CARBON COPY CLONER使っている方へ

cccはmacosのクローン（バイナリーコードレベルで全く同じもの）を作るユーティリティです。機種が違う場合、クローンでは動きません。古い機種と新しい機種では使われてるチップも違いますので、必要なドライバーも違います。特に、マックの場合、最近の機種ではセキュリティを高めるために新しいチップT2が導入されてます。このT2はどんどん進化してますので、ちょっとでも機種（年式）が違えば、そのT2チップの機能は異なるというぐらいに思っておくほうが良いです。古い機種で動いていたmacosでは新しい機種のハードを十分機能させることはできません。T2チップはusbと深く関係してますので、極端な話、古い機種用の物では新しい機種のキーボードさえ制御できずキー入力もできない可能性が強いです（もっとも、これは何らかの方法で強引にやったとしての話です。通常は古いmacosを新マックで起動しようとした段階で進入禁止のサインが出て動きません）。

なので、機種変更の場合、たとえcccを使ったとしてもできるのは移行アシスタントによる移行しかできません。そこでご質問の件ですが、移行アシスタントで移行した場合どうなるかについて小生の予想を書いてみます（予想なので細部にわたって正しいとは限りません）。

• 旧macのcccを新マックでそのまま動かすことはできません。できるのは移行アシスタントで移行することだけです。移行アシスタントで移行した場合、少なくとも見かけは旧マックと全く同じになります。
• シンボリックリンクは多分コピーされないでしょうね。catalinaでは以前よりはるかにファイルシステムの利用の仕方が厳格に規定されてます。ユーザフォルダー内なら、割合自由に何でもできるというのは従来と変わりませんが、ユーザフォルダーを1歩でも出ることは全く許されません。なので、シンボリックリンクでユーザフォルダー外に出してるものはどうなるか分かりません。
• ソフトなどの再認証はソフトによります。再認証を要求される場合もありますし、そのまま使える場合もあります。catalinaでは32bitアプリは動きませんので、32bitのものはすべて全く機能しません。

MacBook Proの新旧でハードの相違が有ると使い難いのでは…。

TimeMachineバックアップから移行アシスタントでの移行が推奨されるのでは。

CCCで移行を行ってみて結果を掲載して頂けると有難いです。