AVCHD収録ファイルをDVDに変換したときの画質の悪さ

kazusanさん

シーケンスにProRes422のHDクリップを乗せたときに、シーケンスの設定変更ダイアログに対して「いいえ」を選択し、シーケンス設定を手動で変更しているとの事ですが、おそらくそこが問題の原因だと思います。

シーケンス設定変更ダイアログに対して「はい」を選択すると、シーケンスは自動的にProRes422の1920x1080になると思います。

特に問題が無ければそのまま編集してください。

書き出す時に、Compressor設定で「DVD高品質90分」を選べばSDのMPEG2に変換されます。

もし、編集自体をHDのまま行いたくないという事であれば、ProRes422のシーケンスから一度Compressor経由でSDクリップに書き出し、書き出したクリップを素材としてSDシーケンスで編集するという手もあります。

もし書き込みの設定が間違っていなければ、SDの優先フィールドはHDと違って偶数です。

無理にフィールドが逆転してしまい荒れて見えている可能性があります。

また、偶数フィールドにしても、

HDサイズで取り込んだものをSDサイズで編集すると1度余分に圧縮することになるので、

本来ならHDサイズで取り込んだものはHDのタイムラインで編集し、

Compresserにかけ最終的にDVDにするのがよいはずです。

編集時にシーケンスに乗せたときの設定を「はい」にして、

編集をはじめるのがデータをレンダリングなどで圧縮せず書き出す良い方法です。

もしすでに編集済であればブラウザ内の編集済シーケンスを右クリックすると

メディアマネージャーという項目がありますので、

メディアマネージャーで素材本来のオフラインのプロジェクトを書き直して、

メディアを再接続すると良いと思います。

FCPのシーケンスをSDにしてリサイズする方法、compressorの設定でやる方法、Adobe Media Encorderを使う方法、Quicktime Ver7を使う方法を書いてきましたが、今、一番手軽で綺麗にHDからSDにダ***ンバートする方法はQuicktime Ver7を使う方法が一番良いです。

フィールドの処理も概ね良好ですので、書き出す手間とHDDの容量を消費しますがギャギーやカクリ感もなく良好。

（SDI接続されたブラウン管のマスモニで確認しています。フィールドの処理は液晶では判りづらいので）

kazusanさんが書かれている様にFCPのSDシーケンスに読み込ませる、書き出させる方法は一番品質が悪く、私の判断基準では実用にはなりません（とりあえずのチェック用や急いでいる場合は別です）

QTからの書き出しで、720×480 16:9として書き出して下さい。

書き出す形式は、非圧縮でもProRes422でも好きな物をご指定下さい。

kazusanさん

DVDにした時の「画質が悪い」というのは具体的にどのような状態でしょうか？

「画質」というのは主観的な部分も含まれるので具体的な情報があった方が

解決策を導きやすいかもしれません。

・動きがスムーズでない

・ブロック状のノイズが目立つ

etc..

SDへのダ***ンバートに関して、QuickTime7で変換する方法も有効ですが、

他にメディアマネージャーを使う方法もあります。

QuickTime7を使うと撮影時のタイムコード情報が失われたクリップが出来上がってしまい、後々問題が出る事があります。例）メディアマネージャーをかけてもクリップが分割されないetc)

また、複数クリップの一括変換も出来ないので、AVCHDの様にカットごとにクリップが分かれていると手間です。（同時変換は出来ますが…）

ご存知かも知れませんが、メディアマネージャーはプロジェクトの編集状態を保持したままクリップやシーケンス設定だけを変換する機能です。

クリップのタイムコード情報も保持されますし、複数の素材クリップもバッチ変換されます。

この時コーデックが選択出来ますが、ProRes422の状態から極力劣化させないために

「ProRes422(HQ)NTSC 48kHz」をおすすめします。

kazusanさん、他の設定は何も記載していないので無視していただいて良かったのです。

でも、最近Adobe系も若干のアップデート（CS5.5ではなく）しまして、見比べてみるとAdobe Media Encorderでの変換の方が綺麗の様です。

（ただ、これらは一長一短なので刻々と変化します。ただ、FCPやcompressorの変換は今ひとつなのは変わらずです、、苦笑）

なので、一つ前の書き込みでQuciktime Ver7が一番綺麗というのは撤回します。。

Satoshi Kimuraさん、以前から書いていますが、FCPからの書き出しは「荒い」のです。

compressorの設定によってはある程度には出来ますが、動的な処理が今ひとつです。

それは一見、綺麗そうに見えます。。が、浅いブロックノイズ風な物が出てしまうのです。

書き込みを拝見するとお詳しい方の様ですから、判らないはずはないと思うのですが、、。

タカシさん

AdobeやAppleの価格帯の中で比べると、

やはりMediaEncoderの方が画質は良好だと思います。

（FCPXで劇的に改善される事を期待していますが…）

本題から少し逸れますが…

CompressorのMPEG2画質に関してはかなり前のバージョンから否定的な意見も多いですよね。

（ネムい画になるなるという意見が多いです）

自分も普段からCompressorの画質問題には手を焼いています。

AppleももはやMPEG2エンコーダーエンジンの品質改善には注力していないのでは？と思ってしまいます。

浅いブロックノイズというのはどの様なシーンで発生しますか？

GOPの設定や動き予測の設定を変えても改善されない部分でしょうか？

メディアマネージャーを使う方法は、タイムコードをキープしたまま時間を節約する方法なので

画質に関しては妥協した手法ですね。

CompressorやFCPの書き出しが荒いという前提でも

今回のkazusanさんの「画質が荒れる」という部分が、

「一見して分かるくらいのノイズ」だと感じたので一応具体的な症状を伺ってみた次第です。