CPUの名前(Core i5)や周波数が同じでも、年式(プロセス、32nmや22nm) やモデル(詳細な品番)などが違うなら消費電力は大きく違います。
また、CPUの場合は、例え同じ日に、同じ設備で同様に作ったものでも、「できの善し悪し」があり、
(例えば、ある CPUチップは消費電力が少なく高速でも動作するが、次のCPUチップは消費電力も高く高速で動作しないとか)
できの良いものは高速版とかノートパソコン用として売られ、できの悪いものはデスクトップPC用や低速動作用、低消費電力CPUとして売られたりすると聞きます。
なので、同じ名前(Core i5)で同じ周波数でも、発熱量が同じとは限りません。
ただ、それ以上に、iMac と MacBook Pro の冷却性能は雲泥の差だと思います。
iMac は大きめのファンやヒートシンク(風量も大きく、放熱器の表面積も大きい)が付いていますが、
MacBook Pro などは厚さの薄いファンや小さなヒートシンク(風量は少なく、放熱器の表面積は小さい)が付いています。
(簡単に見るには、ファンや冷却器の体積などが大きく参考になると思います。)
なので、iMac と MacBook Pro などでは、CPUの温度は大きく変わってきます。
なお、Mac mini については、MacBook Pro より多少は良いかもしれませんが、
分解写真を見た限りにおいては MacBook Pro などと似たレベルように思います。
なお、CPU などの温度は、70℃位でもすぐに壊れるわけではないですが、
「CPU の温度が10℃違うと、故障率が2倍になるとか、寿命が半分になる」とか聞きます。
少し検索してみると、
http://news.mynavi.jp/column/architecture/253/index.html
や
http://semicon.njr.co.jp/jpn/icpackage/doc03.html
などがあります。
ノートパソコンは、持ち運びのため薄く軽い方が良く、落として壊すリスクやバッテリの寿命などもあるので、
多少寿命が短くなってもメリット/デメリットなどを考えると冷却性能が低くなるのは仕方ないとも思います。
でも、Mac mini に関しては、もう少し冷却に余裕があると良いかなと思いますが。
なお、CPU などは動作速度が同じでも、温度が高いほど消費電力は大きくなり、温度が低いほど消費電力は少なくなるようです。
( http://news.mynavi.jp/column/architecture/253/index.html にも書いてあります。)
なので、温度が高いほど消費電力(発熱量)が上がり、さらに温度が高くなるという悪循環です。
なお、私が店頭で触ったとき(アイドル状態)、前の Mac mini は筐体温度がけっこう高かったですが、
現行の Mac mini はかなり低かったです。
新しいCPUは特にアイドル時の消費電力が下がっているようですので、それだけによるものか、
冷却機構が改善されたのか、または単に個体差なのか分かりませんが。
フル動作時の消費電力は確かそれほど大きくは変わっていないので、冷却機構が変わっていないなら、
負荷の高い処理をしばらく実行したりすると温度がそれなりに高くなるかもしれません。
( もし現行の Mac mini や前の Mac mini で、数分間負荷をかけるような使い方をしている方がいれば、
どの程度まで温度があがるか書いてもらえると参考になります。)
それから、冷却はもちろんするつもりです。
これは、Mac mini の外側から扇風機などで風を当てるということですか?