WD Black、確かに速いです。
でも、それは、WindowsPCのM.2スロットに装着した場合であって、Thunderbolt 3では、速度が制限されるので、意味がないです。
下記の記事を参照
Thunderbolt3は40Gbps(5000MB/s)と言われてるけど、本当はその半分!?
しかも、WD Black搭載のコントローラとNANDチップの発熱は、WD Blueの比ではないので、小さなSSDケースでは、放熱が追いつかずに、サーマルスロットリングが発生して、結局速度が遅くなるか、動作が不安定になります。
M.2 SSDをThunderbolt対応ケースに入れて使用するなら、速度は2750MB/sec程度で良いので、低発熱のSSDを選択するのが無難です。
そして、可能な限り、放熱能力の高いSSDケースを選択してください。
冷却ファンが付いているケースが無難ですが、使用頻度によっては、小さな冷却ファンなので、軸受の劣化で異音が出るようになりますから、冷却ファンには寿命があることを承知でした上で購入を検討してください。
逆に、アルミ筐体などの金属筐体のケースなら良いかというと、SSDの熱を、筐体に逃がすような構造になっていなければ、意味がないです。
SSDにサーマルパッド等を貼り付けた上で、蓋を閉めた時に筐体の金属部分と、しっかり密着する構造なら良いですが、隙間が空いていたり、スライド式の蓋の構造のためにサーマルパッドがずれたり剥がれてしまうようなケースもあります。
あと、なにより、サーマルパッドはSSDの表側に貼り付けるわけですが、両面実装のSSDの場合、裏面のメモリチップは全然冷却されないので、このようなケースに入れるSSDは、片面実装のタイプが無難です。