ご本人の回答がないので,通常ならこのままおしまいになるのですが,ラウドネスの取り扱いに関心あるお方が多いのでしょうか,閲覧数が多いこともあり,何かのお役に立つならと思い追記したいと思います。
直近の私の回答に対して投稿者の回答がないことについては,その私の指摘に間違いはなかったのだろうと判断します。
その上で,あと私が気になるのは,
>結局何十回も書き出してはパススルーのプロジェクトで流して他の曲と聴き比べて大きいかを確認しなくてなならない状態です。
>そこで、もっとシステマチックに音量を決められたらな、というのが本来の趣旨でした。
こんなことまでして,一生懸命レベル差を無くそうと迷路に迷い込んでいる人が多かったりするのでしょうか。
たかだかラウドネスというのは一般化を目指した規格でしかありません。
ラウドネス値,即ちLUFSが同じなのに音量感が違うと感じられるなら,極論すればこの規格ではもうどうしようもありません。
例えばppがそこそこある楽曲で他のところは好きなだけffでガンガン鳴らしてもLUFSが目標値の-14になるとしましょう。
逆にずっとフルビットで鳴っている音楽ではLUFS=-14にするには出来上がった楽曲のレベルを全体に14dBレベルを下げるしかありません。
もっと言えば,楽曲の括りって何なのか?という話になります。
クラシックの60分以上ある交響曲でトータルにLUFSを考えればいいのか,例えば楽章ごとに考える必要があるのかという話にもなりかねません。
もっと例えるとそのクラシックの曲でフルビットが5分間続く箇所があるとしたら,1曲5分のポップミュージックでずっとフルビットは1曲のラウドネスレベルとしてなぜダメなのか?ということにもなります。
ラウドネス規格に沿ってレベルを合わせるというのは概ねうまくいくことが多いと思います。もちろんppで終わった曲の次にffで始まる曲が続くことに対して(その逆に対しても),単にレベルが揃っていないというのはまた話が別です。
などと,まあ色々言い出すとキリがないので,数十分の交響曲は別にしても,
通常DAWを使って楽曲を仕上げる時,何回か通して聴いたり,オートメーションを使ったりして作業を進めると思いますが,その時ラウドネス(integrated)を同時に計測するようにして,大体の見当をつけておきます。
最終ミックスでとても良い出来だったけども,ラウドネス値が目指す範囲に収まらず,修正しなければならない場合は単にバウンスしたその最終ミックスのオーディオリージョンのレベルを数dB上げるなり,下げるなりして書き出し直せばそれですみます。
もしも,それによって曲の出来(印象)が変わってしまうようなら,それは楽曲全体のレベルの問題でなく個々の楽器の音色とかミキシングに問題があると判断していいと思います。