sak さんによる書き込み:
発信していなくても,受信回路等の電子回路が働いていれば,意図しない微弱な電磁波が放射されてしまいますので,これが,問題になる場合があると聞いたことがあります.なので,受信していてもいいかどうかは,難しいですね.よくわかりません.
確か、航空機の離着陸時に一切の電子機器の電源を切り、離着陸時以外には電波を発信しない状態でのみ利用できるようになったのは、何年か前、何かの電子機器の電波が飛行機と管制の無線を妨害した事例が報告されたからだったように記憶しております。恐らくはたった1回の、それもある特定の機器の問題のせいで、航空機が人命に関る乗物である以上、用心のため一律禁止となったのだったと思います。(まるで日本的なやり方だ!←今回は世界がです。恐らく航空機は世界中の、しばしば言葉の通じない、色々な階層の人々が搭乗するので、説明の煩雑さを避けたのでしょう。)
それまでは飛行機の離着陸の様子を(電子式の)ビデオカメラやスチールカメラで誰もが撮影していたわけですから、実害はほとんどなかったはずです。(地上の建物や景滝がよく見える離着陸時に撮影が一切できなくなったのは非常に痛いです。)
ただ、この前も日本とヨーロッパを往復しましたが、電子機器の電源を切るようにアナウンスがあっても(私は気が小さいので、すぐ切りましたが)多くの乗客はそのまま音楽を聴き続けていたり、ノートパソコン ⚠ を堂々と使い続けていたりしましたね。(ビジネスマン風でしたが、キャビンアテンダントから注意を受けても、ちょっとしまうふりをしただけで、CA がいなくなるとすぐ取り出して仕事を続けていました。)また離着陸の風景をデジカメで撮影していた人たちも結構いましたね。ま、みんな、自分の電子機器が出している電磁波のことは、見えないから大丈夫だと思っているのでしょうね。また、実際にも大丈夫のようです。(前回は全部で8回離着陸がありましたが、1度も墜落しませんでしたし、1度も機長から「誰だか電子機器を使ってるぞ! 電源をすぐ切れ!」なんていうアナウンスもありませんでした。そう言えば今回は離陸時に救命胴衣の説明もなかったなぁ...。)
基本的には(携帯電話の電波がペースメーカーに与える影響と同じで)実害はないけれども、念のために巡航中は電波は出さないようにお願いしているだけなのでしょう。実際にクリティカルな離着陸時には電源を切らせているので、どんな微弱な電波も出ているはずはありませんしね。そういうわけで、普通は別に電波を出しても構わないのだが、念のために電波は出させないという建前にしているだけなので、電子回路の微弱な電磁波のことは最初から無視しているのだと思います。
ちなみに、米国の 9.11 テロの時にはハイジャックされた飛行機から皆、携帯電話で地上と連絡を取っていましたしね。