画像の日付の設定がおかしいです

画像（写真）の日付はまずExifを参照します。

この撮影日と、ファイルの作成日、修正日、最後に閲覧した日などの情報は、全く異なるものです。

ストレージ間で画像をコピーした際に、その画像の作成日がどのようになるかは、クラウドやNASやOS間をまたいだ時には異なってしまうことがあります。

これはそれぞれの仕様ですので、ユーザ側ではどうしようもありません。

不変の撮影日をファイルに埋め込むためにはExifを使うしかありません。

ちょっと具体的な例を出すと

1. WEB上の画像ファイルを、あるクラウドサービス上にコピーした。
2. クラウドサービス上の画像ファイルを、Macのローカルストレージにコピーした。
3. クラウドサービス上の画像ファイルを、ローカルネットワークのNAS上にコピーした。
4. ファイル共有しているWin機に、Macのローカルストレージ上の画像ファイルをコピーした。
5. etc……

それぞれ元画像の作成日と、コピーされた画像の作成日が同じかどうかは確証がないのですよ。

これってAppleだけの問題じゃないんですよ。

例えばですね、Wordで新規書類を作成して保存したとします。

その書類を閉じることなく、別名で保存を選び、別のディレクトリに同じファイル名で保存したとしますよね。

この二つは全く中身が同じはずです。

しかし、この二つのファイルはコピーされたものではなく、新規に保存されたものですから、作成日（作成時間）はべつになりますよね。

ネットワーク越しでコピーされたファイルは、果たしてコピーされたものであるのか、それとも全く中身が同じものを新規で保存したのものなのか、それはそれぞれの仕様によるのですよ。

コピーと判断されるものは作成日含めてコピーされるでしょうが、ユーザがコピーしようと思って操作した手順が、マシン側から見るとコピーじゃなくて同じ内容のものを新規保存になってしまうかもしれません。

つまり、人間がコピーしたいと思って行なったGUIでの作業手順を客観的に見たマシンが、人間の心の中を読んで、これが作成日を含めたコピーなのか、あるいは新規保存なのかを読み解くのは、不可能なのです。

ネットワーク越しにコピーしたファイルの作成日を、もとの作成日ではなく、一律にコピーした日に修正することは技術的には難しいことではありません。

でもそうすると、それでは困るって人もいるのですよ。

「なんでコピーしただけななのに作成日が変わるんだー」ってことになります。

なので、どうしても日付で検索したい場合は、Exifの撮影日に任意の日付を入れてください。

そうすれば作成日や修正日がどんなに変わったとしても、Exifの撮影日での検索には影響しません。