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Macのパフォーマンスを低下させない空き容量の目安

Macのストレージ空き容量とパフォーマンスの関係について、

一般論として、空き容量が少ないとパフォーマンスが下がると思いますが、

空き容量が総量の何%くらいだと、Macのパフォーマンスが下がらないのでしょうか?

根拠のある情報 or 実際のユーザーの見解を聞かせてください。

MacBook Pro (2021)

投稿日 2024/03/29 03:54

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2024/03/29 09:09 castle96 への返信

SSDに採用されているチップの種類(SLC、MLC、TLC等)と、コントローラの仕様、Firmwareの設定によって変わります。

メーカーが仕様を公開していない場合は、一般的な情報をもとに考えるしかありません。

(Appleは独自のコントローラを採用し、仕様を公開していない)


一般的には、空き領域が2割を切ると、効率が下がると言われます。

これは、OSが最適化を行うTrim、SSDのコントローラが最適化を行うガベージコレクションやウエアレベリングには、それなりの空き領域が必要になるためです。

空き領域が少ない状態で、Trimやガベージコレクションの処理が頻繁に行われれば、SSDの寿命の低下を招きます。

SSD全体のセルを均等に使用するためのウエアレベリングで寿命の問題は改善できますが、ウエアレベリングを行うためにも、ある程度の空き領域は必要ですし、いくらバックグラウンドで動作していると言っても、その処理が頻繁になれば、速度低下を起こします。


参考

Kingstonは80%とサポートに記載

https://www.kingston.com/jp/blog/pc-performance/full-ssd-solutions

Crucialは、90%とサポートに記載

https://www.crucial.jp/support/articles-faq-ssd/why-does-ssd-seem-to-be-wearing-prematurely

他のメーカーでも、サポートページのFAQに記載されているので、気になるのなら探してみて下さい。


で、使用率80%を超えると、速度低下や寿命に影響するとすると、「常に20%空けておけば大丈夫」と思うかもしれませんが、macOSのアップグレード時には大容量のアップデータになる場合がありますし、ユーザーの使用方法によっては、映像ファイル等の大容量ファイルを扱うかもしれませんし、ガベージコレクションが動くための待機状態にしないで、常時稼働するような使い方をするかもしれません。

https://www.crucial.jp/support/articleshttps://kb.plugable.com/ja_JP/trim-an-ssd-in-macos


そのため、実際には「20%超」の空き領域を確保しておく方が無難ですし、いちいち空き領域を気にしながらMacを使うのも疲れると思いますから、私は、ここの掲示板でも「可能なら40%の空き領域を確保、少なくとも30%の空き領域はあった方が良い」と書くことが多いです。


Trimが、頻繁に行われるような状況であれば、ターミナルで状況を確認した方が良い場合もあります。

https://kb.plugable.com/ja_JP/trim-an-ssd-in-macos


ちなみに、今、私が使用しているMac mini 2018は、2TBのSSDを搭載していますが、普段使用しないデータは、外部のSSDやHDDに退避してあるので、内蔵SSDの使用領域は半分以下です。

(今現在、500GBちょっとしか使用していません)

実際に2TBも使うはずがないのは注文時に判っていましたが、SSDを多く積んだ方がSSDの読み書きの速度が速くなるのと、空き領域を気にしながら使うのが面倒なので、内蔵SSDに2TBを選択しました。(後から交換もできないし…)

WindowsPCは、1TBのSSDを使っているものが多く、こちらも半分以上、空き領域にしています。


Macのパフォーマンスを低下させない空き容量の目安

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