ディスクユーティリティで復元したものは起動ディスクにできない？

イメージのスキャンは CPU のパワーにもよりますが、割と時間のかかる作業です。18G もあるなら、遅い CPU なら 5時間以上かかるかもしれません。数G 程度のイメージを 1GHz 超のマシンでスキャンしても小一時間はかかったように思います。何も他に作業をしていない状態でそのくらいかかりますから、他にアプリケーションが動いている状態ではもっとかかると思います。わたしがスキャンをかけるときは、寝る前などに行っています。
スキャン自体はイメージがきちんと作れていることの１つの保証になるのでやるにこしたことはないですが、スキャンをかけていないイメージでも復元することは可能です。ディスクユーティリティでいうと「チェックサムをスキップ」するのと同じことになりますが、asr のコマンドを打つ際に「 -nocheck」と加えてやればよいのです。加える場所はどこでもいいのですが、今まで同様他のものに続けて打たないで、半角スペースを１字空けることを忘れないでください。

あ、そうそう。
イメージを作るときは、「"(あなたのボリューム名)"から作成」より「フォルダから作成」を選び、ボリュームを選択した方がよいです。前者を選ぶと、ハードディスクの状態をそのまま保つので、空き容量がいくらあっても関係なくボリュームの総容量の大きさのイメージになってしまいます。「フォルダから作成」すると、実際に使っている容量分のイメージになります。
また、保存するときに圧縮を選ぶと、当然ですが圧縮しないときより保存にも時間がかかるし、スキャンにも時間がかかります。復元も圧縮しないときに比べ遅くなります。バックアップするハードディスクの容量に余裕があるなら圧縮しない方がよいです。
もう１つ書き忘れてました。イメージを作る際は、対象のボリュームの情報を見て、「このボリューム上の所有権を無視する」にチェックが入っていないことを確認しておいてください。チェックが入ったままイメージを作ると、復元したときに起動不可能なイメージになると思います。

RYO106さん
外付けHDDのインターフェースは、FireWireですか？

aoさん、ありがとうございます。
一応スキャンに１１時間かけてみたのですがダイアログは消えませんでした。指摘くださったのですが「"(あなたのボリューム名)"から作成」でイメージを作っていたので、ものすごい容量のイメージ（５５GB）になっていたのかもしれません。「フォルダから作成」で作ってみます。
＞イメージを作る際は、対象のボリュームの情報を見て
とありますが、情報を見るとはFinderで情報を見るでしょうか。ディスクユーティリティの情報でしょうか。どちらも見てみたのですが「このボリューム上の所有権を無視する」を見つけられなかったので、別のところを見ているのかなと思いまして。
もう一つだけすいません。イメージを作る際イメージフォーマットは何にすれば良いでしょうか。デフォルトでは読み込み専用になっていますが、読み込み／書き込みにした方がよろしいですか？デフォルトのまま作っていたのですが考えてみると後者にしないと復元できたとき書き込みができなくなってしまうのではないかと思ったのですが。
また報告に時間がかかってしまうかも知れませんが、なるべく早く返事ができるようにつとめます。
それでは。

回答ありがとうございます。
外付けHDDはFireWireです。
LogitecのFHD-EA160FU2というHDDです。

> 復元できたとき書き込みができなくなってしまうのではないかと思ったのですが。
関係ありません。これは、あくまでもそのイメージファイルの中身に対してどうするかだけの問題です。

『Read Before You Install Mac OS X』というpdf書類（Document ID: 50071）の内容が、Panther以降のある時点で更新されていることに気づきました。それは、「Installing on FireWire or USB disks」に、"Installing Mac OS X on a FireWire or USB disk is not supported."と記載されています。
なので、ディスクユーティリティで復元したものは起動ディスクにできないということが成立してしまうのではないかと考えました。ややこしい要素も含まれると思います。この文書の解釈については、米国の有力なFireWireハードウェアメーカーのスタッフからも異論が出たこともあり、このメーカーはApple社に解釈のあり方について照会中です。
また、人数こそ少ないですが、起動ディスクにできているユーザーもUSサイトで報告されています。
システム以外のフォルダやファイルにおいて、再現性を検証したり、友人などから別メーカーの外付けFireWireハードディスクを借りてテストされてはどうでしょう。

> 『Read Before You Install Mac OS X』という...ある時点で更新されている..
これは見られる人は少ないわけです。tech info とかに対応する文書はないのでしょうか？
少なくとも、最近購入した G5 に添付の install dvd (restore disc、Mac OS X 10.3.5) に付いている該当する日本語の文書にはおっしゃるような表現に該当するものは見つかりません（関係あるかどうか分かりませんが、起動しない時は、FW drive や USB drive を外せ、とは書いてました）。また、外付 FW drive にも問題無くインストールできてます。取説にも FW ドライブから起動できると、明記しています。
それと、OS を起動出来るかどうかは、主に、OF のテリトリーの話だと思うのですが。（起動時には、OF が起動デバイスを読みに行きますので、OF が読めないデバイスからは起動させようがありませんが）
復元で起動ディスクにするのも、当方では全く問題無いのですが。

＞これは見られる人は少ないわけです。tech info とかに対応する文書はないのでしょうか？
まったく同感です。最後に調べたとき（確か７月）には、見つけられませんでした。
G5については、RBCコマンドセットを実装した Serial Bus Protocol 2 仕様とTarget Disk Modeをサポートしていれば、FireWireハードドライブから起動できるという説明が確かにApple社の技術文書にもあります。ここにpdf内容と矛盾が生ずるので、いまひとつ解りません。
要は、ハードウェア仕様の他に、Apple Software Licence Agreementに従い、ディバイスドライバの仕様もApple社のAPIsガイドラインを満たしていれば動作するのではないかと思います。
OF が読めないデバイスと思われるsystem.logの痕跡を何度もDiscussionsで示唆したことがあります。いずれもカーネルパニックを伴いましたが。私は、Mac OS X 側のインターフェースとドライバとのコミュニケーションの問題に起因するトラブルが多いと観察しています。怪しいエラーが伴う場合には、Licence Agreement を無視した場合にも起きています。

>情報を見るとはFinderで情報を見るでしょうか。
Finder です。情報ウインドウの「所有権とアクセス権」の下にあります。
念のため言っておきますが、これは起動ボリュームにはでません。UNIX というシステム上、起動システムの所有権とアクセス権を無視することがあり得ないからでしょう。
>イメージを作る際イメージフォーマットは何にすれば良いでしょうか。
読み込み専用か圧縮イメージしか、復元することはできません。リードオンリーなのは、あくまで復元元のイメージのことです。実際に復元されたシステムはイメージにする前の所有権・アクセス権と同じになるはずです。CD から OS をインストールするときのことを考えればわかりやすいかもしれません。CD はメディアの性格上、リードオンリーですが、CD からインストールされたシステムはリードオンリーにはなりません。
(イメージの作成方法については Panther を前提に書いています。バックアップしたいシステムが 10.2.x 以前の場合は、もうひと手間必要です。バックアップする側もされる側も Panther であるなら、この記述は気にしなくてよいです。)
なお、「"(あなたのボリューム名)"から作成」でイメージを作ると、ディスクの状態を全くそのままコピーするので、ディスクのフラグメンテーションまでも再現されてしまうのです。フォルダからイメージを作っておけば、復元したときには、フラグメンテーションは解消されています。

aoさん、ありがとうございます。
aoさんに教えていただいた通りにターミナルに打つとやはり引っかかってしまうので -nocheck を付けて打つとすんなり復元できました。しかし、MacOS X 10.3は普通に起動するのですがOS9の方はやはり起動しませんでした。
MacOS X 10.3は起動したのですが、「このボリューム上の所有権を無視する」にチェックを入れたままイメージを作っていたようなので、OS9の起動に関係があるか分かりませんがもう一度チェックをはずして試してみます。
また、同じ外付けHDD内の別のパーティションにOS X 10.2を入れているのですが、前までそのパーティションのOS9は起動できていたのですが、これも起動しなくなっていました。なので外付けHDDが問題なのかもしれません。
また報告します。

>同じ外付けHDD内の別のパーティションにOS X 10.2を入れているのですが、前までそのパーティションのOS9は起動できていたのですが、これも起動しなくなっていました。
もしかしてハードディスクを初期化する際に、OS 9 ドライバを入れ忘れたってことはないですよね？ディスクユーティリティでハードディスク全体の情報を見ると、OS 9 ドライバが入っているかどうかわかります。
それと Classic では起動していますか？（OS 9 ドライバが入っていなくても Classic では起動する）　Classic でも起動しないようなら、バックアップ時にシステムが壊れてしまったのかもしれません。OS 9 起動する分には、アクセス権は関係ないはずです。
起動ディスクの切り替えは、オープンファームウェア (Option キー起動) でやらないで、システム環境設定の起動ディスクを使って下さい。オープンファームウェアからの起動では bless されなかったと思いました。
Classic で起動するようなら、おまじない程度に、以前書いた bless コマンドをかけてもいいと思います。注意深くタイプすれば、エラーは出ないはずです。なお、Terminal はタブキーによる補完が聞きますので、フォルダ名等を途中まで打って、タブを押すと、残りが補完されて入力ます。

aoさん、こんにちは。
駄目もとでOS9が普通に起動する内蔵HDDのボリュームの「システムフォルダ」と「Applications(Mac OS 9)」と「Desktop(Mac OS 9)」を問題のボリュームのものと入れ替えたら、なぜかOS9が起動するようになりました！
他に特別なことをした覚えがないので、それが解決する方法になったと思うのですが。そしてはたまた外付けHDDのもう一つのOS9が起動しなかったボリュームでも起動するようになっていました。こちらは「システムフォルダ」などを入れ替えていなかったので疑問が残ります。
とりあえず起動するようになったのでよかったと思います。もう少し様子を見てみてまた起動しなくならないかどうか試してみます。
いろいろ丁寧に助言してくださってありがとうございました。

今、思い出したのですが、関係あるかどうか分からないのですがそういえばつい最近内蔵HDDのOS9で、フロッピーディスクドライブを動かすためにwebからFDのドライバをダウンロードしてインストールしていました。内蔵HDDの第一層に「USB FD Folder」なるフォルダができていたので思い出しました。何か関係があるのかどうか分かりませんが。一応の報告でした。

解決してよかったですね。
OS 9 以前はシステムフォルダを正常なものと置き換えるだけで、動くようになるので、その点はメンテナンスが楽ですね。(Finder のコピーで置き換えると、若干失われる情報もありますが)