一般的には、40〜50オーム以上のインピーダンスのヘッドフォンがハイインピーダンスの製品とされます。
インピーダンスが高いほどノイズは減りますが、その代わりに抵抗が大きいので音量が小さくなります。
また周波数帯域によっては、カタログスペック以上の抵抗値になってしまう製品もあります。
その代わり、適切な出力のアンプに繋がっていれば、波形の歪みが少ないという利点もあります。(← これが最大の利点)
ハイレゾ対応のヘッドフォンではなくても、CD以上の高い周波数まで再生する能力がある製品がありますし、24bitや32bitの量子化ビット数は、ヘッドフォンとアンプの再生能力が伴わなければ、再現できません。
よって、「ハイインピーダンスだから音が良い」というわけではなく、ヘッドフォンの設計次第で音が変わりますし、ユーザーの好みの問題もあります。
良い音の定義は人それぞれなので、まずは、家電量販店等で試聴機を置いてある店に行って、好みの音のヘッドフォンを探してみることです。
そもそも、ご本人の好みの音でなければ、ハイレゾの意味もありません。
参考
https://www.denon.jp/ja-jp/blog/4426/index.html
https://audio-seion.com/headphone-impeadance/
私の場合、ハイインピーダンスだと、300オームのSennheiser HD-560 Ovationとか同社のHD-414(600オーム)を使っていますが、さすがに、ここまでインピーダンスが高いと、Macのヘッドフォン出力では、力不足です。
よって、標準よりちょい高めの42オームのaudioTechnica ATH-A900Xとか、定番中の定番SONY MDR-CD900ST(63オーム)あたりなら、なんとか使えます。
https://ja-jp.sennheiser.com/hd-414-archived
https://www.audio-technica.co.jp/product/ATH-A900X
https://www.sony.jp/headphone/products/MDR-CD900ST/
石川さゆりさんが、Sennheiser HD-560 Ovation IIを使っているのは、結構有名。
https://www.news-postseven.com/archives/20180825_743437.html?DETAIL
逆に、インピーダンスが低めの製品として、Xiaomi Mi PISTON2(18オーム)なんかも持ってはいますが、このヘッドフォンだと、ノイズがよく聞こえてしまって、かなり不快に感じます。
ベリリウム振動板を使っている上に独特なチューニングの製品なので、インピーダンスだけの問題ではないですけれど…。
(私は、ノイズチェック用に使っているので、まあ、それはそれ…。)
あとは、気に入ったヘッドフォンをMacに繋いで、音が気にいるかどうか。
力不足に感じたり、音の傾向を変えたくなったら、USB接続のヘッドフォンアンプ等を検討してみれば良いと思います。