Audio MIDI 設定について

192kHzに対応した外部オーディオインターフェースを用意すれば192kHzでの録音が行えると思います。

ただ、192kHzでの録音はかなり負荷が高いですよ。

またそれなりのマイクやヘッドアンプを用意しないと192kHzを活かしきれません。2万円程度のダイナミックマイク、5万円程のヘッドアンプ、5万円程のADコンバータ程度の機材では96kHzでの録音でも十分すぎる程です。

nejiro さんによる書き込み:

Appleサポート内、ポートの説明に『アナログオーディオライン入力（最高24ビットステレオ、44.1~192kHz）』と記述があったはずが、『Audio MIDI 設定』オーディオ装置→内蔵入力→ライン入力『 24Bit 44.1~ 96kHz 』まで しか表示されず、出力側も同様です。なぜ？

記述は下記あたりの記述ですかね。

http://support.apple.com/kb/HT2541?viewlocale=ja_JP

それで、Googleを「ライン入力 Mac サンプリング」で検索したら、どうもOS X標準状態では192KHzでは録音できないみたいですね。どうやら対応するアプリケーションを導入せねばならないようです。

バードウェア的には192kHzに対応しているようなのですが、OS（ドライバ？）的には96kHzまでの対応のようです。

なのでどうしても192kHzで録音したい時は外付けのオーディオインターフェースを用意して下さい。

ちなみに私のMacOSX10.7.4のMacBookPro17"ではAudacity2.03は動作しなかったためこちらは未検証です。

nejiro さんによる書き込み:

対応するアプリというと、たとえば「Adobe Audition」とかを導入すれば可能、ということでしょうか。

「対応アプリケーションを導入すれば可能」と言うのはその通りと思います。ただ調べたところAdobe Auditionは未対応のようです。

「Audacity2.03」を入れたところ80~384kHzまでサンプリング周波数の設定がある。

MacOS10.5の『Audio MIDI 設定』は 96kHz まで しか設定できないが、Audacityアプリケーションが制御する？ので、192kHzでのサンプリングが可能になるのと考えていいのでしょうか？

これも調べたところサンプリングはAudio MIDI 設定の設定で行われ、書き出しがAudacityの設定で行われるだけのようです。

ネットを検索すると、確証は得られませんでしたがLogic Pro 9は対応しているらしき話があります。MainStageは未対応でした。

そうかAppleのLogicStudioというのありましたね、

192KHzが設定でできるのかは、もし購入を検討する場合はAppleに問い合わせた方がいいです。なお今はLogic Proのみで販売されているようです。

それとやすどん さんが最初にお書きのように192KHzの設定を生かすのはそれなりの投資をしないと大変だと思います。Macノーマルのハードウェアで効果あるのか不明ですなので。

Audacityのレート設定がMacのAudioMIDI設定を超えていると逆に周波数は低下するようにみえます。

これはおかしいですね。サンプリングレートは通常アプリケーション側で設定を行い、AudioMidi設定側はそれに追従するはずです。Audacityの仕様のせいでしょうか。

いずれにせよアプリケーションとAudioMidi設定でサンプリングレートが違う（アプリケーションとオーディオインターフェースで動作クロックが違う）ことは有り得ません。もし本当に違っていたらまともな音でレコーディングは出来ないはずなのですよ。

ですのでnejiroさんお状況がちょっと不思議ですね。

AudioMIDI設定を24bitに変えたことが大きいのだと思いますが。

bit数も通常はアプリケーション側で設定します。

常にフルビットで録音し、録音後の演算処理を行わないのであれば16bitも24bitもそう大差ないです。ただ、ヘッドマージンを10dB程度余裕を見て録音する場合は16bitと24bitの差は歴然としますね。

Audacityの仕様のせいでしょうか。

前の書き込みでも書きましたが、AudacityはサンプリングはAudio MIDI 設定の値で行い、サンプリング後の出力は自身の設定で行うようです。

ネタ程度と思ってお読み下さい。当方では192KHzの録音が成されているのか確認する機器が無いので^^;

下記環境においてLogic Express 9.1.8で確認したところ24bit192KHzでの録音がMacのライン入力(アナログ)から可能なようです。「可能なよう」と言うのは設定はできたからです。ただし192KHzの設定は48KHzの設定項目と違いイタリックになっていて区別されていました。この区別が何を意味するのかマニュアルを読もうと思ったのですが意味が分かりませんでした。

MacBook Pro(17-inch,Late 2011)OS X10.8.3Logic Express 9.1.8

nejiro さんによる書き込み:

なるほどGaregeBandを起動すると、周波数が自動的に書き代わり、44.1kHzのままになります。

なるほど。Logicで192kHzがイタリックになっているのはもしかすると、この自動切り替えができないことを表示しているのかもですね。

常にフルビットで録音し、〜16bitも24bitもそう大差ない〜

申し訳ありません、、オーディオ初心者なのでここの意味が分かりません。

16bitより24bitほうが音は良いのだと思ってます。

やすどん さんが「録音後の演算処理を行わないのであれば」とお書きですので、(適切な音量で)録音して、ただそのまま聞くだけなら大差ないけど、加工するなら差が出ると言う事では。

ni_ki による書き込み:

やすどん さんが「録音後の演算処理を行わないのであれば」とお書きですので、(適切な音量で)録音して、ただそのまま聞くだけなら大差ないけど、加工するなら差が出ると言う事では。

その通りです。歪む直前（赤ランプがつくかつかないかの状態）で録音し、その後加工しないのであれば16bitも24bitも大差ないですよって意味です。24bitが生きるのはダイナミックレンジの広いソースや、小さい音を録音するときなのですよ。

nejiroさんへ

私の環境ではなぜかAudacityが立ち上がらなかったためAudacityの詳細は分かりません。なので一般的な事を書いておきます。

MacのAudio MIDI 設定が24Bitの時にAudacityの設定を32BitFloatにしていたら無駄ではないのか？という点。

アプリ内での演算処理が32BitFloatなのか、ファイルベースで書き込む時に32bitなのかを確認して下さい。単に内部演算処理が32BitFloatでファイルに書き込むのは24bitであればそれほど気にする問題では有りません。

また、録音後に加工しないのであれば24bitでも32BitFloatでも理論上は変わりないはずなので24bitで良いと思います。

アバウトに補足しておきます。

24bitの場合、10,000,000の数字を表す時にそのまま10,000,000と書きます。32BitFloatの場合は、10,000,000の数字を表す時に1*10^7と書きます。24bitですと1~16,777,216の範囲で演算出来ますが、10,000,000信号を倍にしてから半分にしたい時、倍にした時点で（10,000,000*2=20,000,000）歪んでしまいます。しかし32BitFloatの場合は、（1*2*10^7）/2で処理出来ますので歪む事無く演算が出来ますよって事なのです。