「MapFan」でも湖になっていますね (^^;)。これは使っているデータが同じなので、ある意味当然ですが、現在「MapFan」は最も評判が良い地図であるので、意外と言えば意外です。「MyMap+L」、「SmartNavi」でも湖沼になっています。突然彗星のように現れて (?) 人気者 (?) になった「Nokia Mapps」も基本的には湖沼扱いですが、「Nokia Mapps」の場合は（さすが？）単なる湖ではなく、「湾」（入江）になってしまっています (^^;)。

「Google Map」、「地図マピオン」、「mapipo 6」、「Y!ロコ地図」等は、きちんと緑地表示になっています。

「なびすけ」の表示が面白いです。釧路湿原を表示させると一瞬、湖沼として水色表示になりますが、その直後に緑地表示に切り替わります。

「なびすけ」が謎解きの鍵になるかも知れませんね。ビットマップ方式の地図の場合には、最初から地図を描画しているので、とても緻密で奇麗です。かつ、道路や他のランドマークなどを計算で再現している訳ではないので、形状も正確です。ただし、縮尺に応じた地図を複数制作しなければならず、データサイズが巨大になってしまうことと、中間の縮尺の地図も表示できません。

ヴェクトル方式の地図の場合には全てを計算で再現しますので、データがコンパクトになりますが、細かい形状の再現は苦手です。おそらく、湖沼か緑地かも海抜情報から自動的に再現しているのでしょうね。「なびすけ」の仕組みは、基層に、ベクトルデータを用い、釧路湿原のように、計算上は湖沼であるはずであっても、実際には陸地の場合には、修正するレイヤーを用意していて、そこに緑地である彩色を施したものを起き、下の湖沼情報を隠しているのだと想像します。（実際の印刷する地図の製作においても複数のセルロイドによるレイヤーを用意して作ります。）

以前、Mac 用の日本地図をビットマップ形式のものと、ベクトル形式のものの両方を使っていたことがあります。（iPhone 登場以前です。）ベクトル形式の地図は動作は高速でしたが、表示がスカスカで、かつランドマークの形状がカクカクというか、単純化され過ぎていて、とても美しいと言える代物ではなく、かつ、あまり使い物になりませんでした。まさに、今回の iOS 6 の地図そのものです。ただし、iOS 6 の地図の方が、やはりより新しいことと、より高速な CPU に合わせて設計してあるため、はるかに奇麗で、今後使い物になりそうな予感がします。ビットマップ形式の地図は芸術作品のように奇麗で、使いやすかったですが、データが 10 GB 以上もあり閉口しました。ずっと使い続けたかったのですが、Mac OS X がバージョンアップしていく内に使えなくなってしまいました。さらにその有名な地図制作会社も倒産して、他社に吸収されてしまい、現在では PC 版しか出していません。（「駅すぱあと」も MS-DOS 時代から愛用してきていましたが、とうとう Mac OS X 版が切り捨てられてしまいまし。）

Google が Apple に対しては機能制限版の Google Map しか提供しない以上、現状の純正マップがいかに未完成であっても、我々は Apple に頑張ってもらうしかないわけで、純正マップを使い、どんどんフィードバックすることでちゃんとした地図に育てていくしかないのだと思っています。

返信

しい坊

レベル 4

2,301 ポイント

2012/11/03 22:11 しい坊への返信

書き忘れましたが、私が使っている地域（東京都23区内および首都圏）では（びっくりするほど）だいぶ使い物になりつつありますので（←もちろん、最初が酷過ぎたので、あくまでも比較の問題ですが (^^;)）、たぶん、地方よりも大都市圏、特に首都圏での修正に力を入れいているのだと想像します。また、大都市圏でも、どうしても東京優先になってしまうのでしょうね。釧路湿原辺りは一番後回しにされそう...(^^)。

返信