macOS High Sierra クリーンインストールが失敗する(続編)
みなさま、大変ご無沙汰しております。
以前、「macOS High Sierra クリーンインストールが失敗する」で投稿させていただいた者です。
その後、自分なりに色々と検証した結果を記載しますのでご参考になれば幸いです。。。
1:MacAppStoreより、macOS High Sierraをダウンロードします。
(ちなみに私の環境下では、ネットワーク設定でDNSをパブリックなGoogle 8.8.8.8 等にしますと、
必ず、macOS High Sierraインストーラが、容量の小さい19MBのスモールインストーラになります
ので、通常の使用している環境のままでダウンロードしています。)
2:ターミナルコマンドで、USBメモリインストーラを作成します。
3:Macの電源を切ってから、SMCリセット、PRAMリセットを行います。
4:option command rでリカバリーモードに入ります。
5:ターミナルを立ち上げ、Fusion Drive の解除、および、再構築を行います。
6: スタートアップマネージャーで再起動後、(2)で作成したUSBメモリより通常通りインストールを
始めます。
7:インストール進捗のプログレスバーが概ね1/3くらいまで進行したあと、最初のエラーメッセージが
出現します。「要求が正しくありませんでしたの、コンピュータを再起動してください」
8:指示通り、スタートアップマネージャーで再起動後、次のエラーメッセージが出現します。
「パス"System/Installation/Packages/OSInstall.mpkg"は存在しないか破損しているようです。」
「macOS を再インストールしてください。再インストールするには「再起動」をクリックします。」
9:以後、無限ループとなります。
ここからが検証した事例です。
10:再度、作成したUSBメモリでリカバリーモードに入ります。
11:ディスクマネージャーで、一旦、起動ディスクを消去、再構築します。
12:(6)スタートアップマネージャーで再起動後、作成したUSBメモリより通常通りインストールを
始めます。
13:インストールが成功し、初期設定画面になります。
14:(10)の工程ではなく、再度(5)の工程でターミナルよりFusion Drive の解除、および、再構築を
行いうと、もちろんですが、Logical Volume Group の数値が変更になっているはずです。
Logical Volume Groupが変更になった初回、(6)よりのクリーンインストールが失敗します。
失敗したあとここで再度、(10)よりの工程でインストールを進めると成功します。
※USBメモリの破損可能性を考え、現在手持ちの3本で同検証をしております。
ハードウェアには素人ながら概ね私の環境下での憶測になりますので、みなさんの環境下と同様ではない事
を承知の上での参考意見として捉えてみてください。
どうも、Fusion Drive のLogical Volume Groupが変更されると、インストール時に行われる自動ファームウェア
更新に整合性がとれていない、もしくは、インストール時に必要なインストーラー内に含まれる何らかの設定
ファイルなど整合性がとれておらず上記のようなの発生するのではないかと考えています。
そもそも、インストールに失敗するという事例は、ユーザーの立場からでは、発生数が多すぎるように思われ
ますし、製品として世に出す以上、最低限(?)もしくは、一定の品質を維持して出すものだと、思うのは
おかしいでしょうかね?
Apple はこれからの2年間、macOS、iOS等の品質改善を努めるよう声明をだしていたかと思いますが、
もう少し早く、重い腰をあげての対応はできないのでのか長年のユーザーとしては残念でなりません。