iCloudミュージックライブラリの管理方法

ohanachann 様、今晩は。

ご自身で追加コメントされていらっしゃるので、

【実現したいこと】

・iTunesに入っている一部の曲をiCloudミュージックライブラリに入れる。（自分で選択する）

・現在iCloudミュージックライブラリに入っている不要な曲を削除する（しかしiTunesからは削除しない）

…という２つのご質問にお答えいたします（アップロード開始から２週間経っているで、そろそろアップロード結果も出ているかな、と思いましたので）。

（１）iTunesで新規ライブラリを作成されて（optionキーを押しながら iTunesを起動させるとダイアログ画面で選択して作成できますので）新しい２つ目のiTunesライブラリに「（環境設定で）iCloudミュージックライブラリにチェックを入れる」ことした後に、そのiTunesライブラリにCD音源を追加する方法なら、お好きな音楽（アルバム/楽曲）を選択してiCloudミュージックライブラリに入れることが可能になります。

（２）iTunesからCD音源を削除しないで、iCloudミュージックライブラリ上の不要な曲を削除する場合も、（１）でご説明したように２つ目のiTunesライブラリ（iTunesフォルダ）を作成し、２つ目の iTunesライブラリ（「iCloudミュージックライブラリ」にチェックを入れた状態のiTunesライブラリ）から「iCloudミュージックライブラリの音楽情報（↓矢印の雲マーク付き=ダウンロード可能な音楽）」を選択して（不要な曲を）削除すれば、最初のiTunesライブラリからCD音源を消去することなく「iCloudミュージックライブラリ」を維持（管理）が可能になります。

もう少し具体的に、ご説明すると（１）で作成した２つ目のiTunesライブラリに「（環境設定で）iCloudミュージックライブラリにチェックを入れる」と、まず現在の最新のiCloudミュージックライブラリ（サーバー上）のすべての音楽情報が表示され、「↓ 矢印の雲マーク付き=ダウンロード可能な音楽」」として iTunes画面のライブラリに現れます。

次のその（２つ目の）iTunesライブラリから「不要と思われる音楽（曲）」を「削除」して行きます。こうすれば、１つ目のiTunesライブラリにある「CD音源」は消去されずにキチンとMacの「iTunes Media」フォルダの中の「Music」フォルダに残ります。

※ １つ目のiTunesライブラリを（optionキーを押しながら、iTunesを起動して、ダイアログから選択して）開きます。そのライブラリで「曲」一覧表示にして「iCloudの状況」および「iCloudアイコン（iCloudダウンロード列のマーク）」をみると…「削除済み」と「削除済みマークのアイコン」がそれぞれ表示されます（つまり、iCloudミュージックライブラリのサーバーから音楽情報が削除されたことを意味していて、現在はローカルのMacの中にしかCD音源=音楽（曲）ファイルが残っていない状態になります）。

iCloud ミュージックライブラリのアイコンとステータスについて - Apple サポート

（３）ただし、注意する点があり、１つ制限というか「条件」があります。iTunesライブラリを新規に作成した後にiTunesの（環境）設定から「iCloudミュージックライブラリ」にチェックを入れた２つ目の（Apple Musicを使うための）iTunesライブラリを作成するためには、Apple Musicのメンバーシップに加入して９０日間を超える継続加入が必要（条件）になります（つまり「無料トライアル期間」を終了後も継続してメンバーシップに加入されているユーザーの場合は、誰でもOKです！）。

（４）あと、できるなら（２）で削除を行う場合は、一度「すべてを選択して削除」された方がよろしいかな、と思います。

※ これは私の経験則として、おそらく「iMac上のiTunesに約40000曲の曲」（という大量の音楽ファイル）を、１度にiCloudミュージックライブラリ（サーバー上）に入れようとすると、「アップロードに失敗」する（グレーアウト表示の再生できない音楽=アルバム/楽曲がいくつも表示される）可能性があります（泣）

※ その結果、２つ目の（iCloudミュージックライブラリ設定の）iTunesライブラリを作成すると、たぶん「最初にアップロードした iCloudミュージックライブラリの音楽情報」が（↓矢印の雲マーク付き=ダウンロード可能な音楽として）大量に表示されると思いますが、それらを一度削除して、新たにCD音源をアップロード、またはApple Musicの音楽カタログからマイミュージックに追加して行くと混乱（⁉︎）もなく、比較的スムーズにiCloudミュージックライブラリを作って行けると思います。

※「前の不完全なiCloudミュージックライブラリの音楽情報を残したまま」ですと、音楽情報が重複したり、それらを探して削除する過程で、間違えて正しい音源を削除して失ったりということが発生しますから「思い切って全選択で削除する」とスッキリして（不完全な音楽情報データがサーバー上のキャッシュに残って悪さをする弊害などの）問題なくもなくCD音源をアップロードしたり、またはApple Musicの音楽カタログからマイミュージックに追加できると思います。

以上ですが、もし無事にアップロードが完了されていらっしゃるようでしたら、（４）の記載は、どうぞ「スルー」して下さいませ（汗）

追記２：

もうひとつ「大切なこと」を忘れていましたが、iPhone 6（iOSデバイス）では、一度「iCloudミュージックライブラリの設定」を「オフ（解除）」にして、２つ目の（iCloudミュージックライブラリにチェックを入れた）iTunesライブラリ（iTunesフォルダ）を作成して、上記説明の一連の作業が終わってから、再度、iPhone 6 の「iCloudミュージックライブラリの設定」を「オン」にします。

その後すぐに、iPhone 6 に音楽（楽曲）が入っている場合は、iPhone 6 上の「音楽（楽曲）を残すかどうかを確認するメッセージ」が表示されます。「ミュージックを残す」を選択しないで、必ず「削除して置き換える」を選択して下さい。そうしないと iCloud ミュージックライブラリにiPhone 6 の中の音楽（楽曲）が「アップロード」され「重複」することになり、iCloudミュージックライブラリから「（iTunes側で）削除」する場合にまたまた面倒なことになりますから…（泣）

iCloud ミュージックライブラリを有効にする - Apple サポート

追記：

今後は「１つ目のiTunesライブラリのiCloudミュージックライブラリのチェックを外して」CD音源専用のiTunesライブラリとして、活用し、「２つのiTunesライブラリ（iTunesフォルダ）を管理・利用して行くこと」になりますが、たぶん「Apple Music」をご利用する上で（万一Apple Musicメンバーシップを解約した場合も）あとあと別管理の方が簡便でスムーズな処理・対応が可能になると思います。