MacBook Air 13-inch,2020（1.1Ghz/quad-core/8GB/1TBKB-J/JPN）、2台が正常にリカバリーできません。

macbook air 2020だとt2セキュリティチップ付きのインテル機になりますので、デフォルトでは外付けメディア（外付けディスク、インストールUSBなど）からの起動はできません。外付けメディアから起動するには内蔵ディスクの復旧ユーティリティを立ち上げ、起動セキュリティを変更しておく必要がありますがその辺はどうなってるのでしょう？

長らくバッテリーが空の状態で放置されてたとなると、内蔵時計はメチャクチャに狂ってますので、まず正しい時刻にしてやらないと、Apple社のサーバとの繋がりません（暗号化のエンコード・デコードには正しい時刻情報が不可欠です）。

また、ネットワーク環境はどんな環境ですか？会社などのネットワークだとプロキシ（透明プロキシだと、ユーザ側では何も設定する必要はないので、ユーザはプロキシを経由してるとは思わない）やウィルス除去のためのフィルターが入ってることがよくあります。そういうネットワークだと、やはりApple社のサーバと双方向の通信が妨げられ、復旧ユーティリティさえ立ち上がらないことは十分考えられます。

もし会社のネットワーク環境で復旧を試みるなら、DFUモードにして、正常に稼働するMacからファームウェアの復元を試すのが一番可能性があると思います。

Macのファームウェアを復活させる／復元する方法 - Apple サポート (日本)

またおっしゃてる状況からだと、本当にアクティベーションロックが解除されてるかどうか不明という感じもします。復旧ユーティリティが立ち上がって、Macを消去を実行できればはっきりするのですが。

内蔵時計の時刻は、復旧ユーティリティさえ起動すれば、そのターミナルを利用して設定できます。復旧ユーティリティを立ち上げ、そのユーティリティをクリックするとターミナルがありますので、それを実行。ターミナルのウィンドウで、

date[enter]

とすれば現在の内蔵時計の日時が表示されます。これが狂ってないなら、以下は不要です。狂ってる場合には、例えば、

date 0315112925[enter]

とすれば、2025年3月15日午前11時29分に設定することになります。dateコマンドは設定されてるtimezoneの時刻で表示・設定されます。dateコマンドで表示される日時を見れば日本標準時のtimezoneならJSTと付きます。

ネットワークの問題は、普通の家庭のネットワークでやってるなら問題ありません。普通の家庭環境では透明プロキシとかアンチウィルスフィルターを使ってる人はいないでしょうし、もし使ってるなら、その人自身が対応もよく分かってる筈です。

外付けメディアからの起動の可否がわからないなら、できないものとして対応する方が確実です。その時はインターネット復元かDFUモードのファームウェアの復元しか利用できません。ファームウェアの復元でやるにしても、もしアクティベーションロックがかかってるなら、途中で（今までに設定されてる）Apple Accountとパスワードの入力が要求されますのでそれに従えば解除（アクティベーション）できます。

復旧ユーティリティで復元する場合には、復旧ユーティリティが立ち上がった状態で、ターミナルを実行し、

resetpassword[enter]

としてやります。すると、（すでに内蔵システムが壊れてるなら）、リセットできるユーザはいませんとか出て復旧アシスタントの画面が出ます。この時に、画面左上に復旧アシスタントと出ますので、それをクリックするとMacを消去、、、というのがありますので、それにします。するとWiFi接続が求められます。もしethernetアダプタを繋いでるなら、特にWiFi接続は求められません。もしアクティベーションロックがかかってるなら、やはり、ここで、（以前に設定されてた）Apple Accountとパスワードの入力が求められます。正しく入力できれば、画面にアクティベーションできました、と出てNextのボタンかないかをクリックすれば、また復旧ユーティリティの画面になりますので、ここでmacOSの再インストールにすればmacOSがインストールされ、しばらく待てば（ネットワーク環境にもよりますが1-2時間ぐらい？）言語設定の画面になり、初期設定できるようになります。何も設定せずにここで終了として、電源オフにすれば、次回立ち上げた時には、初期設定の画面になります。

もし、アクティベーションロックがかかってないなら、resetpasswordとしてMacを消去にしてネットワークに接続しても、何も要求されることはなく、そのまま復旧ユーティリティの画面になりますので、いきなりmacOSの再インストールを実行できます。

まず、バッテリがへたってるか死んでる、そして、日時が狂っているのでは。