移動したくても、コピーになってしまいます。

自分のホーム、というのは、ユーザホームのことです。ユーザホームは、Macintosh HD のなかのUsersというフォルダーの中にアカウント名のフォルダーとして出来ますよね。これがユーザホームです。この中ではユーザは何でもできます。MacOSX はアプリが作るファイルなども、全部ここに作るように設計されてます（アプリが作るといっても、アプリを動かすのはユーザですから、ユーザホームにファイルが出来るのは当たり前ですよね）。しかし、基本的に、ここ以外では、アクセス権がないため何もできません。ただ、MacOSX は、それではあまりに不便だ、ということで、最初に作ったアカウントのユーザは管理者権限を持ち、その権限でなら、どこにでもフォルダーを作ったり何でもできます。しかし、これは管理者権限という特別な権限でできることだということです。

それからアプリがファイルを開いているわけではないとのことですが、MacOSX では，インデクス作りとか、バックアップ作りとか、ユーザの知らない間にいろいろなプロセスがファイルを開けていたりしますので、そういうこともあり得ます。

> 症状はこの方と一緒なんです。

まず、自分のホーム以外の場所に勝手にフォルダーを作ったり消したりするべきではないですね。自分のホーム以外でフォルダーを作ろうとすれば、認証を要求されるというのは，セキュリティの観点からは、当然と思います。

でもその自分で勝手に作ったフォルダーを別のフォルダーに移動してみましたが、移動になりますけど。ひょっとして、移動しようとしているときに、そのフォルダー内のファイルを別のアプリか何かで開けたままにしているとかそういう事情はありませんか？もしそうならうちでもそうなります。でも、これは元のファイルを別のアプリが咥え込んでる訳ですから、やむないと思いますけど。これもセキュリティ対策の一環ではないかと思います。MacOSX に感染するウィルスも増えてますので、こういう対策が厳密になって、ユーザの側からは多少不便になるのもやむないです。そもそも、ユーザホーム以外の場所に勝手にフォルダーを作ろうとすることがいけないと思います。しっかりルールを厳守して利用することによって、ウィルスなどの感染とその被害は最小限に出来ます。

> これは元のファイルを別のアプリが咥え込んでる訳ですから、やむないと思いますけど

ちょっとこの点に関して追加しようとしたら、時間切れになってしまった。

この別のアプリというのが、もし、ウィルスだったらと考えてみてください。ファイルをくわえこんだまま別のフォルダーに移動できる訳ですから、ウィルスも一緒にどこでも移動できることになり被害は最大になるまで広がります。アプリがくわえこんでいるときはコピーになるというのは、コピー先にはアプリはついていかないようにしている為では？こうなっていれば、ウィルス感染の影響を元のフォルダーだけに限定できます。

こういうOS自体の仕様でウィルス感染のリスクを最小限にするようにしているのではないかと思います。

“「Macintosh HD」フォルダ内”というのはハードディスクのアイコンを開いて直ぐの階層と言う事ですよね。

はにさんも言っているとおり、この階層（起動ボリュームの直下）は本来ユーザーが気ままにファイルなどを保存する場所という位置づけではありません。（Windowsでも同様ですね）

そのため最近では変更に対して確認のメッセージを出すようにしているのだと思います。

良いたとえでは無いかも知れませんが、「Macintosh HD」がマンションだとしたら、ホームはあなたの部屋に当たります。「Macintosh HD」の直下はさしずめ１Ｆのエントランスと言う所でしょうか。

直下にファイルなどを置くと言う事は、マンションのエントランスに私物を置きっぱなしにしているようなものです。

「デスクトップ上は移動できるのですが」と仰っていますが、Finderで自分のホームの中を見てもらえば分かりますが、「デスクトップ」というのは実はユーザホームの下の階層にあるフォルダーなのです。

つまりデスクトップにファイルやフォルダーを置いて作業をしていると言う事は、自分のホームの中で作業をしていると言う事です。なので無駄な警告も無く自由に作業で出来るのです。

> LIONでは、HD内の同じ階層でもフォルダ間の移動ができなくなり、全てコピーされてしまう

うちではそんなふうになりませんが、具体的にどのようなファイルをどこからどこに動かしたときにそうなりますか？

ファイルの所有者やアクセス権の関係はどうですか？

ディスクユーティリティでアクセス権の修復をしてみるとか。