Time Machine を使用して OS のダウングレードをしたい

> ②リカバリーモードでMacintosh HDを削除

削除なんかしちゃダメです。やるのは消去です。

削除するとボリュームが消えるので、次にmacOSを再インストールしようにも再インストール先がないためどうにもできなくなります。消去にすれば、新しいMacintosh HDのボリュームを作成してくれるので、そこにインストールできます。削除と消去には大きな違いがありますので、ディスクをフォーマットする時はその違いをよく意識してないとどうにもできなくなります。

また消去でも、Macintosh HDのボリュームのみ消去するのではなくて、Macintosh HDボリュームグループ全体を消去にします。（あるいは、ディスクユーティリティの表示を全てのデバイスを表示にして物理ディスク（APPLE SSD ...とかの名前のもの）が見えるようにして物理ディスク本体を消去とする）。最近のmacOSではMacintosh HDは相互に密接に関係する複数のボリュームからできてます。ダウングレードする時はこれら全てを消してないとエラーでどうにもならなくなります。

macOSをダウングレードする時にはダウングレード先のusbインストーラを作成するのはもちろん、現在のmacOSバージョンのusbインストーラを用意してからかかる方が身のためです。特にAppleシリコン機ではインターネット復元というのはできないため、元に戻すのもusbインストーラがないと苦労しかねません。timemachineで復元といっても、macOS本体はインストーラでインストールしてからしかtimemachineの復元はできませんので、usbインストーラがあるのとないのでは大違いです。

異なるmacOSバージョンをインストールしようとして、usbインストーラで立ち上げても、また再起動して元のバージョンのmacOSユーティリティが立ちあがろうとすることがよくありますので、注意が必要です。そんな時はもう一度usbインストーラで立ち上げるようにする必要があります。

> Macintosh HD消去前（管理者を消去前）に「起動セキュリティ」の設定を変更する必要

必ずしもそうでもないです。

起動時option + command + r（インターネット復元）として立ち上げれば、できないと言われますが、その時に画面左上に復旧アシスタントがあります。これをクリックするとMacを消去がありますので、これをクリックします。すると自分がそのmacそのmacで使ってたApple IDとパスワードを入力を促されます。これをクリヤできると、アクティベーションできましたの画面になって、普通にインターネット復元ができるようになり、復旧ユーティリティが立ち上がります。このままmacOSをインストールしても良いですが、この時にインストールできるのはsonomaになります。ここで起動セキュリティユーティリティの状態を変更できます。

変更すればusbインストーラから立ち上げることができます。そうすれば、あらかじめ用意したmacOSバージョンのusbインストーラで起動して、そのmacOSバージョンをインストールできます。

あるいは、もし、monterey以上のmacOSが動いてる別のmacがあるなら、そのmacとusbケーブルで接続してmacOSをインストールすることもできます。この方法だとファームウェアを直接インストールしますので短時間でインストールできます。

Mac のファームウェアを復活させる／復元する方法 - Apple サポート (日本)

sonomaとそれより古いバージョンではやり方が少し違いますが、上のサポート記事には必要なリンクすべてあげてます。

可能なら、念のため今のユーザーフォルダをバックアップしておいた方が良いかも。

あくまで念のためですけど。

Time machineのバックアップがいつのものかがキーになるのでは。

Time machineのバックアップより古いMacOSには復元（移行）できないと予想するけど。

マニュアルコピーはできるかも。

> 下層要素であるMacintosh HDだけでなく、すべて消去しないとエラーになる

そうです。

Macintosh HD、Macintosh HD - Data以外にも、不可視のボリュームが色々あります。それらを全て消しておく必要があります。インストール時はまっさらのMacintosh HDのボリュームのみ作成しておけばその他のボリュームは自動で作成されます。

ちょっと訂正：

> ここで起動セキュリティユーティリティの状態を変更できます。

これは嘘でした。

一旦macOSをインストールしてから、再起動し、command + rとして内蔵ディスクから復旧ユーティリティを立ち上げてからでないと起動セキュリティの状態は変更できないようです。