過去のファイルを移動したり名前を変えたりしただけで、フォルダの奥底に沈んでしまう現象、本当に不便でストレスが溜まりますよね。おっしゃる通り、以前のiOS(あるいは昔のパソコンの感覚)では「いま触ったファイル」が自然と上に来ていたため、近年の仕様変更(ファイルの厳密な作成日・変更日を維持するUnix系の管理思想への移行)によって、かえって使いづらさを感じているユーザーは非常に多いです。
中身を直接編集できないPDFなどのファイルを、フォルダの上位(最新位置)に強制的に持ってくる、あるいは見失わないようにするための5つのワークアラウンド(回避策)を提案します。状況に合わせて使いやすいものを試してみてください。
1. 「コピー」ではなく「複製」を使ってから移動する
ファイルアプリの「コピー」はメタデータ(作成日・変更日)をそのまま引き継ぎますが、「複製」を使うと「完全に新しいファイル」として生成されるため、変更日が「今日」になります。
- 元のファイルを長押しして 「複製」 をタップする。
- その場にできた「〜のコピー」というファイルを目的のフォルダに移動する。
- 移動先では「今日」のファイルとして最上部に表示されます(必要に応じて名前を元のものに戻す)。
2. マークアップで「見えない編集」を加える
PDFの中身を書き換えなくても、ファイルアプリ上で「編集した実績」を無理やり作ることで、変更日を「今日」に更新できます。
- ファイルアプリでPDFを開く。
- 画面右上(または右下)の ペンアイコン(マークアップ) をタップする。
- 適当なペンで画面の端に小さく点を打つ(または、一瞬線を引いてから画面上の「元に戻す(矢印)」ボタンで消す)。
- そのまま「完了」で閉じると、ファイルシステム上は「中身が更新された」と認識され、変更日が現在時刻にアップデートされて最上位に浮上します。
3. 「タグ」を一時的な目印として活用する
並び替えを「日付」ではなく「タグ」にすることで、いま触っているファイルを最上部に強制表示できます。
- 移動したいPDFを長押しして 「タグ」 を選択し、適当な色(例:レッド)をつける。
- フォルダの右上にある「…」ボタン > 「並び替え」 > 「タグ」 に変更する。
- タグがついたファイルがフォルダの最上部にまとまります。用が済んだらタグを外せば元の位置に戻ります。
4. リネームではなく「新規フォルダ」へ入れる
名前を変更しても日付が変わらない場合は、一時的にそのファイルを格納するための「今日作成したフォルダ」を同じ階層に作り、そこに対象のPDFを入れます。フォルダ自体の作成日が「今日」になるため、フォルダごと上位にキープできます。
もし移動した瞬間にどこかへ行ってしまった場合は、フォルダ内を探すのではなく、ファイルアプリの左下にある 「最近使った項目」タブ を開いてください。
ここにはフォルダの場所に関係なく、「最後にアクセスした順番(秒単位)」 でファイルが並ぶため、いま移動したばかりのPDFが必ず一番左上に表示されています。ここから再度長押しして操作する方が探すより圧倒的に速いです。
まずは手軽にできる 「2. マークアップで一瞬だけ編集する」 か 「最近使った項目タブを見る」 を試してみてください。