Apple Moble Deviceサービスが原因ではないかと思います。
ある会社のソフトウェア群の中に顔検索という機能があります。
これがとても賢くて同じ顔をPCの中にデータベースを作って、写っている顔をクリックするとPC内の写真から一瞬で検索してくれ一覧にして表示してくれます。
ところが、これがとても賢くてCPUの空いている時間にあらかじめ検索して仕事をしていてくれるんですが、「CPUの負荷が高いので検索を中止しています」という警告が出ていました。その暫く前からネットを使うものが、立ち上げてから5秒ほど待たないとつながらない、夜静かになるとファンがうなっているのが聞こえる等の現象がありました。
タスクモニターで見るとプロセスでCPUの使用率は、ほとんどゼロなのにパフォーマンスはいつも50%以上を指しています。ネットで検索するとApple Mobile Deviceが原因と見当が付いたので、サービスを停めて見ました。見事あたりでした。このサービスは、TCPや本体とモバイルデバイスを接続する通信関係を担っているということです。ですからデバイスを接続したときだけ必要で、itunesだけ使うにはサービスが開始されていなくてもなんら問題ありません。
さてそんな折、家族がipod touchがバックアップできないというのでいろいろ困っていました。そこでApple Mobile Deviceを手動で開始して、私も久しぶりにipod touchを同期してみました。やっぱり家族と同様の症状が出てあわてました。
同期を開始すると、データを少し保存したところでバックアップが停止してしまいます。私の想像ですが、CPUのパワーのほとんどがこのサービスに食われてしまっているからではと判断し、ためしにサービスの再起動をかけ、CPUの負担を軽くしておいて、また同期をかけるとまた少し進みます。これを繰り返してすべて完了したら、次からはすぐに同期されバックアップも問題なく完了できました。
たぶん、このサービスがCPUのパワーを食ってしまい動作が遅くなり、通信のACKnowledgement信号が一定時間こないので、通信のセッションがエラーを起こして、通信ができなくなってしまいバックアップが停止するのではと想像します。
残念ながら家族のデバイスは、大きい動画がたくさん入っていたので、何度やってもあるところから先に進みませんでした。Apple Mobile Deviceサービスはitunesを立ち上げると開始され、itunesを終了しても常駐して負荷を食い続けるので、PCの動作が遅くなり、またCPUの負荷が高い状態でPCを使い続ければ、PCの寿命を極端に短くするため、バグフィクスがされるまでは、Apple Mobile Deviceサービスを手動で使うことにして暫く様子見です。
Apple Moble Deviceサービスの高負荷のことをAppleに知らせたかったのですが、有料でなければ情報を知らせることもできないということでした。そこで「アップルにレポートを送る」MDCrashReportToolをONしましたら、CPUの負荷が100%になるという近年無かったとんでもないことが起こり、PCの再起動、ipodの警告をリセットして何とかOFFにできて復旧できました。
交通機関や駐車場でハンディキャップのある人にスペースを空けてあったり、緊急自動車が近づいてきたら譲る、大切な話をしているときはだまる、仕事が終わったら道具を片付けるなど、私たちはマナーをもって生活しています。たくさんのソフトが共有するCPUパワーだったり、メモリーだったりするわけですから、仕事が終わったらサービスは終了して、別のソフトにプロパティを譲る。優先順位が高いソフトが動き始めたら、サイレントになるというのは、これからのPCのアプリケーションにとって必要なのではないでしょうか。
うまく行ったのは、私の場合だけかもしれません。原因の特定も想像に基づくものです。
ところで皆さんは、CPUのパフォーマンスはいかがですか?