必要はないでしょうが、“認識不足の面があった”と言うことは言えると思います。実は、ここの回答者の常連さんの中にも ryu8745 さんのような使い方をされている方もいらっしゃるはずです。ただ、本来の使い方を理解した上で、あえて自己責任で危機回避の措置を取りながらそのようにして使っている場合と、そういう認識を全く持たずにそのように使われている場合では、一度トラブルが発生した時に回復手段が用意されているかどうかの違いになってきてしまうと思います。
Hit-C さんもお書きになっているように、パソコンを使っていると必ず何度かデータ消失で痛い思いをした経験があるはずです。私も何度かあります。だいぶ昔ですが、パソコンのデータのバックアップには DAT 等を使っていた時代です。「そろそろバックアップしなきゃあなぁ...。しかし、データ保存用の DAT ドライブは 14〜15万もするしなぁ...。でも頑張ってそろそろ買わないとなぁ...」と思っていた矢先、ハードディスクが壊れました...。その日の内に秋葉原に走って DAT ドライブを購入しました...。もうバックアップすべきデータは残っていないのに...。今は Mac の場合は Time Machine 機能があります。1時間単位で自由に任意のファイルやフォルダを復活させることができます。しかもいちいちバックアップを取ることを意識する必要もない。DAT の時代と比べると、本当に便利になったものです。
iTunes のライブラリのデータは外付けハードディスクで管理していると書きましたが、やはりだいぶ以前ですが、その外付けハードディスクのが突然読み出せなくなってしまいました。RAID ではなく単純な方法ですが、そのハードディスクも別のハードディスクにバックアップを取っていたので、安心してバックアップのハードディスクを接続しました。そうしたら、なんと、そのバックアップのハードディスクも同時に死んでしまったのです! そういうこともあるんですねぇ...。
もちろん、何十 GB もある楽曲を再度変換するなんていうことは現実には不可能ですから(楽曲名もほぼ全ての CD に関して再編集しております。データベースから自動でダウンロードされるデータはほぼ全てが不正確なので、再編集したり、データの追加をしているので、それを何万曲もの曲に対してやりなおすというのは事実上不可能です)生き残っている iPod から楽曲をサルベージしましたが、一部の曲に関してはファイルが破損してしまったようです。理屈の上では自宅のどこかに埋没している CD を探し出してきて、再変換をすればよいのでしょうが、忙しいし、そこまではできず、現在もそれらの曲は破損したままです。しかたがありませんね...。
失礼ですが、ryu8745 さんは Windows をお使いでしょうか? と、お尋ねした理由は、もちろん、Mac ユーザーにもいるのですが、ネットやここでの書き込みを見ていると、本体のパソコンの方のデータを消してしまって、iPod のデータが消えてしまったという質問をされる方々がお使いになっているパソコンが Windows の場合が多いようにお見受けするからです。これは別に Windows が悪いわけではないはずです。Apple は当然 Windows でもきちんと使えるように設計しているはずですから。恐らく、Mac ユーザーの場合は、多くが Mac の専門誌を購読しているために、iPod や iPhone、iPad は Mac を“デジタルハブ”の“母艦”として使うものだという考え方が浸透しているからかもしれませんね。
でも、アップルにはiPodとiTunes間でこういう自分みたいな使い方(iPodとiTunes2つに同じ楽曲が存在している→PCのハードディスク容量が少ない→iTunesから楽曲削除)ができる構造になっていれば、こういう使い方をする人もいるんだという事を分かってもらいたいし、
私もノートパソコンしか使わないので、内蔵ハードディスクの容量の問題では非常に悩まされています。ですから、つい、そのように使いたくなってしまうお気持ちは非常によく理解できます。しかし、Apple のデジタルハブ構想のキモは、まさにそのような使い方はさせないというものですから、当面、これが変わることはないと思います。その理由は、
(1) デジタルハブ構想をきちんと理解した上で(Apple 製品で...)システムを組むと、全ての使い勝手が劇的に改善し、快適になる。(ご要望のような使い方まで認めてしまうと、確かに便利になる人が増えるのも事実ではあるが、逆にそのためにトラブってしまう人の増え方の方が大きくなると考えられる。←Apple は極限まで機能を削り、最も素人の人々が何も考えずに、全てを快適に使えるようにするという設計のしかたを好みます。母艦の中からすでに転送したデータを削除してハードディスクの容量を上げようとなど考える人は、Apple にとってはもはやパワーユーザーです。)
(2) デジタルハブ構想からは、もし iPod や iPhone、iPad 等のデジタルハブ仕様周辺機器を Mac から完全に独立して使えるようにしてしまうと、肝心の Mac が売れなくなってしまう (^◇^;)。(Apple はあくまでも Mac のメーカーですから、Mac を売りたいわけです (^^)。)
今回、iPodとiTunesの使用で実際かなり悲しんだという事実(長年貯めてきた大切な曲の消失)を考えてもらいたいです。
私自身は、Apple の“デジタルハブ”構想を支持していますから、自分自身も痛い経験をしていますが、それでも現在の仕様を維持してもらいたいと思っています。(デジタルハブおよび“同期”の考え方は理解してしまうと、非常に快適になります。)ちょっと乱暴な言い方になってしまうかもしれませんが、私は「Apple が iPod や iPhone、iPad を Windows でも快適に使えるようにすることに全く異存はないが(むしろ、どんどん使い勝手を良くして Windows ユーザーにもっと Apple 製品の良さを理解して欲しい)、Windows ユーザーの便宜を改善するために、本来の Mac ユーザーの便益を犠牲にしては欲しくない(=昔からのお客さんを大事にしましょうね (^^)!)」と。ちょっと冷静になって考えていただければ、この主張には Windows ユーザーの皆さんも異論はないと思います。Windows をお使いの方々も、Microsoft Office が Mac に移植されるのには異存はないが(ま、歴史的には Excel なんてのは Mac 版が Windows に移植されたものだったのですが...)、そのために Windows 版の Microsoft Office の使い勝手が損なわれてしまっては困ると考えると思います。共存共栄で行きましょう (^^)!
ちなみに、ryu8745 さんが Apple に要望したいことがあれば、「フィードバック」にお書きになられることをお勧めいたします。(この Apple Discussions にいくら書いても、読んでいるのは ryu8745 さんと同じ Apple 製品のユーザーだけですので、Apple には伝わりません。)
なお、ryu8745 さんが体験したような悲しい事故は現状では避けられませんので(著作権保護の観点から、iPod から楽曲をパソコンに書き戻すことを現状では認められない)、将来的には購入した楽曲は MobileMe のようなインターネット上のクラウドサービスの方で全て保存するという方向に進んでいくのではないでしょうか? そうなった時にはデジタルハブの母艦は Mac ではなく、クラウドになるわけです。すでに iPhone、iPad⇔MobileMe⇔Mac の関係では、事実上 MobileMe に「コンタクト」と「カレンダー」の情報が保存されており、Mac の「アドレスブック」と「iCal」は事実上「入力編集用」、iPhone、iPad は「持ち出し閲覧用」となっています。後は、この機能に「楽曲」や「動画」、「写真」等のデータも MobileMe と同期するようにしてしまえば、このクラウド化は完成します。現在の問題は技術的に回線のトラヒック容量および速度の問題とデータセンターの容量の問題が解決されていないだけだと思います。逆に言えば、現在、住所録とスケジュールのみをクラウドで管理できるようにしているのは、将来の完全クラウド化を目指しての技術習得段階なのでしょうね。期待しましょう (^^)!
いずれにせよデータ復活会社に頼んでみようと思います。
信頼できるデータ復旧会社の費用は天文学的になるので、個人が負担するのは無理があると思いますが...。しかもデータ復旧会社も本当に消えてしまったデータは普及できません。(費用はバッチリ請求される! もちろん、データそのものが存在しなかったという事実はその会社の責任ではありませんし、データが復旧できるかどうかは試してみなければわからない。つまり、データ復旧会社にはデータの確認をするだけで相当な手間が掛かっているわけですから、その手数料は当然もらわなければやっていけない。)
私は市販のデータ復旧ソフトを使ったことがありますが、復旧したファイル名が全て記号になってしまっており、数十万個の復活したファイル名が読み取れないファイルの中から必要なファイルを見つけ出すのは不可能だということに気付きました。また、試しに任意のファイルを開いてみても、書き込みなどでアロケーションマップも破損してしまうのでしょう、中身がデタラメ(複数のファイルの一部同士が同じファイルになってしまっている)で、結局、役に立ちませんでした。
パソコンがファイルを削除する時にはファイル名の先頭の文字のみを書き換えて、「このファイルは消した! 存在しない!」とする約束で、消えたことにしているだけなので、そのデータが残っている間はファイル名の先頭に任意の文字を付け足してやれば、復活させることができるようで、その場合にはファイル名の先頭に「?」が付いた形で復旧させるソフトもあります。(例えば「abcdefgh.txt」というファイルは「?bcdefgh.txt」というファイル名で復活します。)これまた、ファイル名全てが記号になってしまうのよりはマシですが、やはり何万ものファイルのファイル名の先頭が「?」になってしまっていると、「どれだけ手間と時間が掛かろうとも、このデータが復旧できないと地球に彗星が激突してしまう!」というような自体ではない限り、現実には、単に「復旧できているはずだ」という自己満足で終わり、実際に使えるデータは戻らないと思います...。(私の家でも、「あ、その答えが書いてある本は持ってる! 私のいるこの場所から5メートル以内の空間にその本は存在するのは確実だ。ただし、6トンの本の中からどうやって探し出す!?」という問題が発生しています (^"^;)。)
今回の場合ですが、ご自分でデータのサルベージができない場合には、潔く諦めて、新しい iPod を買って(私なら古いのは将来の技術の進展の可能性を考えてそのまま使わず保存しておきます。たぶん、無駄になると思いますが...)、最初からライブラリを作り直すことでしょう。今度はきちんとデジタルハブを理解した上で、データが失われないように注意してです。ちなみに、(iPod touch は持っていないので知らないのですが)iPhone の方が iPod のユーザーインターフェースは iPod よりもずっと良くなっております。この際、iPhone 4 に乗り換えてしまうというのも1つの手かと...? もちろん、iPhone 4 でもデジタルハブの仕組みは同じですから、パソコンの母艦の方のデータは消してはいけません。もっとも私の場合は、iPod の容量が 80 GB なので、最大容量でも 32 GB しかない iPhone 4 に一本化することが不可能なのですが...。
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Apple 17" MacBook Pro (Intel Core 2 Duo T7600/2.33 GHz/3 GB RAM/500 GB HDD)
Mac OS X 10.6.4 (Build 10F569) [Snow Leopard]