Powerpointがハングして起動できません

この問題の原因は強制終了することによりpowerpointの一時ファイルが残ってしまい、アプリを起動するごとにそれを復元しようと読み出す際にまたハングしてしまう

下記のファイルを削除してみてください。

$HOME/Library/Saved Application State/com.microsoft.Powerpoint.savedState

なお、OS X Lion以降では、ホームフォルダのライブラリ ($HOME/Library）が不可視に設定されていてそのままではFinderで確認できません。Finderのメニューから「移動」を選択したときにoptionキーを押すと「ライブラリ」が表示されるので選択して移動してください。

ちなみに、「システム環境設定」＞「一般」＞「アプリケーションを終了して再度開くときにウインドウを復元」にチェック（Mountain Lionでは「アプリケーションを終了するときにウインドウを閉じる」のチェックを外す）しているとアプリケーションの終了時に開いていたウインドウやファイルの状態が $HOME/Library/Saved Application State に保持され、次の起動時に保持された情報を元にウインドウの状態を復元するような仕様になっています。

なので、悪い状態を記録しまうとどうにもならなくなります。せめて、セーフモードで起動したときには $HOME/Library/Saved Application State の内容は破棄するような仕様にした方がいいんじゃないかと思うのですが・・・。

「Macintosh HD」を選択すると「ライブラリ」フォルダがあり、また「システム」フォルダの中にも「ライブラリ」フォルダがありますが、このどちらのフォルダにも存在しないようです。

「ライブラリ」というフォルダは、「システム」フォルダ内、起動ディスク直下、ホームフォルダ内それぞれに存在し、それぞれに役割を持っている別のフォルダです。

もともとはどのフォルダもFinderからアクセスできていたのですが、ホームフォルダにあるライブラリフォルダのみOS X Lion以降Finderから見えないように不可視フォルダに設定されました。

＃その不可視フォルダになっているホームフォルダのライブラリにアクセスする方法が先に書いた方法です。

不用意に必要なファイルを削除してしまうなどのトラブルを防ぐためかと思われます。

＃が、これによる弊害も多いのでこの選択が良かったのかは非常に疑問 (^^;;

一応、ターミナルから下記のコマンドを実行すればライブラリフォルダを可視にすることは可能です。

chflags nohidden ~/Library

ただし、そもそも不可視になっている理由が不用意なファイルの削除を防ぐためなのできちんと自己管理のできる方のみ導入をお勧めします。