メール.appのCPUが常に200〜500%になってしまいます
【症状】
Mac付属のメール.appが、“なにもしなくても”重いです。
アクティビティモニタで確認すると、メール.appのCPUが200〜500%くらいで高止まりしているようです。内部の温度も、通常40℃前後で安定していたのに、60〜90℃になります。
たまに負荷がかかるのではなく、メール.appを立ち上げた直後から常に高負荷の状態です(メール.appを終了すれば、Macは通常の状態に戻ります)。
【経緯】
Thunderbirdからメール.appへのデータ移行を行なっていた途中からです。
今思えば、どのファイルを移動したときから負荷がかかるようになったかを監視しておけばよかったと思うのですが、今となっては分かりません。
【試した対策】
- セーフモード
- セーフモードでのメール.appの起動(→同じ症状でした)
- メールフォルダの再構築
- ディスクユーティリティのFirst Aidを行なう
……いずれも改善しませんでした。
- Thunderbirdのデータを一気に読み込まず、なるべく小分けに読み込む
……以前にも移行を試みてまったく同じ症状が起きていたので、今度はなるべく小分けにしました。しかしそれでもやはり移行途中に止まってしまったり、移行後に「一部のデータを読み込めなかった」といったエラーメッセージ?が出るのは同じでした。
- 別アカウントでメール.appを試す
……異常なし。CPUは1%前後。
※ただしThunderbirdからの移行は非常に時間がかかるのと、2回移行を行なって2回とも同じ症状なので、Thunderbirdデータの移行作業は行なっていません。
他は、過去ログなどを参照してコンソールやライブラリデータも眺めてみましたが、自分にはよく分からなかったのでとりあえずそういった対処はまだ試していません。
【その他にも少しおかしいと感じる点】
移行したメールを見ていたら、「件名に変なスペースが空いていて、カラム?(本文の表示スペース)でも、ダブルクリックしてポップアップさせても本文が真っ白で読めないメール」がいくつかありました。
他にも、「件名にスペースがないが、やはり本文は読めないメール」や、「カラムでは読めないが、ダブルクリックでは読めるメール」などもあるようです。
数自体は1割程度でさほど多くないですが、そもそもCPU負荷で一時的に表示できないだけなのか、メール自体がおかしくなっているのかは不明です。
とりあえず発見できたものは削除して、便宜上作成したIMAPメールから差し替えました。ただ、それらのメールを一つずつ探すのはあまり現実的ではない気もしています(検索や抽出する方法とかがあればよいのですが)。
【環境】
- M1チップのMac mini(Big Sur11.4)
- 移行したメールデータは約20GBほど
- Thunderbird(POP形式)からメール.app(POP形式)への移行。移行作業は、Thunderbirdのライブラリデータ(mbox形式)をメール.appの「メールボックスを読み込む」から「このMac内」に読み込み、その後メールアカウントの下へコピーしました。
- 一応、TimeMachineは外付けHDDで常時使っています。
なにか対処法に心当たりがあれば、アドバイスをいただけないでしょうか。
よろしくお願いします。
なお、Appleのサポートの人にも聞いてみたのですが、珍しい症状で、同様の報告例はないようで対処方法も思い当たらないとのことでした(T_T)
Mac mini, macOS 11.4