HFS での運用
Mac ProとMacBook AirでSSDの交換をしました。
その際APFSで結構苦労し、結局現段階ではメリットよりデメリットの方が大きいと判断し、HFS+に戻しましたので、これに関して情報提供という意味もあり、書いておきます。
先ず初めにちょっと勘違いしていたのですが、High Sierra以降のOSはAPFSでしか動かないと思っていまいしたが、HFS+でも問題無く動きます。考えてみれば当然で、今となっては数は少ないと思いますが、HDDにOSを入れて起動している人もいるわけですから・・・。
【APFSのメリット】
・ファイルのコピーや起動が速い・・・と言われているが、ネット情報ではあまり変わらないという結果も散見される
・複数Volumeを作成している場合、Volumeのサイズ変更が柔軟
【APFSのデメリット】
・イメージ化がVolume単位ではなく、container単位でしかできない
・復元がかなりの高確率で失敗する
・ネット情報では、イメージファイルをマウントし、復元先Volumeをunmountしてからやると成功するとの情報があったが、私の環境ではこれでも失敗
・VolumeからVolumeへの復元もことごとく失敗
・しかも、最初に失敗するわけではなく、30分とか1時間かかってもう少しで終わるという段階でエラーが出て失敗するのでたちが悪い
・TimeMachineでlocal snapshotが作成される
・様子を見ていると、起動SSDの空き容量が10%程度になるまでlocal snapshotが作成される
・一般論であるが、SSDは空き容量が30%を切ると動作が遅くなると言われており、良くない
・HDDと違って、SSDには書き込み回数の上限があるため、GB単位の不要なファイルを1時間毎に書き込まれるのは嫌
・これもネット情報であるが、APFSはフラグメントしやすいファイルシステムとのこと(だからHDDには向かない?)
・SSDは空き領域がフラグメントしていると書き込みが遅くなるため、これもあまり良くない
【HFS+のメリット】
・レガシーなシステムで安定している
・イメージ化や復元も問題無く実行できる
・TimeMachineでlocal snapshotが作成されない
【HFS+のデメリット】
・古いシステムで、SSDには最適化されていない
もし、私の勘違い、より詳しい情報やデータ等あれば、コメント下さい。
よろしくお願いします。
Mac Pro, macOS Mojave (10.14.1)