バッテリーの調整の方法
MacBookProではバッテリーの仕様がかわり、完全に放電して自動的にスリープになってから5時間以上放置するようにと説明があります。しかしどの程度までスリープをさせればいいのでしょうか?聞いた話ではスリープのランプが点灯しなくなるまで、つまりバッテリーが完全に放電するまで放置するようにという話を聞いた事があります。初歩的な質問なのですが、ご教示頂ければ幸いでございます。
MacBookProではバッテリーの仕様がかわり、完全に放電して自動的にスリープになってから5時間以上放置するようにと説明があります。しかしどの程度までスリープをさせればいいのでしょうか?聞いた話ではスリープのランプが点灯しなくなるまで、つまりバッテリーが完全に放電するまで放置するようにという話を聞いた事があります。初歩的な質問なのですが、ご教示頂ければ幸いでございます。
> MacBookProではバッテリーの仕様がかわり、
バッテリーの仕様が変わったというよりは、スリープの仕様が変わったという方が正しいかも?
こちらをご参照ください。
【コラム】OS X ハッキング! ( http://journal.mycom.co.jp/column/osx/179/ )
MacBook/MacBook Proでは、hibernatemode=3 (セーフスリープと通常スリープの併用) がデフォルトの設定ですが、これはバッテリーの残量が少なくなると強制スリープに入るところまでは以前の設定と同様ですが、その状態が長時間に及ぶとセーフスリープ(メモリの内容がHDDへ書き出され冷凍睡眠状態、バッテリはほとんど消費されない)に移行します。5時間以上放置するようにというのは、セーフスリープになるまでおいておくようにということなのだと思います。
セーフスリープに入るとスリープランプが消灯し、AC電源を接続しただけではスリープから復帰せず電源ボタンを押す必要があります。
セーフスリープに移行するまで放置する必要性ですが、どうもMacBook (MacBook Proも同様かは未確認) はそれまでの機種よりもスリープ時のバッテリー消耗が激しく、以前の機種のデフォルト設定 (hibernatemode=0) にすると強制スリープに入った状態で3-4時間放置すると完全にバッテリーを放電してしまい電源が落ちます(PBの場合は一晩でも大丈夫だった)。つまりはhibernatemode=3の場合、通常スリープよりもバッテリーの残量に余裕のある状態でスリープし、完全に使いきる直前になるとセーフスリープモードに移行する、だから、強制スリープに移行直後だとまだバッテリーに余裕があるのでバッテリーのリセット効果が得られないので5時間以上放置する必要があるということなのではないかと推測しています。
# これだけ長々と書いてしますが、あくまでも推測です。
なので、
> 聞いた話ではスリープのランプが点灯しなくなるまで、つまりバッテリーが完全に
> 放電するまで放置するようにという話を聞いた事があります。
完全に放電(システムが落ちるまで)だとバッテリーには良くないので、このスリープランプが点灯しなくなるまでというのはセーフスリープモードに移行するまでということなのだと思います。
ただ、寝る時と外出する時以外はほぼMacに依存する生活をおくっているので、外出前や就寝前にうまいことバッテリーを使いきるというのが案外難しいというかめんどくさいというか・・・ なので、バッテリーのリセットをしたいときにはhibernatemode=0にしてからバッテリーを使い切り、強制スリープに入ったら即座にAC電源を接続(強制スリープのまま3時間以上放置しないように)するようにしています。
# 本当にこれをやっても大丈夫なのかは保証できませんのでお勧めはしません。あしからず。
長々と書いてしまいましたが、参考になれば幸いです。
HAL 様
ご丁寧なご説明、ありがとうございました。私も今朝図書館でMBPを使っていてそこでバッテリーを使い切り、昼間は美容院に行って昼寝をしていたらスリープランプが消えていましたので、今は充電をしています。もう一つ持っているPB(Ti・550MHz)は完全にバッテリーが故障してしまっているので、そちらは購入しなければならないと思っています(OS9を使いたい時にどうしても必要なので)。
ご丁寧なご教示、ありがとうございました。
>どの程度までスリープをさせればいいのでしょうか?
「何時間くらい?」という意味でしたら、バッテリーの健康状態(劣化度)によります。私のMBPは今のところ「Good(容量)/Good(信頼性)」という評価が出ているので、いたって呑気に5〜10時間くらい放置していますが、あまり厳密ではありません。使用一年以上経過した古いバッテリーや自己放電の大きいセルが混じったバッテリーならば、残量表示0%(と言っても規定の放電終止電圧に達したという意味で、まだエネルギーは少し残っている)状態であまり長いこと放置すると、すみやかに使用厳禁領域(約2.3V〜2V以下)まで電圧が低下する恐れがあるため、注意が必要です。
「(最低)5時間」の線を守っておられればよいと思います。
>完全に放電して自動的にスリープになってから5時間以上放置する
残量0%まで放電して強制スリープに入った後なら、パワーボタンを(LEDが消灯するまで)少し長めに押して電源を切ってもかまいません。セーフスリープも電源OFFも、要はバッテリーからMac本体への給電を止めるということです。(電源を切ってもバッテリー内蔵の電子回路の最低動作電圧は確保されています。)
「5時間以上放置する」のは、安全上、電池パックの保護回路や残量測定回路の最低動作電圧を下回らない範囲で、なるべくギリギリまで少しずつ放電させるためではないかと思います。(一回の放電電流量の値が大きいほど次回に完全充電できる容量も大きくなります。)
また、バッテリーの残量を正確に算出するためには、残量測定回路が電池パックの流入及び流出電流を測定してクーロンカウンタ(電流積分器)でそれを積分する必要がありますが、このクーロンカウンタをリセットするにもある程度の時間を要します。
参考: MBPに採用されているかどうか不明ですが、セル数の多いバッテリーでセルのバランシング回路付きのものですと、すべてのセルの電圧を均質にするために、放電末期には電圧の低いセルの放電を停止して、他のセルたちが追いつく(規定の放電終止電圧に近づく)まで「待たせて」おきます。そのため、みんなが揃うまで時間がかかります。
バッテリー調整をする時には、システム環境設定の省エネルギー・パネルで、ディスプレイもコンピュータも「スリープしない」設定にしておきます。「可能な場合はハードディスクをスリープさせる」のチェックもはずします。(ディスプレイ輝度を下げるのは差し支えありません。)
というのは、この調整をする目的は、バッテリーの(寿命を延ばすことではなく)残量測定回路の誤差修正/リセットですから、充電量100%から0%まで、なるべく一定の消費電流で切れ目なく放電させた方が、流出電流を正確に測定できるのです。
一度完全放電した後に再びフル充電すると、電池パック内の残量測定回路及びそこから情報を伝えられたMac本体側のパワーマネジメント・システムが、その時点での電池パック容量値を学習し、残量データを書きかえて更新します。
最近の省エネ設計のラップトップでは、スリープ時に本体の消費電流が激減してほとんどゼロに近くなりますので、バッテリー調整の放電中にスリープが入ると、そこで放電ストップと解釈されて次回の完全充電容量が実際より少なく見積もられ、残量表示が不正確になります。
理想的には「1C」での放電と言って、電池の定格容量に等しい放電電流で(例えば定格容量1000mAhのセルなら1000mAの消費電流で)一時間で完全放電させると、計測誤差を最小限に抑えられるのですが、実生活上のラップトップでは、バッテリー調整時に放電/消費電流のレートを常に1Cに保つことはできません。
せめてもの次善の策(?)として「スリープしない」設定にしておきます。
HALさん、質問です。
>バッテリーの残量が少なくなると強制スリープに入るところまでは以前の設定と同様ですが、その状態が長時間に及ぶとセーフスリープ
デフォルトの設定(hibernatemode 3)では、「予備電源で動作中」の警告が出て更に残量0%まで放電した後に入る強制スリープは、すでにセーフスリープかと思っていました。ちがうのかな? この時点でACアダプタにつなげば普通に起きるのですか??(← ここでつなぐとバッテリー調整のために放電した甲斐がなくなるので、まだ試したことがない。)
私は強制スリープに入った直後に電源を切ることが多いです。電源を切っても切らなくても、5時間以上放置します。その後、ACアダプタを接続してパワーボタンを押すと、グレイ画面のセーフスリープ・モードから起動します。
>どうもMacBook (MacBook Proも同様かは未確認) はそれまでの機種よりもスリープ時のバッテリー消耗が激しく
容量いっぱいの元気なリポ電池をそろえるのはほんとにむずかしいですね。一つのバッテリー・パックに使用するセルを同一ロット内に限定しても、まだ相当のばらつきがある。
ラップトップのスリープ時や保管時(電源Off時)にバッテリーが早く消耗するのは、自己放電の大きいセルや電池内部の微弱なショートが原因のこともあるそうです。電池の周辺温度が高い時も自己放電によるエネルギー・ロスは大きくなります。
ご参考までに。
> デフォルトの設定(hibernatemode 3)では、「予備電源で動作中」の警告が出て
> 更に残量0%まで放電した後に入る強制スリープは、すでにセーフスリープかと思っていました。
強制スリープ直後は少なくとも通常のスリープのようです。
何時間後にセーフスリープに移行するのかはまだ確認していません。
# 確認するためには、数時間何もしないでMacの前に張り付いている必要があるのでなかなか確認するには至っていません (^^;
> (← ここでつなぐとバッテリー調整のために放電した甲斐がなくなるので、まだ試したことがない。)
ACアダプタを接続してみなくとも、通常のスリープならばスリープランプが点滅していますし、セーフスリープに移行すればスリープランプが消灯するので確認可能かと思います。
> 私は強制スリープに入った直後に電源を切ることが多いです。
> 電源を切っても切らなくても、5時間以上放置します。その後、
> ACアダプタを接続してパワーボタンを押すと、グレイ画面のセーフスリープ・モードから起動します。
強制スリープに入った後に電源ボタンを長押ししても、ACアダプタを接続するとセーフスリープモードから復帰するのであれば電源は切れていないのではないでしょうか?
そもそも、セーフスリープに入っているのにそこで電源を落としてしまったら、わざわざメモリのデータをハードディスクに移した意味がないし、保存していないデータは失われてしまうし、システムにもマシンにも良くないと思うのですが、実際のところどうなのでしょう・・・?
>ACアダプタを接続してみなくとも、通常のスリープならばスリープランプが点滅
>していますし、セーフスリープに移行すればスリープランプが消灯するので確認
>可能かと思います。
スリープランプが消灯したのは,強制電源断の印です。その後は,例え電力が回復しても,電源スイッチを押さないと起動しないのはそのためです。要するに,これは完全に電源を断っています。(ただし作業内容は保存された上で,電源が落ちています)
>強制スリープに入った後に電源ボタンを長押ししても、ACアダプタを接続すると
>セーフスリープモードから復帰するのであれば電源は切れていないのではないで
>しょうか?
電源長押しで電源を断つことができます(出来るはずです)。
>そもそも、セーフスリープに入っているのにそこで電源を落としてしまったら、
>わざわざメモリのデータをハードディスクに移した意味がないし、保存していない
>データは失われてしまうし、システムにもマシンにも良くないと思うのですが、
>実際のところどうなのでしょう・・・?
電源を落としてもデータは失われません。そのためのセーフスリープモードです。
PowerBookG4 (Double-Layer SD)以降は,システムがスリープに入る前に、デスクトップ設定、開いているアプリケーション、作業中のファイルなどメインメモリのコンテンツを、ハードディスクドライブに保存することになっています。ただ,スリープ復帰時に毎回このスリープイメージを復元する作業をしていたら,OSXの売りの一つにもしている,「スリープからの復帰が早い」という宣伝文句が使えなくなります。そこで電気が充分供給されている,通常の時は,スリープイメージは保存されているものの,スリープ復帰時には使用しないのです。
それが使用されるのは,何らかの原因で,スリープ中に電源が断たれた時だけです。非常にわかりづらいと思うので,以下をお試しください。
1.現在作業中のMacBookをスリープ
2.ACアダプタを抜く。バッテリーも抜く!!(スリープ中ですので,何も動作していないので,ほぼ問題ないはずです)電源落ちます。
3.バッテリーやACを戻す。
4.電源ボタンで起動する
5.セーフスリープから復帰中を示すプログレスバーが表示される。
6.あらまあ,さっきの作業中の画面のまま。
えーと,まあ実際に試す必要はないかもしれません。あと,セーフスリープが搭載されていない機種の方は,決して行わないでください。私は実演を見せてもらったことがありますが,ああ,そういうことかってよくわかりました。
HALさんのおへんじとyagiさんの解説を、ありがたく読ませていただきました。
>スリープランプが消灯したのは,強制電源断の印です。
>電源長押しで電源を断つことができます(出来るはずです)。
>電源を落としてもデータは失われません。
>(前略)あらまあ,さっきの作業中の画面のまま。
…という次第で(← 杜撰!)私はバッテリー調整時に限り、放電末期の強制スリープに入った直後、パワーボタンちょっと長押しで電源を切り、LEDを消灯させております。強制電源断が早いか遅いかの違いだけで、データやシステムに悪影響はないと思います。
MBProユーザーズガイドのバッテリー調整の説明には、強制スリープに入った後の手順が次のように記載されています。:
「5時間以上、コンピュータの電源を切った状態またはスリープ状態にします。」
わざわざ書いてあるのだから「電源を切っ」てもいいんだと解釈しました。
>それ(スリープイメージ)が使用されるのは,何らかの原因で,スリープ中に電源が断たれた時だけです。
バッテリー残量が10%未満になったあたりから出始める「予備電力で動作中」のアラートにも、電源に接続しない場合は「メモリ内容を保持するため」数分後にスリープに入る、と書いてあります。もうすぐ電源断になってもいいようにHDDへの書き込みをしてから就眠するんだろうなと思っていました。(ので、LEDランプが普通に点滅していても一種の「セーフスリープ」と受け止めていました。)
因みに、寝入りばなにすぐACアダプタをつなぐとそのとたんに起きます。ここでアダプタに接続しないで一度電源を落とせば、次回(充分な電力供給をした時)は、パワーボタンを押すとプログレスバーのあるグレイ画面から起動するのでしょうね。
hibernatemode=3に対して私の中でいくつか誤解があったようです。
スリープ時にバッテリーが交換できるのは知っていたのですが、それはスリープランプ消灯時の話で、通常スリープ(スリープランプ点滅時)にはできないのだとばかり思っていました。
実際は、hibernatemode=3のときは通常スリープに一見見えるけどそうではなくて電源が落ちると即座にセーフスリープに移行できるのですね。
つまりは、バッテリー使用時に強制スリープに入った直後は通常スリープ(スリープランプ点滅&AC電源を刺せば即スリープ復帰状態)で、その後長時間放置するとセーフスリープ(スリープランプ消灯&電源ボタンを押すとプログレスバー)に移行するのはバッテリーの完全放電(バッテリーを外してしまうのや電源ボタンを長押しで落とすのと同じこと)がトリガーになるということなのでは?
と、考えた場合、強制スリープ直後に電源ボタン長押しで強制的にセーフスリープに移行させてしまうのはバッテリーの完全放電を妨げることになるのではないかと思うのですがどうでしょう?
# そして、hibernatemode=0にして強制スリープさせる方法も意味がないのではということにハタと気づく・・・・
>通常スリープに一見見えるけどそうではなくて電源が落ちると即座にセーフスリープに移行
電源が落ちてからメモリの内容をHDDに書き込むことはできませんから、スリープに入る前にその操作をすませている(→ いつ何時電源が落ちてもいいように)ということですよね?
hibernatemode 3 では、「スリープ」のボタンを押すと毎回その時のメモリ内容を(全部ではないかもしれませんが)HDDに保存してから眠ることになっているのではないのですか? 目覚める時、この保存イメージを復元して使う(スリープ中に電源が切れた場合)か、使わない(通電中ならRAMが健在)かのちがいだけで。
「スリープ」の操作をしないでいきなり電源断になった場合は、もちろん作業内容は失われますけど。
>強制スリープ直後に電源ボタン長押しで強制的にセーフスリープに移行させてしまうのはバッテリーの完全放電を妨げることになるのでは
残量0%になってから5時間も寝かせておけば、メーカーの目標最低電圧まで下がると思います。本体への給電が止まっても、電池パック内の電子回路が微量ながら電力を消費しますし、電池の自己放電も(高温環境では特に)考慮していいと思います。
強制スリープに入った時点で、「完全放電」とみなされる規定電圧またはその一歩手前ぐらいまでは到達しているはずなので、あとは微調整してセルをなるべくまんべんなく放電させ、電圧レベルをそろえるだけではないかと思うのですが。
「完全放電」時の電圧が仮に3V/cellと定められているとしたら、いきなりそれ以下に電圧が下がってしまわないように、なおかつセル電圧が3Vギリギリまで下がるように、長い時間をかけて少しずつ安全に放電の仕上げをするのではなかろうかと推測しています。(クーロンカウンタの精度を上げるためにもリセット時間を充分とった方がいいと聞いたことがあるような…)
だから、5時間以上放置という条件がつくのじゃないかな?
> 目覚める時、この保存イメージを復元して使う(スリープ中に電源が切れた場合)か、
> 使わない(通電中ならRAMが健在)かのちがいだけで。
そういうことです。ここを私は理解していなかったんです。
> 残量0%になってから5時間も寝かせておけば、メーカーの目標最低電圧まで下がると思います。
hibernatemode 0でも3-4時間はスリープ状態にあることから、強制スリープに入る段階でもまだそれなりにバッテリー残量が残っているということと、通常スリープ状態(スリープランプが点滅している状態)ではそれなりにバッテリーを消耗するということが伺えます。
hibernatemode 0でも3でも残量は同じ段階で強制スリープに入るが、0だとRAMのデータを保存していないので完全にバッテリーを使い切ってしまえば電源が落ちてしまいデータも失ってしまうが、3ならばRAMにデータが保存されているのでAC電源をさせばプログレスバーが表示されそのまま復帰でき、データを失うことなくバッテリーを使い切ることができるということです。
つまりは何がいいたいかというと、通常スリープ状態(スリープランプが点滅している状態)でバッテリーを使い切ることが重要なのであって、強制スリープに入った直後に電源を落としてしまったら残量は残ったままで、5時間程度では完全に放電はしきれないのでは?ということです。
再び横からすいません。
あ,まず,トピック主さんのやり方は,それでOKだと思います。
(すいません,前回肝心なトピック主さんへのリプライを飛ばしてしまいました)。
HAL様,Sari様
アップルが当初間違えた文書で,ちょっと勘違い入っているような・・・。
それとも私が大間違いだったりするかもしれませんが・・・。
一応,手順ですが,
http://docs.info.apple.com/article.html?artnum=86284
以下,上記アップルの文書の抜粋です。
PowerBook G4 (15-inch Double-Layer SD) および MacBook Pro の場合、これらのコンピュータ用として新たなバッテリーが採用されたため、バッテリー調整方法が変わりました。これらのコンピュータをお使いの場合には以下の手順に従ってバッテリーを調整してください。
1.電源アダプタをつなぎ、PowerBook あるいは MacBook Pro のバッテリーを、電源アダプタプラグのリングあるいは MagSafe アダプタのコネクタの充電ランプ (LED) がグリーンに変わるまでフル充電します。メニューバーにある“バッテリーの状況”でバッテリーがフル充電されたことが分かります。
2.少なくとも 2 時間は、フル充電の状態のままにしておきます。この間は電源アダプタを差し込んだ状態、あるいは MagSafe アダプタのコネクタを接続した状態のままであれば、コンピュータを利用いただけます。
3.コンピュータが電源がまだ入っている状態で電源アダプタを外します。コンピュータのバッテリー残量が少なくなり始めます。この間にコンピュータをご利用いただくこともできます。バッテリー残量が少なくなったら、ディスプレイ上に警告メッセージが現れます。
4.コンピュータがスリープするまでそのままにしておきます。バッテリー残量が残り僅かになったら、コンピュータがスリープする前に、すべての書類を保存してアプリケーションを閉じておきます。
5.コンピュータの電源を切ります。または 5 時間以上、スリープ状態のままにします。
6.電源アダプタを接続し、バッテリーが再びフル充電されるまでそのままにしておきます。
(抜粋はここまでです)
5.が,当初の説明では,
「5時間以上、コンピュータの電源を切った状態またはスリープ状態にします。」
と間違っていたので,Sariさんもそれを引用したのですよね?
多分,アップルがAppleの文書を日本語に訳す時に,for 5 hoursがスリープへかかっているのを,電源オフにもかかっていると勘違いしたのではないかと思います。
ですので,強制スリープに入った後に,自分で電源を切るか,数時間以上放置することで電源が切れるのを待つか,どっちでもいいってことだと思います。つまり強制スリープに入った後に,さらに放電させることを目的にしているわけではなく,以前のバッテリー調整時と異なり,充電前に一旦電源を切る必要があるということだと思います。
同じ話が本家のボードにもあがっていたと思いますが,今はうまく見つけられませんでした。どっかにあるはずです。解決の星マークが付いていたと思います。電源を切るか,スリープ5時間以上のどちらかでいいという結論だったと思います。
yagiさん 詳細な説明をありがとうございます。
つまりはバッテリーのキャリブレーションに必要なのは、バッテリーの完全放電ではなく、電源を落とすという操作だということなのでしょうか。
それならば、orとせず電源ボタンの長押しでシステムを落とすようにという指示だけで十分な気がするのは私だけでしょうか (^^;
そっちの方が明らかに操作が楽なのに、5時間以上放置する操作の必要性は?
何となく消化不良気味です・・・ (^^;;
HAL様
ちょっと謎ではありますよね。でも,'or more specifically'とかだと,そっちの方がさらに効果的だろうとか思いますが,ただの'or'であるので,多分効果は違わないはずですよね。(技術部門から挙がった意見を,サポート部門が文章にする時に間違えた可能性も無くはないですが....)
ただ,放電に関しては,強制スリープに入った時点ですでに予備電源扱いですから,過放電に弱いとされるリチウム系のバッテリーで,それ以上の放電をあえてさせようとするのも何か変な気もしますし,何なんでしょうね?新しいうちはいいとして,古くなってきたらあまり良くないような気がします。
無理矢理解釈すれば,なぜ5時間かというのは,個々のバッテリーの違いを考慮しても,5時間あればほぼ電源が落ちるだろうということでしょうか。
あと,電源長押しによる電源断は,OSXユーザにとって,まず必要ない操作ですよね。何となく抵抗があって嫌な人は,スリープのまま放っておけばいずれ電源が自然に落ちるよってことでしょうかね?
もしかしたら,Sariさんのおっしゃるような,厳密な放電管理をしているのかもしれません。そうなると,そのうちまた文書が変更になるかもしれませんね(笑)。
Dolphin826さん、HALさん、yagiさん、こんばんは。
私も連日、横から失礼します。(なぜか気になる電池のハナシ…)
yagiさんご紹介のリンクから更に当該記事のオリジナルページにさかのぼってみました。問題のセンテンスはこれですね。:
> 5. Turn off the computer or allow it to sleep for five hours or more.
いやはやこれはまた。拍子抜けしちゃった。要するに、(強制スリープに入った時点で一応放電ゴール達成というか規定電圧まで下がっているのだから)たまたまその場に立ち会っていれば電源を切ってもいいし、仮に席をはずしていても、せいぜい5時間もたてば勝手にシャットダウンして過放電を(なるべく)防ぎますからご心配なく、ということですね。なあんだ! それなら、強制スリープに入ったらすぐ電源を切って、すぐまたACアダプタにつないで充電を始めたっていいじゃない?
…かと言えば、実はそうでもないのです。(もちろん、お急ぎの時はそうしてもかまいませんよ。残量ゲージはひとまず「0%」にリセットされていますから。)
これまで、電源を切った後も律義に5時間以上待ってバカを見たと思っている方(私もです)、安心して下さい。
>過放電に弱いとされるリチウム系のバッテリーで,それ以上の放電をあえてさせようとするのも何か変な気もしますし,何なんでしょうね?
これはバッテリーの放電というよりは「休息」が主目的なのだと思います。電池を充放電ストレスから解放してしばらく休ませるのは、必ずしも悪いことではないからです。(その方が電池状態も安定します。)
電池メーカーがリチウムイオン/ポリマー電池のサイクル寿命のテストをする時も、連続的に絶え間なく完全充放電を繰り返すのではなく、完全放電後に例えば2時間の休息をおいてから再充電を始めるというようなパターンで行うことがあります。そして、充放電の合間にこうして電池を休ませた方が、休みをまったく入れない場合よりも容量劣化が遅いのです。(新しい電池の場合)
>新しいうちはいいとして,古くなってきたらあまり良くないような気がします。
ご心配ごもっとも。深く放電しすぎると寿命が縮まるリポ電池の性質を考えると、強制スリープ後は早めに電源を切って完全に放電を止めた状態で、数時間「休息」させた方が、過放電のリスクは少ないでしょう。
とはいうものの、昨今のラップトップは超低電圧で動作するのが自慢でもあり、スリープ中の消費電力は微々たるもの。電池はほぼ休眠状態です。5時間ばかり寝かせて自然にシャットダウンするにまかせても、過放電による深刻な被害は起こりにくいと思われます。(そのへんは、機器メーカーが放電禁止電圧をやや高めに設定することで、過放電予防策を取っているはずです。)
だから、HALさん、さいごに電源を切っても切らなくても、どっちでもいいんですよ。ねえ?
師走のお忙しい時にお騒がせしてすみませんでした。yagiさんも、適切なフォローアップを本当にありがとうございました。
# 赤いiPod、くるくるかわいいですね。クリスマスには透明ネットに入れて、スライドショーを再生させながらモミの木に吊るしておくと、バッテリーは何時間くらいもつでしょうか……
バッテリーの調整の方法