PC本体がとても熱くなってきているのに、ファンの回転数が全くと言っていいほど上がりません。数値の変動は1〜2程度です。
人間とは違って機械なので、60度を超しても大丈夫なのかもしれないのですが、とても心配です。
部屋の温度は29度前後ですか?
iMac背面のアルミ部分は放熱の役割もあるので、ある程度の表面温度になるのは、放熱できている証拠です。
どの項目を注視したら良いのかも今ひとつ分かっていないのですが、右欄のFANSの3項目とも、購入した当初から数値がほとんど動きません。
また、左欄のTEMPSの項目のうち、どの数値が高くなると、何に悪影響が出るのでしょうか?どの項目に注視すれば良いのでしょうか?
HD:54度 → ハードディスクの温度。
CPU:54度 → CPU表面の金属板(ヒートスプレッダ)の表面温度。
Ambient:29度 → 環境温度、iMacの吸気口付近の温度なので、部屋の気温に近い温度
CPU Diode:64度 → CPUのコア部分の温度。
GPU Heatsink:59度 → GPU(Radeon HD 6970)のヒートシンク(放熱板)の温度。
Mem Controller:56度 → 当該iMacの場合はメモリ上の温度センサー。(Core iシリーズのメモリコントローラはCPUに内蔵)
Optical Drive:45度 → DVD SuperDriveの温度。
Power Supply:61度 → 電源ユニットの温度。
HDDの温度は、搭載されているHDDにもよりますが、60度位までは問題ありません。
それ以上の温度になっても一時的であれば問題はありませんが、常時60度以上の状態で運用すれば、HDDの寿命を縮めます。
よって、可能な限り低い温度を保った運用が良いのは確かなのですが、iMacの構造上、高めの温度になるのは、やむを得ません。
CPU(Core i7)の温度は、CPU Diodeの温度上限(T-Junction)は、100度に設定されています。
これ以上の温度になりそうになると、CPUの動作速度や電圧を下げて、上限温度を超えないように動作します。
現在のCPUは、昔のAMD Athlonのように限界温度を超えて焼損する事はありません。
GPU(Radeon HD 6970)の温度は、GPU表面温度が100度までは問題無く動作します。
Radeon HD 6900シリーズの場合は、特に耐熱性能が高いので、一時的なら120度でも動作可能です。
よって、GPU表面が接している放熱板の温度も、80度〜90度までは大丈夫です。
メモリの温度は、製造メーカーにもよりますが、95〜100度位まで耐えられる製品もあります。
DVDドライブは、書き込み動作時に温度が上昇し過ぎると、書き込みエラーが出る場合がありますし、高温での連続稼動はレーザーダイオードの寿命を縮めます。
電源ユニットはiMacの場合、60度前後なら低いほうです。
70度〜85度位という情報もネット上で見かけます。
一般的な電源ユニットと形状も構造も違うのでやむを得ませんが、常時、高めの温度になります。