MacBook Pro 液晶の黄ばみ

このような症状が出現するのはどうしてでしょうか？

液晶パネルのバックライトによって、偏光フィルター等のアクリル樹脂が経年劣化して、黄ばんでくることが主な原因です。

液晶パネルによっては、焼きつきの一種でも起きることがあります。

(昔の冷陰極管バックライトの場合はバックライトの劣化でも起きましたが、LEDバックライトでは、ほぼ無視できます)

サポートでは有償修理を案内されましたが、過去のMacBookシリーズにも同様の症状が散見されているためディスプレイの構造上の問題ではないかと疑っております。

MacBookに限らず、薄型のディスプレイを採用しているWindowsPCや、スマホ、タブレット等の機器では、起きる可能性があります。

逆に、ディスプレイユニットの厚みがある外付ディスプレイ等では、起きにくくなります。

(業務用のディスプレイ等では、原則的に薄型ユニットを使用しないか、放熱孔を開けて冷却を考慮している)

修理代も約8万円弱もかかると聞いており、修理したところで症状が再現されてはかなわないです。

ディスプレイ側のユニットを丸ごと交換しますから、修理後は確かに治りますよ。

ただし、同じ型番、同じパネルを使用している限り、いずれは、経年劣化で同じような状態になることはあります。

これは、バックライトで光を当てて映像を映している構造の液晶パネルを使用している限り、どうにもなりません。

バックライトを使用しない有機ELパネルでも、アクリルフィルムの劣化やパネルの焼き付きで起きることがあります。

経年劣化しない工業製品は存在しませんから、そういうものだと納得して下さい。