新生児 さんによる書き込み:
(1)受信して直ぐに振り分けフォルダに移せばよいのですが、後で読もうとか返信しようと思ってサボると処理すべきメールが埋もれてしまいます。
これの意味がよく分かりません。ルールを作れば、受信してから自分で何の操作をせずとも、自動的にルールが適用されて、目的のフォルダに移動ないしコピー(設定による)されます。
メーリングリストごとに作成されたフォルダに移動ないしコピーされたメールには当初「未読」マークが付いておりますので、未読ないし未処理のメールは一目でわかると思います。
もし、単なる「既読」と「既読&要返信」を区別したいのであれば、要返信のメールにマークを付けるのも1つの方法ですし、あるいは要返信のメールをさらに「要返信」フォルダを作って、そちらにコピーしておくという手もあります。
返信しなければならないメールの数にもよりますが、毎日数通程度でしたら、その返信したいメールを選んで、メールとして別ウィンドウで開いておく(メール一覧からそのメールをダブルクリックすると独立したウィンドウで開きます。←この方法を使わないユーザーが意外と多いようです)。そうすると、仮に Apple Mail を修了しても、次に Apple Mail を開いたときに、Mac を再起動した後であっても、元通り、開いていたウィンドウは全て開きますので、処理が終るまで、必用なメールを見失うことはなくなります。
一方、受信した際に移動させると新着メールのチェックを忘れそうになります。
これもどういうことなのか私には理解ができません。もしかすると、Apple Mail でメールボックスを1つだけ開いてお使いなのでしょうか? 私はよく使うメーリングリストのメールボックスは独立したビューアウィンドウで開くようにしています。
Apple Mail では同時に10位のビューアウィンドウが常時開いております。ウィンドウ同士が重なって、未読メールがあるかどうかわからないと思われるかも知れませんが、私はカーソルをホットコーナーに移動することで瞬時に全てのウィンドウを概観し、未読メールのあるビューアウィンドウを確認できるようにしてあります。
私の場合ですが、
「システム環境設定」→「パーソナル」→「デスクトップとスクリーンセーバ」→「スクリーンセーバ」→「ホットコーナー」
で、以下のように設定しております:
左上:スクリーンセーバを無効にする
左下:スクリーンセーバを開始する
右上:Mission Control
右下:アプリケーションウインドウ
これで、カーソルを右下のホットコーナーにさっと移動すると、その時アクティヴなアプリケーションで開いている全てのウィンドウが縮小されてタイル状に表示されます。
(2)コピーする様にルールを作ると
・送信フォルダにあるメール
・自分宛BCCで受信した控え(送信時に変更を忘れなければgmail、忘れるとniftyなので表示されないことがある)
・振り分ける前のコピー
・返信や転送〜オリジナルと同じ問題が起きる
と混乱してしまいます。
Apple Mail に「送信フォルダ」というのは無いので、たぶん、「送信済み」フォルダのことだと思います。
まず、Bcc ないし Cc で自分が受信したメールは「送信済み」ボックスに入ることはありません。こちらは通常の受信ボックスに入りますので、どうしたら混同できるのか私には謎です。
なお、ルールの適用ができなくなりますので、私は「自動的に自分を Bcc: に含める」ではなく、「自動的に自分を Cc: に含める」に設定してあります。(メールの差出人が自分自身にもコピーを送信しておくことを隠さなければならない必要性を感じないことと、Bcc にしてしまうと、先にも書いた通り、ルールの適用時に不便になってしまいます。)
なお、「自動的に自分を Cc:/Bcc: に含める」設定にしておくと、新規メールや、返信メールの Cc: 欄や Bcc: 欄に自分のメールアドレスが入力されます。メーリングリスト宛のメールの場合には、送信後、メーリングリストで配信されたメールと自分自身に宛てたメールの両方が届き、煩雑になるので、メーリングリストの時にのみ Cc: ないし Bcc: の自分のアドレスは手動で消去するようにしております。慣れればたいした手間ではないし、仮に削除し忘れたとしても、それほど致命的な問題にはならないからです。
私が「移動」ではなく「コピー」にしているのは、「受信」ボックスのメールは手付かずのオリジナルのままにしておきたいからです。例えば、移動にしておくと、間違った場所に移動されてしまうと、見つけ出すのに非常に苦労することがあります。
私は大量のメーリングリスト用のメールボックスと、頻繁にやりとりする相手ごとにも大量のメールボックスを Apple Mail 上に付くってあります。たぶん数十個のメールボックスに振り分けています。例えば A という人物名を付けたメールボックスには、差出人が自分で、宛先が A の、自分が A 宛に送信したメールと、差出人が A で、受信者が自分であるような、A から自分に届いたメールがコピーされるようになっています。(実際にはもう少し複雑で、差出人が A であっても、それがメーリングリストで配信されたメールは A 用のメールボックスにはコピーされないようにしてあります。)
私が Cc: 欄に常に自分のアドレスも入れているのは、こうすることで、例えば A 用のメールボックスを開くと、私と A とのメールのやりとりが全部確認できるからです。Cc: で送られたメールは、「送信済み」にある自分が送ったメールとは違い、実際に配信されたメールです。常に自分宛にも送信することで、① そのメールが実際にインターネットで配信されたことが確認できる(実は相手に届いている証拠にはなりませんが、その場合でもヘッダや色々な情報を確認することで届かなかった原因がわかるかもしれない)、② 文字化けなどが発生した場合に、それを確認できることになります。
さらに、@mac.com、@me.com、@icloud.com 等の Apple のメールサービスを使っている場合には、Apple のサーバのフィルタで非常に多くのメール(実感では 5 % 位?)が、無警告で配信されません。残念ながら、この Apple による介入は、差出人にも宛先にも一切何の連絡もなく実行されますので、送信者が自分が送信したメールが相手に届いていないということを知る術はありません。
[参考] 「メールが消失される」
ですから、実際に宛名に自分自身を含めることで、Apple のチェックをかいくぐったことが確認できます。
私は iCloud メールも、プロバイダの提供するメールも、勤務先のメールも[←個人使用が認められているアカウントです]、@Nifty のメールも、Gmail も、その他も、一切、「転送」等の設定はせず、全部、Apple Mail にアカウントを作成して使うようにしていますので、「転送」の問題は発生しません。また、iPhone や iPad でも、重要なメールアカウントは全て iPhone Mail や iPad Mail 上に作成してありますので、Mac に届いたメールの一部を iPhone に転送する等と言った使い方もしておりません。(ただし、プロトコルは、Mac も iOS 機器も、両方とも POP、両方とも IMAP、片方が POP で片方が IMAP のような使い分けをしております。)
返信や、手動で「転送」ないし「回送」(リダイレクト)の必要ができた場合には、私は原則として、
① 振り分るメールボックスがあるメールの場合は、そのメールボックス上のメールから
② 独立したメールボックスに振り分けられていないメールの場合は「受信」ボックスから作業するようにしております。
今のところ、このやり方で全く不便は感じておりません。もしかすると、新生児さんの場合は、昔からのやり方の思い込みがあって、Apple Mail 等のやり方に合った方法を使われていないのかも知れませんね。
(3)後でコピーや移動をすると、新着メールで混乱するし、教えて頂いた様に面倒な手順になります。
どうも、この「新着メールで混乱する」というのがよくわかりません。どのようにお使いなのか、画面が見えませんので。
私はビューアウィンドウは基本的に「受信日時 ▲」(昇順)で表示させていますので、コピーしたメールであれ、移動してきたメールであれ、受信日時の順で表示されるので、過去のメールは過去のメールだとわかります。
いずれにせよ、ルール作成以前に届いたメールに関しては、多少の面倒くささがあるのはしかたがありません。不便ではありますが、それが仕様なのですから。少なくともルール作成以降は問題は解決されるはずです。古いメールに関しては時間がある時に少しずつ試行錯誤して実行していけばいいと思います。
整理するためのフォルダなのに、フォルダ管理が大変になるようなら本末転倒です。
フォルダ管理はそれほど大変だとは感じていません。と言うか、旧 Eudora を除けば、とてもよくできているメーラーだと感じています。Eudora の方が色々とかゆい所に手が届いたように記憶していますが、Eudora のフォルダ管理には2つの問題点がありました。1つは、ルールの条件数に制限があったこと。(確か2つしか条件を組み合わせられなかったような...?)その点、Apple Mail は理論上は無限の数の条件を組み合わせることができるようです。
Eudora のルールのもう1つの欠点は、メール1通ごとにルールの適用は1回だけだったと言うことです。つまり、仮にルールの一覧が100個あったとします。受信したメールごとに100個のルールと突き合わせていくわけですが、最初に適合したルールを見つけると、ルールの適用はそこで終ってしまい、再び次のメールに移ってしまうことです。つまり、複数のルールに適合するメールが届いても、1つのメールボックスにしかコピーないし移動されないのです。その点、Apple Mail の場合はメールごとに全てのルールの適用が確認されますので、例えば3つのルールに適合すれば、同じメールが3つのフォルダにコピーされます。これは非常に便利です。(ちょうど「連絡先」の1つのデータが複数のグループに登録できるのと同じですね。)
新生児さんが Apple Mail のフォルダ管理を面倒だとお感じになっている理由は、恐らく、Apple Mail をこれまでにご自分が使い慣れてきたメーラーと同じような使い方をしようとされているからではないでしょうか? 実は、私も Eudora に慣れてしまっていたため、Apple Mail はずっとサブとして使ってきていたのですが、とうとう Eudora が使い物にならなくなり、きっぱりと Apple Mail に乗り換えたら、最初は私も不満たらたらだったのですが、Eudora にはなかった機能はそれまで使っておらず、その内、Apple Mail で使える機能を工夫するようになっていったところ、やがて Apple Mail.が非常によく考え抜かれたアプリケーションだと言うことに気付きました。
現在は Apple Mail のサブとして Thunderbird も使っていますが、これは本当に「バックアップ」の目的と、ごくたまに Apple Mail で受信したメールでどうしてもきちんと表示できないメールを解読するためと、一部の Windows ユーザーから添付されてきた文字化けしたファイル名のファイルをきちんとしたファイル名で保存するためだけに Thunderbird は使っています。Thunderbird は非常に有名ではありますが、私には非常に使いにくいし、何よりも画面が全然美しくないので常用する気分にはとてもなれません。とは言え、それぞれ一長一短がありますので、Thunderbird でもメールの受信だけは必ずするようにしています。(原則としてメールの送信、返信は Apple Mail からのみ行っています。)
アップルが余計なことをせずにそのまま表示してくれれば簡単なのに、全く大きなお世話だと思います。
これは全く同感です。本当に止めてもらいたい。
とは言え、まぁ、Mac 自体の出自が「落ちこぼれのためのコンピュータ」(The Computer for the Rest of Us) ですし、「知的自転車」(intelligent bicycle) を目指したものですから、基本は初心者が何も知らずとも使えてしまうコンピュータ。よって、パワーユーザーには物足りなかったり、不便だったりするのでしょうね。
MACのメールにはもう一つ不満が不満があります。
送信時に、予めexcelで表を作り罫線を入れてコピーしても罫線が取り込まれないのです。画像やPDFとして貼付けたのでは意味がありません。
やすどんさんもお書きになられていますが、私はメール本文に表が書き込まれたものは好きではありません。再利用が非常に面倒になるからです。そういうものは Excel の添付ファイルで送ってもらった方が使い勝手が良く、嬉しいです。
なお、ちょっと実験をやってみました。
Excel ファイルを Apple Mail の新規メールのウィンドウにコピペすると(メールの形式は「標準テキスト」ではなく「リッチテキスト」に設定しておく必要があります)、確かに罫線は消えてしまいますが、Numbers のファイルの場合は、ちゃんと表としてペーストされます。
Thunderbird の新規メールでは、真逆になります。Excel の表は、罫線ごと、表としてペーストされますが、Numbers の場合には罫線はペーストされません。
ま、要するに、お互い、自社製品は対応するけれど、他社製品には対応していないということなんでしょうか?
もし、どうしてもメール本文に表として貼り込まなければならない理由がある場合には、私ならその時だけ Thunderbird から送信しますが? アカウントは作ってあるので、私には手間ではありません。
Thunderbird はメールの表示が汚らしいのと、レイアウトにセンスがないので好きではないのですが、Excel の画面をコピペできるというメリット以外にも、上でも書いたように、Apple Mail ではどんなに頑張っても文字化けが解消できないメールでも、Thunderbird 上では何の問題もなく表示できる場合があるということです。(逆もあります。Thunderbird 上では文字化けが解消できないのに、Apple Mail では何の問題もないという場合です。)
基本的に Thunderbird の DNA は Windows ですので、Windows からのメールの受信や、Windows 宛のメールの送信としては相性がいいのだと思います。
ネットの情報とoffice との連携を考えるとWindowsは欠かせません。
現実の問題として、Windows ユーザーの方が多いし、また現実の問題として、好き嫌いは置いておいて、実際にはほとんどの企業や組織では Microsoft Office が事実上の標準となっているので、Microsoft Office が使えないと困ります。幸い、Microsoft Office は Mac 版も提供されていますし(と言うか、Excel 等は元々 Mac 版が Windows に移植されたものですし...)、日常的にあまり問題は発生しないと考えています。
おっしゃっているように、Excel の表をそのままメーラーに表としてコピペしたいというのはある意味特殊な例ですし、それにしても、上で説明したように、ファイルとして添付するか、それとも Thunderbird から送信するかで問題は解決します。
現在はVMWAREでXPを載せ、ノートもXPなのですが、7のパソコンが完全に無くなる前に新しいのを購入し、MACは(サポートも切れていることだし)特別な場合だけに使うことにしようかと思っています。(お屠蘇は頂きましたがヤケ酒は飲んでいません。)
「サポートが切れている」という意味がよく分かりませんが...。少なくとも私は電話で Apple に相談したことはありません。経験的にメーカーのサポートで助かったということは、EPSON Offirio LP-S7000SR の時だけで、後は、どのサポートでも「わかりません (^^;)」という答えしか返ってきていません。サポートに訊くよりは、Apple サポートコミュニティで質問した方が解決する可能性はずっと高いと経験的に知っているからです。
私の周囲で PC から Mac に移った人たちは(なぜか結構おります)、そのほとんどが Mac と PC を使い分けると宣言してから Mac を導入しています。あるいは、安心のために Mac にも Windows をインストールしています。しかし、私の知人のほとんどはその後、半年位で PC を起動することも、Mac 上で Windows に切り替えることもなくなってしまっています。
もし、おっしゃられているように、本当に Microsoft Office がパソコン利用の中心であり、かつ、メールに Excel をコピペする必要が頻繁にあったりするようであるならば、私も Mac を使い続ける意味がわかりません(皮肉ではありませんので誤解なされないでくださいね)。そういう場合は、やはり素直に PC に戻られた方がはるかに快適になるのではないかと思います。(まぁ、iPhone 等を使っていたりすると、今度は逆に PC からの連係は非常にイライラさせられるものになるとは思いますが...。)
パソコンも、恋愛と同じで、やはり相性というものが互いにあると思います。相性が合ってないと感じるのであれば、お互いに憎しみ合うようになる前に、まだいくつかの良い思い出が残っている内に円満に分かれた方がお互いにとって幸せかも知れません。