液晶パネル等の歪みへの対策とは

 こんにちわ。前回少々感情的なトピックをたててしまい、お叱りの書き込みはもちろん、品性ある方からの的はずれなご指摘から、冷静でありがたいご意見まで、みなさんの様々なお考えをお伺いできて嬉しく思っております。
 特に、「どうせユーザーの間で建設的な議論などできない」という旨の発言をされた方の、この掲示板への参加目的、意義とは何かということを色々考えさせられました(笑)
 どのような方々が書き込んでいらっしゃるかをかいま見ることが出来て、色々な意味で参考になりました。
 そこで、今回は改めて、トラブル対策のためのテクニックに関しての情報を交換したいと思います。
 ご存じの通り、iBook DualUSBなど新型iBookのパネル部に、「反り」などの歪みが生じている事例が少なからずあると思います。
 現時点で、機能的には問題ないのですが、この歪みは外装のみならず、液晶本体への不要な加重をかける要因(液晶の故障の原因)となるのではないかと心配しております。
 (機種は違いますが、PowerBookG4などはもっとひどい歪み方(曲がり方)をするとも聞きますが、それが原因での故障などの事例はないのでしょうか?)
 この不具合(と、この場ではあえて言います)に逢われた方は、どういう対策を講じていらっしゃるのでしょうか?
 「iSuit」という、ポリカーボネイドの外装をまるごと取り替えるアクセサリーが発売されていますが、これは効果があるでしょうか?

投稿日 2002/05/16 09:43

返信: 35

2002/06/09 04:26 Community User への返信

風邪を引いたボケた頭で***たことをほざいていたようです。ごめんなさい。
(○○は風邪を引かないというツッコミは勘弁してね)
まず1から2mmの歪みの件ですが作り手の基準としましては到底許容範囲とは言えません。
私たち作業員が上司に対して「許容される範囲だろ」と言おうものならば即、軍法会議、もとい品質会議です。
ねちっこく「買う人の身になってみろ」と責め続けられます。
「宇宙船なみの制度を要求する気か?」などと言ってしまえば「じゃあ0.1mm以下にしろ」と言われます。
私が扱う品は組み立てると全長2メートル以上幅1メートル以上の大きなものですがそういう事を言われます。
ましてや1cm以上ちがっていようものならばホンマ物の不良品です。
(仕様変更と言う最終手段がないわけではないがこんどはそちらにそろえなければならなくなります)
ステンレスの鏡面材なども扱いますからちょっとした歪みやねじれももろに表(見た目)にあらわれてしまいます。
やはりそうなってしまった場合もやはり軍法会議(しつこい)です。
型の段階で歪んでいると言う意見を言われている方もいらしたようですがそうなるとまさに確信犯扱いです。
そのいかれた型で大量に不良品が作られるわけですから言い逃れは許されません。
そう言った物づくりの基礎になる道具は本当に0.1mm以下の制度を要求されます。
ストレッチやノギスの出番です。(時にはマイクロメーターやスキマゲージも、長いものは1メートルノギスもある)
なんかほとんど愚痴ですが「いやあ、アップルって本当にいいところですね、そこまで許容範囲で済まされるんですか?」
緩衝材に関しては確かに2つしかありません。
がしかし両端にあるのとフック付近にもあるのとでは全く力の係り具合も異なってきます。
残念ながら両端のみの場合はほんの軽いフックの力でも反ります。(てこの原理ね)
しかもそのフックの締め具合一つ(それと緩衝材の高さ)で液晶パネル自体にも影響を与えかねないほどのダメージを与えかねません。
ポリカーポネイド伝説(絶対に反らない、曲がらない?)もいいでしょう、しかしそれを盲信していてはよい品は作れません。
もし、アップルの人達もここにいらっしゃるmasaさんやiBookさんと同じ考えでいらっしゃるとすればアップルサポートセンターの人達がなかなか問題を解決できない理由も納得が行くと言うものです。
「自分自身に対してどこまで厳しくなれるかどうか」(自虐的とはちがう)が一流の仲間入りするか、それともしょせん三流以下で終わるかの分かれ目です。
マックユーザーの高齢化が着実に進みつつあります。
masaさんやiBookさん達などのコアユーザーがどこまでアップルを支えられるかは見物ではあります。
つけ加えておくのならば株主は利益を生みません。(それどころか配当金を要求します)
製品を買ってくれるユーザーは確実にアップルに利益をもたらします。
株主総会ばかりに気を取られ、ユーザーをかえりみなかった日本の企業がどうなったか語るまでもないでしょう。

2002/06/10 03:19 Community User への返信

久々に都会へ行く事が出来たのでついでにiBookの液晶ディスプレイの歪みや反りに関して店頭で検証して来ました。
小さな子供連れだったので2店鋪しかまわれず14インチを含めて5台ほどしか見る事が出来ませんでしたが1台も画面の歪みは勿論のこと本体や液晶パネル側の反りやねじれを確認する事は出来ませんでした。(へばりついて離れないんだよね、子供達が)
その内の本体を閉じる事が出来たのは2台でした。
勿論店にストレッチやスキマゲージを持ち込む事は出来ないので目測のみの検証でしたが日頃の経験から液晶パネル側の反りは0.5mm以内と見ました。
(0.5mm近く反っていたと言う意味ではなく私の目測ではおよそ0.5mm以下の反りはわからないと言う事です。)
ラッチを閉じる直前のスキマからおそらく0.1mm以下の反りではないかと思われます。
(本体と液晶パネル側の反りが同じ方向とは少し考えられなかったし本体の方もほぼ直線が出ていたためそう推測させていただきました。)
ねじれに関しても1mmから2mmどころではなくコンマ数mm以下と見ました。
私が見た製品に関してはよそう以上に高い精度だったので「いい仕事をしているじゃないかアップル」と言うのが正直な感想です。
さて次はラッチにより生じる歪みですがこれも0.2,3mmぐらいでした。
その点に関しては他の国産Win機にもひけをとっていないと思います。
しかしもし万が一ラッチの締め付けがきつかったりした場合に時間がたつにつれて液晶パネル側が歪んでくる事が考えられます。
Cubasistさんの場合もそれではないかと思われます。
閉じた状態でラッチ付近を上から軽く押さえただけでペコッとくっついたりしましたのでやはりラッチ付近にも緩衝材は必要だと思います。
他にもいろいろWin機を見てまわりましたが両端2点の緩衝材だけというのは少なく4点や3点の緩衝材と言うのが多かったようです。
中には点ではなく線で緩衝材が入っているものもありましたし少し驚いたのがラッチの形状に工夫がこらしてあるのか本当に固定してしまうタイプがあった事です。
つまり両端2点の緩衝材だけにもかかわらず閉じた状態で上から押さえてもぴくりともしないのがありました。
さてラッチ付近に緩衝材をつけるメリットを書き留めておきたいと思います。
勿論閉じた時に歪みにくいというメリットがあります。
しかし実はそれよりも遥かに大きな別のメリットがあります。
両端2点だけの場合はラッチによる締め付けが強かったとしても(理論上は1mm近く歪ませる事が可能)いとも簡単に閉じてしまう事ができるためあっさりと検査をパスしてしまいます。
いくらポリカーポネイドとはいえこんな状態を数時間(人によっては20時間以上)、それも毎日くり返されたら歪まない方がおかしいでしょう。
しかしラッチ付近にも緩衝材がある場合は当然閉じる事が困難となってしまうために(ロックできなくなる事も)そういったラッチの締め付け具合に異常のある製品は検査をパスできなくなります。
その結果、Cubasistさんのように月日がたつにつれ液晶パネルが歪んでくるといった悲しいパターンは完全に防げる事になります。
たった2点の緩衝材を追加するだけでいいのです。どれほどのコストアップでしょうか?
本当にせっかく宇宙船レベルとも言える精度をだしているのだからもったいない話です。
余談ですがこんどのiBookはあえて無理にG4化しないで2次キャッシュを倍増して基本性能を上げている点が好感を持てます。
ローンを組んで購入する事も考えましたが娘のひとりはiMacG4が好いと言い出し、もうひとりの娘はeMacがいいとほざきだしたので慌ててその場を退散したのでした。

2002/06/10 10:32 Community User への返信

検証ご苦労さまです。大変参考になりました。
緩衝材をラッチ付近につけるメリットについて、ぜひアップル社(できればApple社)にお伝えください。本来なら釈迦に説法のはずですが、最近の同社を見ていると、「生産性と品質管理に優れた工業デザイン」という基本を知らないのではないかという疑念が付きまといますので。
/// 野尻隆裕(Tell UsとFeedbackの記録→「拝啓 アップル様」) ///

2002/06/10 19:08 Community User への返信

野尻隆裕さんこんにちは、naxchatteです。
<検証ご苦労さまです。大変参考になりました。
ありがとうございます。御理解いただけ大変うれしいです。
残念ながら私の英語は赤点レベルですのでApple社ではなくアップル社ではありますがTellUsしておきました。
大量生産を強いられている現場ではどうしても見つける事の出来ない不具合や不良品というのはよくある事です。
それが発生しにくいようなデザイン(設計)は勿論必要です。
しかしそれらの不具合や不良品に対するユーザーの報告を真剣に受け止め、原因がなんであるかを解析しデザイン部(設計)や生産をしている現場に伝えフィールドバックをはかるのがサポートセンターの本来の仕事ではないかと私は考えます。
検証をしていてる間中も家に帰ってからもiBookの匡体からそれを作る現場の人達のなみなみならぬ熱意が感じられ感動して、興奮しなかなか寝付く事が出来ませんでした。
iBookは勿論Appleの製品が東南アジアで生産しているからとかアメリカの設計だから国産のマシンよりも品質が落ちるという事は絶対にありえません。
私はむしろユーザーの声をフィールドバックさせる機能が十分に働いていないのが原因なのではと考えています。
愚痴をこぼしてしまいました。お許しください。
では失礼っせていただきます。

2002/06/12 16:01 Community User への返信

職人技的に精度を要求される仕事をされてるのは分かりますが、世の中すべてがそうとは限らないのを理解されるとだいぶ楽になると思います。
そりゃ製品自体の性格的に精度を要求されるものならともかくコンピュータでそれほどの精度を要求される場合はほとんどないでしょう(防じん防水仕様 PC くらい?)
PC なんてすごいですよ。激安ケースとかだと PCI カードがきちんと刺さらないとか、ネジがうまく絞まらないとか、比較的ありがちですから。それでも安けりゃいいと満足して使う人が多く実際良く売れてるのです。
# F1 レーサがファミリーカーのハンドリングのあそびに不満持つのは分かりますがそれは選択を間違っているというものです。がちがちのレーサーカーを選びましょう :)

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