Mac - AC電源を入れっぱなしにして使ったほうが、バッテリーが長持ちするか
(質問の背景)
ネットで検索するとこの手の話題やディスカッションはたくさん見ますよね 本当のところどういうケースが劣化しやすい(劣化するスピードの違いも含めて)知りたいと思っていました
・充電100%のとき 劣化の速さがどれだけ早いか
・サイクルカウントが何回目から 劣化が早くなるか
・温度の影響
(劣化という言葉が曖昧かもしれないのですが バッテリーの設計された最大容量からの減少の割合%)
そもそも バッテリーは消耗品であるために 時間で劣化しますし またヘビーな作業をする方はそれなりに消耗が早いと思うので あまりこういうことは考えず1〜2年過ぎたら交換してもらうという考えもすこし持っていますが 知見として バッテリーの劣化を早めるケースを知って 長く使っていきたいと思っています
(質問)
CPU が M シリーズの Macbook Pro で、 AC 電源を入れっぱなしにして使った場合と 20%〜80%の間になるように手動で充電開始・停止を維持した場合とでは どちらが長持ちするでしょうか?
AC 電源を入れっぱなしにした場合に バッテリーが80%付近になるとバッテリーの最適化機能が働いてくれるので システムにお任せしてしまった方が良いのかもしれないのですが こちらの設定をすると80%が上限になるわけでもないようです 100%になることもあるようです 100%の状態が劣化を早めるという情報もあり (書いていてこのようなことを気にしたら精神衛生上よくないと思いながら) 知見として確かめる意味では 最適化機能であっても100%にさせないほうが より劣化を防げるのか知りたくなりました
(調べてみつけた情報)
出典としては 国立研究開発法人科学技術振興機構 低炭素社会戦略センターで
令和2年3月の調査報告書 「リチウムイオン電池の劣化挙動調査」 という資料を見つけました
https://www.jst.go.jp/lcs/pdf/fy2019-sr-01.pdf
バッテリーも リチウムイオンとか リチウムポリマーとか 素材なんかもいろいろ違って 単純比較というわけにはいかないにしても (Macbook によってはリチウムポリマーだったりもありましたが) 満充電状態 90 70 50 30 10%の状態で500日保存した場合の劣化の割合がグラフになっていました
→ 自分が読み込めた内容としては 電極の組み合わせにより違いはあるものの 掲載されていた情報の1つに 100%状態では100日経過までに最大容量60%に劣化、200日経過までに最大容量60%まで劣化
90%状態では300日を超えても70%以上容量が残っている
50%状態では220日で90 %、400日で80%残っている
というふうに読み取れました
またサイクルによる劣化では 同じく 掲載されていた電極の組み合わせの条件では 45%〜55%の間を充電する場合が最も劣化の進みが少なく、最大容量90%に低下するまでに2500サイクルということみたいです サイクルで劣化する理由については 電池の中の特定の領域でのサイクルで劣化しやすいと考えらえる(資料の記載の条件では10〜20%、60〜70%に電位不連続点が存在し電極が損耗するためにサイクルにその領域を含むと電池容量減少しやすいと考えられる)ということみたいでした
上の資料を見た限りでは 劣化を早めるのは
満充電の状態が続く時
特定の領域でのサイクル
45度以上
という点を読み取れました
MacbookPro のバッテリー最適化だと
満充電されてしまうことはある
サイクルスピードを落としてくれる
という点があり 満充電のところを回避(上限設定等)できたらいいなとは思いました
わたしとしては CPU が M シリーズの Macbook Pro で 満充電状態を回避するために 手動で充電開始・停止を維持したほうが長持ちしそうに思えたのですが AC 電源を入れっぱなしにして使ったほうが長持ちするのでしょうか?
* タイトルを変更しました。 Apple Inc.