iPhone14proでekycでピントが合わない

スマホのカメラには最短撮影距離というものがあります。これはカメラを被写体に近づけていってピントが合ういちばん短い距離です。最短撮影距離より近づくとオートフォーカスの範囲外になりピントは合いません。

この最短撮影距離はセンサーサイズやレンズによって決まるのでソフトウェアで変更することはできません。

iPhoneは12(ProMaxを除く)までの広角カメラは被写体にかなり近づいてもピントが合いましたが、センサーサイズが大きくなるにつれて最短撮影距離が長くなり、被写体からカメラを離さないとピントが合わない仕様になりました。

14Pro/ProMaxの広角カメラはSE2と比べると最短撮影距離がかなり長い上にさらに焦点距離が26mmから24mmに変更されたこともあってピントが合う位置から撮影すると被写体が小さくしか写らない、言い換えると大きく撮影しようとして近づくとピントが合わなくなったのです。

この問題を解決するためには、eKYCや銀行アプリ側が14Pro/ProMaxのカメラのマクロや2倍に対応する必要があります。

iPhoneの不具合ではないし、アップル側が対応できることは何もないと思われます。

“各アプリのカメラ機能を利用する部分でバグがありそうな気がするのですが。”

そうなんですよ。

既存のアプリでカメラを使用する際に、iPhone13以前しか想定されていないのが原因だと思います。

iPhone14で接写する際の焦点距離が伸びましたので、iPhone13以前とは同じ挙動ではなくなったのです。

iPhone14では、iPhone13以前よりも接写距離を遠めにし、2倍で撮影する必要がありますが、既存のアプリがそれを想定していないのですよ。

それがiOSのアーキテクチャやAPIに問題があのか、それともアプリのアップデートが追いついていないのかは、一般ユーザではわかりません。

こちらの問題はアプリに限らず、SafariのWebRTCでも起こっているため、iPhone14Pro側での対応が必要かと思われます。

iPhone14ProのSafariで以下サイトを開き、背面カメラを選択して接写が必要なもの映してもフォーカスが合わずにピンボケします。

https://webrtc.github.io/samples/src/content/devices/input-output/

ちょっとこういうテストをしてみました。

iPhone14pro、iOS16.0.3で、机の上に被写体を置いて、純正カメラアプリで30cmくらいの上からそれを写しながら徐々に近づけていくと、15cmくらいのところで、画面が切り替わるような場所があります。

これは、多分、最初は標準レンズを用いてフォーカスが合っていたのが、その地点で標準レンズの最短撮影距離より近くなってフォーカスが合わなくなるので、ワイドレンズに切り替わるのがそう見えるのではと推測しています。

多分、カメラを使うアプリでは、その機能が働かず、標準レンズで撮り続けようとするので、フォーカスが合わなくなるのではと。

（あくまで、推測です。）

純正カメラアプリでは近接した状態でフォーカスが合った写真が撮れるので、ワークアラウンドとして、他のアプリで、ライブラリで撮った写真が使える場合はそれを使う手はあります。

初期不良の可能性を疑っては？

Appleに問い合わせが良いかと…

お問い合わせ - Apple サポート (公式)

iPhone14Proシリーズの問題のようです。

今後のアップデートで改善するのか、仕様なのかはまだ謎ですが

iPhone 14 Pro、iPhone 14 Pro Maxにおいてじぶん銀行アプリの本人確認書類撮影時にカメラのピントが合いづらい事象について | auじぶん銀行

自分の場合、ekycでは無いのですが、

LINEとONE、それぞれのアプリ内でのカメラがオートフォーカスが合わず、手動でピントがあう位置に書類を動かさないと駄目でした。

各アプリのカメラ機能を利用する部分でバグがありそうな気がするのですが。

使用機種はiPhone14 Pro MAX、通常カメラの撮影は問題無いようです。

違います

特にナイトモードで遠くの景色にピントを合わせても合いません

しかも自動的に降格レンズに切り替わってしまい、それすらピントが合わない状況です

iPhone個体の問題でないなら、これはかなりの致命的な不具合ですよ

降格→広角です

失礼しました