> Iphotoのデータを/ユーザ/共有/に置いても、アクセス権(その他を「読み書き」にしてお
> く。)に注意すれば大丈夫だと思います。但し、時にアクセス不能になることがあるので、
> ぴっぴさんのご説明のアクセス権について、理解しておくことが必要です。
『アクセス権(その他を「読み書き」にしておく』と言うのは、フォルダに対して 777、ファイ
ルに対して 666 のパーミッションになると思いますが、「その他」(everyone) に rwx を許可す
るのは本当に誰にでもアクセスを許可させる意図がある場合でなければ良くないです。
Mac OS X では「ディレクトリアクセス」(/Applications/Utilities/Directory\ Access.app) で
明示的に「BSD ローカルファイル (/etc) を認証に使用」を有効にして /etc/group や /etc/
passwd の BSD flat file を編集するとか、「NetInfo マネージャ」(/Applications/Utilities/
NetInfo\ Manager.app) でローカルドメインの NetInfo に対して groups ディレクトリを編集す
る以外に容易にグループアカウントを新設する機能が標準では提供されていませんので、複数
ユーザで共有したい場合、「その他」(everyone) に「読み書き」の権限を付与してしまいがちで
すが、特定の複数ユーザのみに許可したいのなら、グループアカウントをコントロールして 770 と
660 に、自分自身に読み書き権限と自分の属するグループに読み出し権限を許可する場合には 740
と 640に、自分のみに読み書き権限を許可する場合には 700 と 600 にするのが筋です。
Mac OS X 標準でグループアカウントの作成や管理を容易にする GUI が無いので、「Mailのデー
タを移動させたい」と言うスレッドで紹介したように、サードパーティが提供するグループアカ
ウント管理ツール(「Users & Groups」や「User Manager」)を使うといいです。
夫婦と男の子 2 人、女の子 2 人の 6 人家族 + 下宿人 1 人という構成を例にして考えてみます。
例えば、
父親 dad
母親 mom
長男 boy1
次男 boy2
長女 girl1
次女 girl2
と言うユーザアカウントがあった場合、
family dad, mom, boy1, boy2, girl1, girl2
parents dad, mom
kids boy1, boy2, girl1, girl2
boys boy1, boy2
girls girl1, girl2
men dad, boy1, boy2
women mom, girl1, girl2
の様にグループを作成して、770 と 660 でコントロールすれば、緻密なアクセスコントロールが
可能になりますが、777 と 666 だと、家族でない下宿人にもアクセスを許すことになります。グ
ループをコントロールせずに「その他」へのアクセスを許す 777 と 666 を便宜上多用するのは、
アクセス権管理の持つ本来の意図からかなり離れた運用と言うことが出来ます。
> 複数人で編集などをするのであれば、iphotoを編集管理するための専用のアカウントを作って、
> そこにいれるのがベストでしょう。
同様に共用アカウントというのも便宜上、便利ではありますが、グループコントロールさえしっ
かりすれば、必要ありません。