iPhone 6s Plusの錆び取り

>完全に赤黒くはなっておらず、

赤黒くなるのは鉄さびで、iPhoneはアルミ合金ですから赤黒くはならないです(白っぽかったり、黒かったり)。

>決定打的に上手く奇麗にする方法は見つかったのでしょうか？

アルミの腐食は内部に進行するので、これを除去するには研磨しかありませんが、研磨したら表面のアルミナ保護膜(一般には十数ミクロン程度の厚さ)も無くなって、ますます腐食しやすくなります。

外見が全く変わってしまっても良ければ、全体を平滑に研磨してから塗装をかけるとかいったこともありえなくはないですが、現実的じゃないでしょう。

腐食が進行してしまっているなら、目をつぶるか、ケースやシールでごまかすかくらいしかないと思います。

なお、6sは6よりも腐食しやすいアルミ合金を用いています(6は耐腐食性を優先して硬度が低かったため、ポケットに入れて座ると曲がるといった報告が多数り、6sは硬度優先で合金選定した)。

このため、長くきれいに使うには、普段から汗や汚れを固く絞った濡れ雑巾などでこまめに拭き取るといった手入れが大切となります。

>原理的には、iPhoneのボディのアルミ合金より、

>酸素分子を強く引き付けるイオンかなにかで、

>アルミ合金には反応しない物質があれば、それで錆び取りできる筈ですが。

化学反応だけ考えればそのとおりですが、実際問題としては還元された金属原子は元の位置に戻らないので、たとえそのような薬品があったとしても還元後の表面はぼろぼろになります。

また、繰り返しになりますが、アルミ合金の表面は腐食防止のために陽極酸化によってアルミナ薄膜が形成されています。単純に還元したらアルミナ膜もなくなってもっと悲惨なことになります。

さらに言えば、それだけ酸化力の強い薬品だと、正しい知識と適切な設備を用意して扱わないと危険でしょうね。

素材から考えて無理がある気がします。綺麗にするのは。

>私は、多汗症の気があって、手汗が人より多くてキリが無いんですよね。

そういった体質の方だとアルミ合金のガジェットは手入れが大変ですよね。

iPhone 7以降とかApple Watchなら気軽に水洗いできるのでいいのですが。

>iPhone Xを購入したくなり、気が変わってしまったのですが、

iPhone Xはステンレススチールなので、かなりマシではないかと思います(ただし、ステンレスも全く錆びないわけではない)。