BootcampのWindows10の設定でBluetoothのスイッチが表示されなくなった時の暫定対処法について

今回の問題に関する最終報告

どうやら、Apple Software Updateによって問題は解決したようです。

再インストール中にわかったことですが、BootCamp上のWindows10でスタートメニューからApple Software Updateを起動してインストールすれば、解決となった様子。

初回インストール後のBootCampサポートソフトウエアインストール直後（再起動あり）のデバイスドライバー状況画面

単純再起動後のデバイスドライバー状況画面

初回インストールし再起動後の”Apple Software Update”起動時の画面

再起動後のデバイスドライバー状況

Windowsアップデート後のデバイス状況

　macOS再インストール（Catalinaから）中での出来事でしたが、どうやら本暫定対策も意味をなさなくなったのでフォローを終わります。

　なお、再インストール中にわかりましたが、”Windows10_20H2_v2_Japanese_x64.iso”というイメージファイルはEdgeブラウザーのインストール済みのWindows10バージョンのようです。アップデートでEdgeがインストールされてしまいました。昔のインターネットエクスプローラインストール済みバージョンのようなものです。

　”windows10_X64.iso”イメージからのインストールでもアップデートで”20H_v2”までビルド番号は上がってしまうようです。

　したがって、今後のBootCampを使ってのインストールは、”BootCampサポートソフト”インストール後に、”Apple Software Update”でアップデータをインストールすれば問題は解決するようです。

　今回の問題は終わったので、これでフォローは終わります。

　なお文章中にデバイス名が不明で障害が起きてると記載してしまいましたが、正しくはドライバーのバージョンによる障害だと訂正します。

　長い文章記録を見てくださり、ありがとうございました。

追記

一旦投稿してしまった以上、見た人への責任も感じるので、以下にクリーン再インストールのための手順だけ記しておきます。

なぜならアップルサポートでは、複数の文書に渡って記載されているので、要約したほうがいいと思えたから。

ちなみに、アップルサポートで検索かける時は、”macOS再インストール”のキーワードで検索して出てきた文書から行ってきた作業なので不明なところがあれば自身で検索をかけてみてください。

BootCampを使用してWindowsをインストールしている方のための再インストールにおける要約

１．macOSの必要なバージョンのOS（機種によってダウンロードできるものが違います）のダウンロードとインストールUSBの作成

２．ウィンドウズ側の必要なデータのバックアップ並びにアカウントからのログアウト等の実施、およびBluetoothデバイス（マウス等）のペアリング解除

３．macO側のデータバックアップ、iTunes、FaceTime、メッセージからのアカウントのサインアウト、そして最後にアップルID（使用OSによってiCloud）のサインアウト（OSがバージョンアップすると手順を変える必要が生じるかも）

４．Windowsをインストールしていた場合は、BootCampアシスタントを立ち上げ後、復元を行う

　　（この手順を省くと、後でmacOS復旧からディスクユーティリティを使っても消すことの出来ない領域ができてしまいます。）

５．macOSを終了し、NVRAMをリセット（電源ON直後に”option”+”command”+”P”+”R”キーを押してアップルマークが消えるまででリセット完了）

　　（機種によって、アップルマークの再表示時間が違うので、macOS起動まで行って再び終了することを推奨します）

６．macOSが終了していたら、電源ON直後の”command”+”R”キーで”macOS復旧”を起動したら、”起動ディスクユーティリティ”を外部ディスクからの起動に設定変更します。この時セキュリティレベルは”中”以下に設定変更しないと起動ディスクユーティリティを終了することは出来ません。

７．”macOS仮復旧”を終了し電源OFFを確認したら、USBを使うための最低限の装置（マウス含む）を接続した上で、インストール用USBを挿入したら”option”キーを押しながら電源ONを行って、起動OSが選べる画面を表示させ、インストールUSB側での起動を行います。

８．再び”macOS仮復旧”の画面が表示されたら、ここでディスクユーティリティを使います。

９．ディスクユーティリティでは、”Macintosh HD-Data”側から消去し、その後当該ボリュームも削除（復元）します。それから”Macintosh HD”を消去、ボリューム削除（復元）を行うと、”Macintosh HD”がなくなるので、再びボリュームの追加で名称を”Macintosh HD”にしてAPFS方式にて復元します。

10．”ディスクユーティリティ”を終了し、”macOS復旧”を選択しインストールすれば当該OSでのクリーンインストールが完了します。

11．最初の起動画面で電源OFFにすれば、次の方へのクリーンな状況になります。

12．その後、他のmac機器（iPhonやiPad等）のApple ID画面下部に表示された機器で削除対象機器があったら削除します。

以上ですが、これはあくまで2021/2/17現在での方法です。OSのバージョンアップ頻度が高くなっているので、いつ変更になるか想定できませんのでアップルサポート内の文章の更新に合わせて検討してから行うようにしてください。

最終レポート

2021/03/16　macOS Big Sur バージョン11.2.3によってWindows10(BootCamp)からのOS切り替えにおける、ネットワークの接続障害は解消されたようです。

また、Windows側も更新プログラムによって、Bluetoothやネットワーク障害に関する更新が行われたようです。

標準更新

20H2の累積更新プログラム(KB5000802)

オプション更新

20H2の累積更新プログラム(KB5001567)

オプションドライバー更新プログラム

Realtek-LAN Other Hardware-Realtek USB GBE Family Contoroller

上記更新後、すぐに

20H2更新プログラム(KB4589212)

もインストールされました。

本文を持ってフォローも終了します。

インストールによる確認を行ったのは、MacBook Air 2020（Big Surにアップ済み)で、Windows10 Pro バージョン1909 OSビルド18363.1379をBoot Camp上にインストールしての検証です。

なお他マシンのmacOSは、High SierraでBoot Campを使用し、勝手にアップデートされないWin7やWin8.1をインストールして使用しているので、今回のような問題は起きていないので検証してないです。

また、ご希望のdxddiag（DirectX関連のトラブルシューティングのためのコマンド）のスクリーンショットですが、検証のためのWin10インストールなので、汎用ソフトウェア未インストールにつき、当該のコマンドは起動できないです。（残念ですが、DirectX関連ソフト導入予定はありません。）

　確かに、最近のWin10のイメージは20H2_v2となってるようです。（ちなみに、私のダウンロード済は、単に64bitの併記しかありません）

　このバージョンがWindows上でウインドウがたまに出てデバイス管理型のバージョンに変更しましょうとアピールしているものだとすれば、ネットワーク全てが使用出来なくなることが予想されますね。

　でも、BootCampもバージョンが6.1.0に上がり、インストールUSBを必要としなくなった（専用に作る必要がなくなっただけで、別途isoファイルを保存しておくUSBは必要かな）ことから、Windowsのビルドを気にせずにインストール出来るようにBootCampアプリケーション側でインストール制御をかけているように感じました。

　なぜなら、この検証作業中にBootCampのインストール方式が変わって、直接イメージファイル選択後に、ディスク容量を指定して即インストール開始になっています。

　残念ですが、今新しいバージョンのWindows10のダウンロードして検証しても、結局は、Windows側でデバイスをユーザー側で指定して変更出来ない、または現状維持優先の対応をしてくれるか、BootCamp側のインストールデバイスソフトがWindowsのデバイス認証を通過できるものを用意するしかないので、再インストールしての検証はしません。

最終に関しての追記

　ちなみに友人に送った同じMac（BootCampを使ってWin10インストール済み）では障害が起きていなかったようです。

　自身で検証に使っているMacBook Airと違うことといえば、友人はMac知識（コンピュータ知識全般も）乏しいようなので、安全対策のためノートンのウイルス対策ソフトをWindows側だけにインストールした上で渡したために障害が起きなかったと推測しました。

　ノートンは、デバイス管理までしてるので、そのため障害を起こす可能性をするWindowsのデバイス選択を却下したのかもしれません。

　渡したのはCatalinaモデルでしたが、バックアップも取らず、Big Surにアップデートし、Windows側も指示されるがままにアップデートしていました。怖い怖い・・・^^;

Windows側もmacOS側もアップデートする時は、バックアップをとってから行いましょうね。

決してノートンを宣伝してるわけではありません。一応皆さんの記憶の参考にと追記しておきます。

追伸

ちなみに、起動ディスクを使って、macOSとBootCampの入れ替え起動を行ってると、たまにmacOS上に戻った時に、システムエラーメッセージがでる時があります。これは、たぶんNVRAM上のデータ受け渡しに不具合が生じて、出るメッセージだと思います。

エラーメッセージが出た時は、macOSのシステム環境設定のネットワークを見ると、ネットワークに未接続が確認されることがあるので、システムの再起動を行うか、場合により電源on直後のoption+command+P+RでNVRAMをリセットする必要があるかもしれません。

実際、今回起動を繰り返した結果、起こった事象です。

　どうやら、起動ディスクを使っての切り替えだけではなく、またエラーメッセージが出なくてもmacOS上のネットワークは、BootCampのWindows側から戻っての起動では、ネトワーク（有線）の接続も出来なくなっているようです。

　やはり、一旦macOSを終了し、スイッチによる電源ON時のoption＋command+P+RによるNVRAM初期化しか、ネットワークの復元は出来ないようです。（幸いにも、MacBook Air2020では、アップルマークが消えてからの再起動に30秒ほどのタイムラグがあるので、あまり苦になりません）

　macOS Catalina環境時は、この現象は起きていなかったのですが、macOS Big Sur環境時に起きるようになり、もしかするとBig Sur側だけが起こす問題なのかもしれませんが、さすがにCatalina>BootCmp>Win10>Big Surの手順を踏んで検証する気がありません。もしCatalina環境でも起きてる人がいたなら教えてください。

　ちなみに、同じようにmacOS側から再インストール、BootCampによるWindows10の再インストールを行っていると、ディスクユーティリティを使えば分かると思いますが、ハードディスク上に、その他の使用（グレー表示）での枠が増えてしまいBootCampだけでのWindowsのクリーンインストールも出来なくなってきますので要注意です。この現象は主にBootCamp側、あるいはWindows側でインストール記録をとっているような感じを受けます。

　同じようなことをやる方は、macOSサポートページから”macOSの起動可能なインストーラを作成する方法”を検索して、インストーラを作ってから行った方が良いでしょう。なぜなら、”Macintosh HD”および”macintosh HD-DATA”も削除し、さらにボリューム削除まで行わないとグレー部分を消す事が出来ないからです。復元にあたっては、”Macintosh HD”だけ復元すればあとは、起動macOS側で”Macintosh HD-DATA”は自動作成します。

この作業は、自分でHD消去が出来るように知識を身につけてから行ってください。

　この検証の間にmacOSの環境（BootCampのバージョン変更並びにOSまでもバージョンアップしてる）が変わり、さらにはWindows環境が変わってしまっているので、あくまでこの検証結果を元に、macOS上でBootCampを使っている方への暫定対処法として投稿したものです。

　Big Surにアップデート後は、macOSからWindows、そしてmacOSへと切り替えを行なっていると、Windowsでは有線ネットワークが繋がってても、macOSに直接の再起動をかけると有線ネットワークが繋がらない時があります。

　一旦、立ち上げ希望のOS側でのシャットダウン後にはどちらもつながります。

　Bluetoothの問題で挙げた欄なので、一応参考に掲載しておきます。

　シャットダウン後の起動でどちらもつながるので、新たにフォローは考えてません。

残念ながら、dxdiagのスクリーンショットについては、機密情報が含まれているので公開することは出来ません。

どこまで公開して良いかの判定が出来ないため。

BootCampでのWindows10 Proインストールですが、インストール時には、ダウンロードした64Bit版のイメージからインストールすることになるため、インストールキーによってビルドが変わるはずです。

従って、お望みの作業をすることは、自身で購入されたインストールキーを使って確認するしかありません。