iPhone4のカメラの色シェーディング
iPhone4のカメラですが、動画中のWB(
(ホワイトバランス)がぱかぱか動いて節操がないのも問題ですが、
白いモノ(ホワイトボードやノート)を撮った場合の色シェーディングが
余りに酷くて、これは仕様なのかどうなのか気になっています。
仕事で以前携帯向けのカメラ関係を専門に売やっていたので詳しく
わかっているのですが、携帯向けのカメラモジュールはセンサの
前に赤外線カットフィルタがあって、このフィルタを通過する光線の
角度で減衰される波長特性が不均一になる関係で、
センサの中央部で 赤色(赤に近い波長成分が十分にカットされない)
センサの周辺部で 青色(赤に近い波長成分が必要以上にカットされる)
という現象がおこり、 日の丸 のように真ん中が赤くなってしまうため、
これを補正するために、センサ画素面に対して同心円上に、異なる
色補正をかける機能が付いています。
この色補正のパラメータテーブルは、本来は個体調整(全白を一度見せて
個別にテーブルを作成する)が望ましいのですが、製造タクトを削減する
ため、携帯では普通は固定パラメータテーブルを使うのですが、
このテーブルが不適切だと、色シェーディングが発生します。
わたしの端末の場合、真ん中が青いので 補正が強く掛かりすぎている
のだですが、他の方の端末の色シェーディングはどんなモノなのでしょうか?
普通は、カメラのモジュールで数百とかサンプルをとって、色シェーディングが
最も目立たない中央値を算出してテーブルを作るのですが、ここまで色ズレ
したモジュールがOK品として通るもんなのかどうなのか。。。
みなさんが真ん中が青いのであれば、そのうちソフトウェアアップデートで
直ることが期待できるですが、私の端末が特別に青いとなると、
個体差で仕様範囲
で相手にされないと思っています。
iPhone 4, iOS 4