【メモデータの復元(ゴミ箱にもなく完全に削除されている状態)からの復元】
前提条件
・iMac(2017,OS13.6.7)にて作業した
・Timemachineにてバックアップを常態化していた
作業概要
Timemachineにより、消える前の「メモアプリ」関連データを復元させ、その上でiCloudとの連携を整えていく。関連データは以下の3つである。*Mac上のフォルダ名と違うようなので「Finder→移動→フォルダへ移動」にパスを入れてたどり着く先のものを選択していく
〇ユーザー名/Library/Containers/com.apple.Notes/Data/Library/Notes/

〇ユーザー名/Library/Grope Containers grope.com.apple.notes

〇ユーザー名/Library/Containers/com.apple.Notes

手順
①上記3つのフォルダをそれぞれ表示させ、一つづつTimemachineにて、メモが削除される前の日付部分にて復元(Timemachineの操作方法は割愛)させる。
②対象のデータをすべて選択し、Mac内のデータに上書き(置き換え)する。
③3つのフォルダ内がすべて書き換えられたら、第一段階は完了。
④ここからオフライン作業にするため通信環境を切断。*通信できる状態だとメモアプリ立ち上げた途端に、データの消えてしまったiCloud上のメモと同期してしまうので、前段までの作業が無駄になり①〜③を繰り返すことになる。
⑤オフラインであることを確認した後に「メモアプリ」を立ち上げる。この時点で消えていたメモが復元されアプリ内に表示されているはずである。*ここで表示されてない場合は①の対象データが間違っている可能性大。
⑥この段階で左上にある「iCloud」のフォルダにメモが表示されているはずである。このメモたちを左下に表示されている「このMAC内」に移動(ドラッグ&ドロップ)させる。すべて選択等を使って効率よくやってみよう。ここで一旦メモアプリは終了させておく。*「このMAC内」が表示されてない場合は、メモ→設定→「このMAC内アカウントを有効にする」にチェックをいれる。
⑦ここまでで第2段階まで完了。現在の状況としては、Timemachineで復元させたデータを、メモアプリ上にてMac端末内に保存し、iCloud上にはデータがない状態である。
⑧ここまで整ったところでオンライン環境へ戻すために、通信接続を再開せせる。
⑨あらためてメモアプリを起動させると、「iCloud」側にはデータがなく「このMAC内」側にメモが移動しているはずである。「このMAC内」はiCloudとは同期されないので、ほかに共有させたくないする必要がなければこのままで作業終了である。
⑩他の端末でも共有させたいのであれば「このMAC内」にあるデータを⑥の手順と逆の流れ「このMAC内」→「iCloud」へ移動させる。この作業によって、iCloud上にオンラインでメモデータが移っていくので、iPhoneや他の端末(同じAppleID)のメモでも表示されるようになる。
思いがけずメモを消去してしまうことはそうそうないだろうが、一旦やってしまうとApple公式でも「復元はできない」という案内しか出てこない。
iCloud.comでメモを削除/復元する - Apple サポート (日本)
だが、Timemachineを使っておけば比較的単純な作業で復活ができた。バックアップの大切さを再認したトラブルだった。