Keynote で HTML 書き出しの際に、音源のファイル形式が MOV に変換されてしまう

Specialist_NI様、大変興味深いコメントをありがとうございました！

MacOS Big SUr 11.7.8／Keynote9.2の環境であることが起因してか、「共同製作」を実現できていませんでした。

具体的には「アップデートが必要です」のアラートが出てきますが、AppStoreからアップデートに何も表示されないので諦めていました。

今回、ヒントを頂いたのでもう一度、別の選択肢である「iCloud.comに移動」を試してみました。

ここで希望が見えましたので、先ずはコメントに対する感謝のお伝えと共に動向をおしらせします。

（１）iCloud.comで該当するKeynoteのファイルにアクセス

※希望が見えたというのは、「共同製作」がiCloudからは設定できることですが、気になるとすればiCloudで保存したファイルが、正しくオフライン環境のオリジナルKeynote9.2と互換が保たれるかは未知です。複製コピーを利用してテストします。

（2-1）「共同製作」→「ユーザーを追加」に進めることができます。

「メールアドレスか電話番号」で追加できるようなので、ここで試しに

対象者：「参加依頼した人のみ」を選択。

アクセス権：「閲覧のみ」を選択。

手持ちのメールアドレスを追加しました。

リンク先が発行されますので、コピーして別のブラウザからアクセスしましたが、「Apple ID」でのサインインが求められます。

（2-2）対象者を「リンクを知っているすべての人」にした場合

アクセス権：「閲覧のみ」を選択したまま、対象者を「リンクを知っているすべての人」にしました。

「リンクを送信」クリックするとリンク先を記した小ウィンドウが開きますので「リンクをコピー」。

リンク先が発行されますので、コピーして別のブラウザからアクセスしましたて、対象のファイルにアクセスが出来ました！

このテストは未だMac環境下のみの確認ですので、WindowsやAndroidスマホなどでの状況確認はできていませんが、希望が見えました！ありがとうございます。

テスト中に気になった点も挙げておきます。

HTML版でのテスト結果より、少し読み込みが遅くなっている気がします。

但し、HTML版で見られた「音ズレ」や「効果音の損失」が無く、希望に添った再生ができています。

未確認なことは、フォントの互換性でしょうか。

同じシステムで再生していますので気がつかないだけなのかもしれませんが、時間のあるとこに検証したいと思います。

また、「ほかのファイルフォーマットで書き出した場合、同じ現象が見られるかご確認ください。」の件は、現状HTML版にせずともスライドの再生が共有できれば良いとの判断と、HTMLへの書き出しメニューが見当たらずですので未検証です。

また発見できたことなどありましたらご報告予定です。

ありがとうございました。

Specialist_STさん、コメントをありがとうございました。

その後、いくつかの確認ができましたので、既にご存じの方もいるかもしれませんが、備忘録としてメモします。

▲MacOS/Keynote9.2とiCloud/Keynoteとの共同作業について

懸念していた通りでしたが、Mac側のKeynoteで作成したファイルをiCloudに保存していました。

このファイルをMacのKeynote9.2からではなく、ブラウザ経由のiCloud側で開き、何らかの変更を加えた後は、「Keynoteのアップデートがあります。」のメッセージが出てしまい、このファイルに対しては追加の作業が続行できません。

「共同制作」には赤い！が付いてますのでクリック､またはファイルに変更後に、保存しようとするとメッセージが出てしまい保存ができません。

App Storeへ移動：Storeに移動しますが（MacOS Big Surに対応した）アップデートは存在しません。

今はしない：何もしませんが､Mac側からは何もできません。

iCloud.comに移動：おそらく最新版ですので作業は進められます。

悩んでいても仕方ないので応急的な解決策を見つけました。

1. ファイルを複製する。複製後は混乱しないようにコピー元を削除しましょう。
2. バージョンを戻す。よく確認しないと変更箇所が分かりませんのでお奨めできません。
3. 移動する。iCloudに保存したファイルを一度オフラインディスクに移動すると作業できますが…
4. 移動する。オフラインディスクに移動したファイルをiCloudに移動しても作業できますが…
5. コピーをダウンロードしたデータで作業は進められますが…

が…の項目［3-4-5］は、投稿前に気がついたのですが、同じデータであるはずなのにアクセス権の問題でしょうか、「共同制作」がグレーアウトしていて再開できなくなっています（原因追及はしておりません）。

従って、バージョンが異なるMac版とiCloud版を行き来した場合は、1の複製した後の更新が一番安全であると思われます。

現在の状況下では、Mac側のKeynoteのデータが［オフライン保存／iCloud保存］に関わらず、修正をする場合はMac側のKeynoteで行う徹底をしようと思います。

ちなみに、テストのためMac側とiCloud側の行き来をしていると、Mac側のKeynoteがフリーズし易い感じでした。

以上、最新OSでは無い環境の方は、ややこしくなりますのでご注意ください。

共同制作に於ける注意点は、まだテストしていませんので、またの機会があればご報告いたします。