複数の環境で確認しましたが、アドレスブック内でiCloud と Local(この Mac 内)の2つのアカウントがアクティヴ状態になっていれば、iCloud のグループの配信先リスト管理が可能です。
ポイントは、Local 領域に(空の)ダミーグループを作成しておくことです。
空のグループさえ存在すれば、Local アカウントのデータはすべて削除しても構いません。
その Local 配下のダミーグループのところで右クリックすると「配信リストを編集…」メニューが現れて、iCloud 配下のグループについても配信リストを編集することができます。
なお、Local 領域をアクティヴにするためには、いちいち iCloud を切る必要はありません。
アドレスブックの環境設定->アカウントの「この Mac 内」で Google と同期する設定にして、ダミーのデータ等をシンクロすれば、「すべての連絡先」が「iCloud」領域と「この Mac 内」領域に分離します。
うまくいかない場合は、シンクロ等が一区切りついた段階でアドレスブックを再起動してみてください。
以下は蛇足ですが…。
iCluod のインプリメント概念は実は複雑なのですが、私は「在外大使館」のアナロジーで理解しています。
「この Mac 内」にデータが存在していたとしても、iCloud とシンクロしているディスク領域は「在外大使館=外国領域」となっていると考えるのです。
ですから、iCloud との同期を解除する際、「Mac にデータを残すか?」と聞かれるのは、在外大使館を引き払うが、建物をそのまま自国で使うや否やとの問いだと考えます。
今回の Local アカウントの空グループを使ったギミックは、さしずめ自国内に自国大使館を作り、壁だけ残して更地にするようなものかも知れません。どうやら「配信リスト」は本来、自国のデータにしか適用されないのですが、自国内の大使館跡地に残された「配信リスト」を使うと、在外大使館の配信リストも管理できるというようなことなのかなと思います。従って、その配信リストは、あくまでも自国(この Mac)内のアプリケーションだけでしか使えないようになっているのでしょう。
在外大使館に配信リストが明示的に存在しない(iCloud に配信リスト情報が存在しない)のがバグなのか、それとも自国の配信リストで在外大使館の配信リストを管理できるのがバグなのか。いずれにしても、今のところは以前通りに使えていますが、はて今後は…。