割り込み失礼します。
ML1055PSのマニュアルを見てみると、DHCPは初期状態ではサポートされておらず、IP アドレスの設定はネットワーク経由で行うようになっていますね。
Windows用にはユーティリティが用意されているようですが、Mac向けにはEtherTalkが想定されていたようですが、OS Xでの EtherTalk (Ethernet上でのAppleTalk)はすでに終了しています。
そのため、UNIX形式のコマンドラインで行う必要があるようです。
マニュアルの内容(p.77)を元にしてます。ルータにMacとプリンタが接続されていて、ネットワークカードは初期化されている前提です。
マニュアルはここ(http://www5.okidata.co.jp/jshms026.nsf)から入手できます。
1. IPアドレスの決定
割り当てるアドレスを決めなけれなりませんが、現在繋がっている他の機器と同じアドレスはつかえません。
ルータとMac(他にもあればそちらも)のアドレスを確認してください。また、DHCPを使われているようですので、Macなどルータから割り当てられたアドレスを使っているものでは、そのアドレスが変わることがあります。プリンタに使うアドレスはそれから離れた番号が良いかと思います。
例:ルータ=192.168.x.1、Mac=192.168.x.10、ならばプリンタは192.168.x.99 とか
192.168で始まるアドレスを使うネットワークでは、最初の3個の数字は同じでにします。(特殊な設定を除く)
また、現在使われているサブネットマスクも確認しておきます。(特に設定していなければ、255.255.255.0)
2. プリンタのMACアドレスを調べる
MACアドレスはイーサネットアドレスなどとも呼ばれますが、ひよこ番長さんの最初のポスト画像では「NIC check OK」の右にある「xx:xx:xx:xx:xx:xx」
形式の文字列です。
3. 以下、ターミナルでの作業。
「ターミナル」アプリケーションを起動します。(アプリケーション>ユーティリティにあります)
ここでは、IPアドレス:192.168.9.99、サブネットマスク:255.255.255.0、Macアドレス:11:22:33:44:55:66 とします。実際の値を使用してください。
3.1 アドレス再確認
ping 192.168.9.99
現在、使われていないことを再確認。
Request timeout for icmp_seq 0
Request timeout for icmp_seq 1
のようにでてくればアドレスは使われていない。
64 bytes from 192.168.9.99: icmp_seq=0 ttl=64 time=0.158 ms
64 bytes from 192.168.9.99: icmp_seq=1 ttl=64 time=0.158 ms
のようにでてくればアドレスは使われている。
control+Cで終了。
3.2 MACアドレスとIPアドレスの対応付け
sudo arp -s 192.168.9.99 11:22:33:44:55:66 printer
作業用の一時的な割り当てです。
3.3 接続確認
ping 192.168.9.99
アドレス割り当てが正しく行われて、応答があることを確認。(3.1参照)
3.4 プリンタのログインして設定(詳細はマニュアルを参照してください)
telnet 192.168.9.99
login名:root、password:無し(そのままリターン)
メニューから1. Setup TCP/IP を選択、2. IP address、3. subnet mask を設定。(TCP/IP Protocol はENABLE、あとはDISABLEか0.0.0.0のまま)
メニューから99を繰り返しログアウト
3.5 MACアドレスとIPアドレスの対応付け解除
sudo arp -d 192.168.9.99
4. プリンタの電源をON/OFF
再起動して新しい設定を有効にします。
その後、3.5の方法で新しい設定が有効になっていることを確認してください。
IPアドレスの設定が済んだら、LPDプリンタとして登録してください。(LPD方式は標準でサポートされています)
参考:OS X:IP ベースのプリンタ、または IP 経由での AppleTalk プリンタの接続方法 - Apple サポートなど
以上、長々と失礼しました。