7575 さんによる書き込み:
そうなんですよ、今までのファイルシステムに慣れた(というかそれを前提にした使い方をしていた)身にとっては、激しく不便なんです。
というか、この仕様(もしくはバグ)を大手のデベロッパーや、沢山のテスターの方々が、βテストの段階で気がつかなかったのが非常に不思議に思えます。
βテストの段階で気がつき、それなりに報告が上がっていればなんらかの対処があったのではないかと思え、残念でなりません。
私はこれは“バグ”ではなく、アップルの(恐らくスティーヴ・ジョブズ個人の強力なリーダーシップの下の)意図的な“仕様変更”だと睨んでいます。
元々 Mac OS の「データフォーク」と「リソースフォーク」の構成によるファイル形式と、「クリエータ」と「ファイルタイプ」の情報の埋め込みはマックを飛躍的に使いやすくする Mac OS の強力なアドバンテージだったはずです。
ところが、その独自性のために、Mac OS はどんどんシェアを落としていきました。現在の劣勢に立たされたマックは“シェア奪還”のために「Windows とファイルの互換性があります!」と Windows ユーザーに媚を売らなければならない状況にあります。また、マック・ユーザーはどなたも体験なさっていると思いますが、マックで作成された汎用性のあるファイルであっても、メールで添付すると、Windows では開けない謎のリソースフォークも添付されて届くことになり、Windows ユーザーから「開けないファイルが届いたぞ!」と苦情が来るわけです。(自分がインターネットを閲覧しているソフトが Internet Explorer という名前だと言うことや、自分が文書を作成しているソフトが Word という名前だと言うことすら知らない場合が多い Windows ユーザーは決してマック形式のファイルのことを調べて学ぼうとはしない...。)そこでアップルとしては、恐らく、できるだけ早く、クリエータ等のファイル内の“ゴミ”は削除して、かつての表現を使えば“データフォークのみの純粋ファイル”形式を実現したいと思っているのではないかと想像します。
従って、意図的な仕様変更である以上は、ユーザーからフィードバックがあっても、それは無視されるのではないかと危惧します。「不便になった? だって、それって、世界標準の Windows と同じ使い勝手になったということでしょう? 世界中の皆が使っているシステムだよ? どこが不便だと言うのさ?」というのが反論になるんでしょうね...。
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Mac OS X 10.6 (Build 10A432) [Snow Leopard]