当方の環境は High Sierra 10.13.6 ですが...、「選択したビデオファイルをエンコードする」を使って手元の MP4 ファイル (H264 AAC 1280x720 1.06GB 等) を何枚か変換したところ特に問題ありませんでした。
しかし、同様の問題が複数の人で起きているようですから何らかの問題があることは間違いなさそうです。それが Mojave でも直っていないのでしょうかね。
確実に問題が再現できる手順を見つけて Apple にフィードバックすればそのうち直してくれるのではないでしょうか。
回避策としては、onesize さんが示されたリンク先にあるように QuickTime Player から書き出すと良いと思います。当方では QuickTime Player でもちゃんと変換できました。
それか、こんな感じで ffmpeg で変換するとか。
#!/bin/bash
#
# usage: bash me.sh file1.mp4 file2.mp4 ...
#
[[ $# > 0 ]] || { echo "usage: bash $0 file1.mp4 file2.mp4 ..." >&2; exit 1; }
for f in "$@"; do
[[ -f "$f" ]] || continue
ffmpeg -i "$f" -v quiet -vf scale=640:-1 -acodec copy "${f%.*}_conved.mp4"
done
なお、ffmpeg は下のリンクからコンパイル済みのものがダウンロードできます。
FFmpeg
https://ffmpeg.org
FFmpeg > Download > OS X Packages > static FFmpeg binaries for macOS 64-bit
https://evermeet.cx/ffmpeg/
ーーーーー
ところで、「選択したビデオをエンコード」についてですが、当方の環境では Automator で開くと「ワークフローは、古いバージョンのアクション“メディアをエンコード”を使って保存されました。__以下省略__」と警告が表示されます。
Automator に搭載の同アクションは最新版のようなので、それを使って同じサービスを新規に作成し、問題なければアクションのバージョンの問題、ダメならワークフローの問題と切り分けができると思います。
また、同ワークフローで使われている「メディアをエンコード」アクションの在り処は
Encode Media.action
/System/Library/Automator/Encode Media.action
で、その中身を見ると、avconvert コマンド使ったシェルスクリプトを AppleScript でラッピングしてるようです。件のサービスを実行すると、Activity Monitor にも avconvert が現れるので間違いなさそう。
ということで、avconvert を使ったシェルスクリプトを Terminal から実行して、問題なければワークフローの問題、ダメなら avconvert の問題...と、さらに切り分けができそうです。
avconvert の使い方はこんな感じでしょうか。"src" のところは元ファイルのパス、"dst" は変換後のファイルのパスをそれぞれ POSIX 形式で指定します。
avconvert --quiet --preset "PresetAppleM4V480pSD" --source "src" --output "dst"
当方の環境
- Mac mini (Mid 2010)
- macOS High Sierra 10.13.6 (17G65) # セキュリティアップデート2019-002 等は諸事情により当ててません
以上、ご参考まで。