hago さんによる書き込み:
なんとなく、どちらかと言えば、バッテリーの事を考えたら、ACアダプタの繋ぎっぱなしは良く無い、少なくとも推奨されない気がしてきました。
hago さんの場合「なんとなく、ACアダプタの繋ぎっ放しは良くない気がしてきました」とお書きになられていますが、スレッドを立てられたときのご説明がすでにそうされたいというものだったのはありませんか? ですから、このスレッドのやりとりをずっと読んでいても hago さんの場合は最初から AC アダプタを外して使った方が良いに違いないという結論(固い信念)があって、皆さんのご意見は hago さんのご判断にほとんど何の影響も与えていないような気がします。要するにご自身が考えていることを補強・指示してくれる意見が欲しいだけではないのでしょうか?
このスレッドでは少なくない方が、あまり小まめに AC アダプタを外すと却ってバッテリーの寿命を短くするというご意見や、現実問題としては AC アダプタをいちいち外す必要はないとか、色々な意見が出ていたはずですし、N09 さんがご紹介くださっている「新MB Proでも電源コンセントに常時接続はダメ?」や「内蔵のバッテリーを長持ちさせる方法」でも詳しいやり取りがなされています。
もちろん、バッテリーの劣化をできるだけ防ぎたいと思うのは全ての人が考えていることでしょう。しかし、別にバッテリーだけではなく、他の機械や物品、生き物も、生きとし生ける物全て「劣化」(老化)していくことは避けられず、最後には「壊れ」ます(死亡します)。人も健康を出きるだけ維持できるように努力するのは当然ですが、老化に抗っても無駄に終ります。(最近の「健康ブーム」では、多くの人が健康維持のためだけに生きているような気がします。食べたいものも我慢し、生活時間のほとんどを健康のコントロールに充て、死んだときに「あなたは人生において何を成し遂げましたか?」と訪ねられた時に「私は全身全霊で健康で長生きでいるために努力してきました」としか答えられないのでは悲し過ぎます。パソコンも「活用してなんぼ」のものです。そのパソコンの寿命が尽きたときに「そのパソコンであなたはいったい何を成し遂げましたか?」と訊ねて「最も効率の良いバッテリー消費を実現するために活用しました!」となってしまっては本末転倒のような気がします。)
この「バッテリーの寿命を延ばすために...」関連のスレッドは結構頻繁に立つのですが、それは余所のサイトの「iPhone の課金を最低限に抑えるには?」という非常に頻繁に繰り返し書き込まれる書き込みと似ているような気がします。
iPhone のメリットは Wi-Fi/3G の電波環境を気にせず、かつ課金も気にせず定額制で好きなだけ使い倒せることです。一応頑張れば月額で 2千円程度節約することは理論上可能ではありますが、その金額は 3G 環境でウェブを数ページ観ただけでぶっ飛ぶものです。つまり、iPhone の便利な機能をほとんど使わず、常に電波を監視していて(仕事とか勉強はしないの?)小まめにオン・オフを繰り返し、調べたいものがあっても、今は Wi-Fi 電波が入らないと我満し...。その節約に投下するエネルギーと“人件費”を考えたら、完全に赤字になってしまっているはずです。しかも不便。「何のために iPhone 3G を買ったのか?」ということになります。
MacBook Pro も同様にポータブル型のパソコンで、いつでも持ち出させる・持ち歩けるのが身上のマシンです。ほんの気持ち分バッテリーを長持ちさせるためにしょっちゅう AC アダプターを取り外していたら、急に出かけるときにバッテリーの残量が 15分分しか残っていないということになりかねません。ご存知の通り、MacBook Pro のバッテリーを満タンにするには数時間掛かります。もし「いや、私は MacBook Pro は持ち歩かない」と言うのであれば、何のためにノートパソコンを導入したのかということにもなるでしょう。デスクトップマシンの方が同じ CPU でもはるかに高性能になりますし、拡張性も大きいです。バッテリーの充電で悩む必要もありません。
ポータブルのマシンは、そう言えば、サポートのどこかに家と会社、もしくは学校間を持ち運んで使う(充電はそのどちらかで行う)事を前提にしていると書いてあった記憶があります。(逆にデスクトップマシンは、シャットダウンしないで、スリープを前提としていたと)
アップルがもしそんなことを勧めていたとすれば、現実には不可能、かつ無意味な前提ですね。職場での多くの人の建前の勤務時間は 8時間です。(日本では実際にはもっと長くなるでしょう。)仮に自宅でのみ充電するとすると、MacBook Pro のバッテリーは公称が何時間持つことになっていても、せいぜい 1〜2時間でしょう。仮に公称8時間の最新の MacBook Pro を購入したとしても、恐らく 2時間半〜3時間 しか持たないと思います。妥協して4時間持つとしても(私は最新の MacBook Pro を持っていないので断言はできないのですが、3時間以上持つと言うのは信じられません)、残りの 4時間はパソコンは使えないことになってしまいます。
逆に職場でのみ充電して、自宅では充電しないとしても、8時間を職場で過すとすれば、自宅では 14時間程度を過すことになります。これまたバッテリーが持ちません。
バッテリーにとってどういう使い方が理想的であるのかという話と、現実の環境での使い方には自ずから差があります。本当に必要なアドバイスは、ほとんどの人が守れない机上の空論的なアドバイスではなく、理想の環境が実現できないときに(この世のものごとの 99.99 % はそうです)、どうするのが“最善”なのかという“次善の策”なのではないでしょうか? バッテリーの劣化は避けられない。しかし、バッテリーの寿命を気にし過ぎていては使い勝手が損なわれる。「では、落とし所をどうするか?」という問題だと思います。
クラムシェルモード中心での使用の場合、ACアダプタを繋いでいないとスリープを使えないので、繋ぐ事が前提になるので、頻繁でなくともいいけど、バッテリーを外しておくか、使わない時はシャットダウンして、ACアダプタを外す習慣を持った方が良さそうですね。
さあ...?
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Apple 17" MacBook Pro (Intel Core 2 Duo T7600/2.33 GHz/3 GB RAM/500 GB HDD)
Mac OS X 10.5.7 (Build 9J61) [Leopard]