Dell で何度か経験してます。(仕様レベルで)注文通りの製品でない限り、新品には交換してくれません。すべて修理扱いです。でも、これのバックアップ体制は素晴らしいです。24時間電話は通じますし、最短の平日の勤務時間に修理技術者を派遣してくれます。私も地方在住なので、これらの修理技術者はDell Japan がある横浜から来るのではなくて、同じ市内の(多分提携している)業者が来ます。それに間に合うように(全国に何箇所か部品センターを置いているようです)部品を(時にはオートバイ便などを利用して)送ってきます。午前に電話すれば、午後3時ぐらいまでに部品が届き、午後5時には修理完了、という感じです。部品が近くのセンターにない場合には、もう少し遅くなることはあります。しかし、次のビジネスデーには届きます。
修理といっても部品(マザーボード、HDD、メモリーなどの単位です)の交換です。最初の電話で、故障の様子を詳しく聞かれ、そのときに交換すべき部品を想定して(特定できない場合には、複数の部品)送付してきます。そして、技術者が故障の箇所を特定し、必要な部品を交換して、正常動作を確認して修理完了となります。これも、保守ソフトが機種毎に用意されており、それでチェックしているようです。これら技術者も、修理の最中は頻繁にDell本社の技術者と電話連絡(もちろん彼ら持参の携帯電話で)しながら修理を進めています。
Dell の場合、これらが非常に高度なレベルで組織化されており、基本的には修理に2ビジネスデー以上かかることはありません。ちょっと厄介なトラブルも経験しましたが、この時は、結局、マザーボード、HDD、メモリーすべて交換しました。このときでも、修理完了までに1週間かからなかったと思います。1年保証ですから、購入して1年以内なら、これら修理に一切お金はかかりません。Dell が驚異的に伸びているのはこのアフターケアー体制のためではないかと思います。
Dellの場合、同じ型名の機種でも、購入時期のわずかな違いによって使用されている部品が違っていたりします。これらすべてをデータベースで管理しているようで、機器についているサービス番号で管理しているようです。
Apple もこのDellのやり方を見習ってくれたらもう少し伸びると思います。