高画質なDVDを作るためには・・・?

フルHDカメラ(設定は最高画質で)で取った動画をハイビジョンなみのキレイなクオリティでDVDを作るためには、

DVD-Video規格ではハイビジョンは扱えませんから、どう逆立ちしてみてもHD品質にはなりません。

HD品質が必要なら、BDが必要です。

DVD の規格をご理解頂けるなら、DVDに焼き付けるアプリケーションのエンコーディング機能がが品質の限界点です。

映し出す装置がBDに匹敵するものでも、例えばプロジェクタなど使用するのであれば、DVDとBDの境目はありません。

高性能なアプリケーションで編集しても、使用するテーマなどはDVD規格に準じているものが多いはず。

映像のみを綺麗に残すのはPC等を使用せず、家電のBDレコーダなどで編集するのが理想でしょう。

momochan0518様

フレームサイズが1920x1080等であっても、圧縮がApple ProRes422とかだと無理なんでしょうか?

問題ありませんよ。

（放送用のHDCAMも1,440×1,080です。HDCAM SRは1,920×1,080です）

DVD作成は、DVD Studio Proを利用しますが、Final Cut Proでの設定やCompressorでの書き出しなど、どの程度の設定で行う必要があるのでしょうか?

DVDの書き出し設定は通常のDVD用の設定で良いです。というかそもそもがDVDのビットレートの上限を超える事は出来ないのと、どう頑張ってもSDのDVDの品質を超える事は出来ません。

もしBlu-rayも考えられているのでしたら、Finalcut Pro Ver7からはBlu-rayへの書き出しが可能となっています。

入力する素材の質にもよりますが、結構よい品質で書き出せていて、8coreのMacProですと素材の2～3倍程度の時間でエンコード可能です。

また、DVD-RへAVCHDを記録する、ハイブリッド的なディスクを作成する事も可能です（DVD-Rですから収録が15分程度となります。また再生はBlu-rayデッキが必要です）

momochan0518 さんによる書き込み:

では、

HD録画した動画でちょっとしたPRムービーをFinal Cutで制作し、それをDVDで作成できる最高品質のものに仕上げるには、Final Cut、Compressor、DVD Studio Proなどでどのような前提の設定が必要なのでしょうか?

余計なお世話とは思いますが、DVDと決まっているのであれば、映像ソースのライティングとかで解像度の差が出ないような画像を探し求めるのが「最高品質」への道ではないでしょうか。

momochan0518様

まず、FCPに特別な設定は必要有りません、というかHD用のそれを選ぶか、AVCHDなどの形式がProRes422などで変換されていれば、一つ目のカットをシーケンスに書き込めば設定は終わりです。

一個目のカットを並べる際に、その素材が持つ形式にシーケンスを合わせるか聞いて来るのでOKを押すだけです。

（ただ、一般にビデオ素材として用いられない形式を一カット目に入れてしまうと、それになってしまうので注意が必要ですが）

compressorも基本的には高品質なプリセットを選ぶだけで良いです。

ただ、compressorでHDからSDにダ***ンバートする際に「インスペクタ」からフレームコントロールをオンにして、デインターレースを高品質、レート変換を高速もしくは高品質（映像の状態などで変換する様に思います）と設定すると、時間はかかりますが割と綺麗な状態になると思います。

（まだ実験中な所もありますが、この手の話題は過去に私が何度か書いているので検索されると何か参考になる事があるかもしれません）

でも、まずはプリセットを使用してやってみるのが良いと思いますよ。

momochan0518様

FCS3（FCP Ver7）をお持ちでしたら、AVCHDのカメラをUSBで繋ぎProRes422に変換しながら取込む事が出来ます。

8coreのMacProならほぼ等倍速で取込む事が出来ます。i7搭載のiMacなどでもそれに近い速度だと思います（ほぼ、データコピーに近い感覚ですね）

なお、Apple Intermediate CodecはG4のiBookなどでHD動画を編集する為の形式なので、変換した時点で画質の劣化が始まっています。

折角、FinalcutProをお持ちなので、ぜひProRes422を使いましょう。

カメラの収録状態よりデータが増えるのを嫌う人もいますが、そういう方は悪い品質の形式を使うか、他社のソフト（アドビ プレミアなど）でやるしかないでしょうね。

ただ、小さいファイル＝高い圧縮なので再生、編集時には圧縮を元に戻しつつの作業となるのでCPUやメモリーへの負荷が高まります。

Cinema Dsiplay 24インチ、BRAVIA32インチ、お客さんの40インチ超えテレビで

それは無理ですよ。そういった見方をされたら、私も文句を言われないかヒヤヒヤします（笑。Apple Intermediate Codecで取込んでますし）

ただし、DVDをBDデッキで再生するとアップコンバート時の高精細機能がありますので、その結果、単なる拡大ではなくなりそれ程悪くなく見える場合もあります。

momochan0518様

初めまして私もひたすら高画質DVD作成を探求している一人です。

現在はFCP6+Toast10+BDで作成してます。

テープの制作は、本当に楽でした。修正は楽だし速いし、、、

参考になれば思いますが、

FCP6で1920×1080i60 30分でサイズ753,5MB

ところが

FCP6で1920×1080i60　ProRess422(HQ) 30分でサイズ45GB書き出し気長に待つ状態。

時間をかけても妥協の産物のようです。

とにかく時間がかかり過ぎですよ。

ProRess422(HQ)には、サイズで閉口気味です。

fuji様

初めまして私もひたすら高画質DVD作成を探求している一人です。

それはHD品質に匹敵するDVDを作りたいという事でしょうか？それともHD収録の素材で綺麗にダ***ンバートしたDVDを製作したいという事でしょうか？

FCP6で1920×1080i60 30分でサイズ753,5MB

ところが

FCP6で1920×1080i60　ProRess422(HQ) 30分でサイズ45GB書き出し気長に待つ状態。

時間をかけても妥協の産物のようです。

とにかく時間がかかり過ぎですよ。

データの大きさ（圧縮具合）と画質はトレードオフです。

また、データ量が肥大化していますから、CPU速度、メモリー量、HDDのサイズはいくらあっても足らないのも仕方が無いです。

友人達と話したのが、パソコンの速度が向上してはDV（SD素材）で作るには楽々になったけど、HDになって重くて仕方が無い、、

それはまるでG3 233MHzなどで編集をしていた頃みたい。下手したらもっとキツいかも知れないなんて話してます。

タカシ様

申し訳ございません、素人編集で没頭しておりこのコラムへ来る暇がありませんでした。

DVDの配布は未だHDでなくSDです。

ProRess422(HQ)はその点非常に期待してましたが、一般ユーザーの視覚ではその差はわからいようでした。

さらに容量は多くなり4.7GBのDVDは厳守のため容易でないです。

BDの民生一般化を期待したいのですが、テープtoテープも捨てがたい現状です。

素材はHDでエンコ1回でSDのDVDで妥協してます。

現在、エンコと焼きタイムは、3時間以内で収めてます。

タカシさんは多方面に渡り熟知されており、

悩みの種の時には、アドバイスをお願いします。

元となる映像ファイルは異なるなのですが（FinalCutで編集し終えた後、1920×1020ピクセルにて、movファイルに書き出し２分程度の動画映像。コーディックは様々な形式で書き出し、それぞれ試してみました）、どれだけMacでの再生で奇麗であっても、DVDに焼いたら、低画質になってしまいます。

当初は、DVD自体が低画質を前提としているものと諦めていたのですが、たとえば米国ハリウッド映画の、最近のDVD（販売またはレンタルのもの）の中で、40インチ以上の大型液晶テレビの画面で見ても、ブルーレイに劣らないと言っても過言ではないほどの、高画質なDVDを見ました。

一例としては、トム・クルーズ主演の「ワルキューレ」です。

このことを、某大手コンピュータ販売会社の直営店の店員さん（Aさん）に初めて伝えた際には、「もともとの撮影段階から高画質だから、DVDに焼いた結果も高画質である」との回答に終始し、私の質問とかみ合いませんでした。というのも、私の質問は、macにて原画像を見た際（およびそれをブルーレイに焼いた際）にはとても奇麗な画像が、DVDに焼いたら汚くなってしまった。という前提だからです。

そこで、別の日に、同じ直営店に再び行き、別の店員さん（Bさん）に質問したところ、それは原画像をDVDへ焼き込む過程における処理において、高度な処理をするか、簡易な処理をするかの違いであり、高度な処理をすれば、奇麗なDVDになる、との回答でした。

そこで、私は、自分が探せる範囲内にてなるべくmacの専門家とも言えるほど詳しい人を探して、高度な処理の仕方を聴き、いろいろと試したみたのですが、結局、さして画質は向上せず、ましてやトム・クルーズ主演の「ワルキューレ」には程遠い低画質でした。

引き続き、私は、DVDでの画質向上情報を探しておりますが、暫定的な判断として、米国のDVD配給会社（もしくはその日本支社）には、私の知りようがない高度なDVD焼き付けアプリケーションと機械と技術があり、それを使用しているからこそ、奇麗なDVDが出来上がる。しかし、私が入手できる機械（実際には現在MacProですが）、そもそも不可能である、となっております。

もしこの私の暫定的判断に誤りがある場合には、どたなか、誤りをご指摘ください。手持ちのMacProおよびFinalCutSdudioおよびDVDproで、DVD「ワルキューレ」なみの高画質焼き付けできれば、大変ありがたいので。。。。何卒よろしくお願いいたします。

蒔苗昌彦さん

店員のBさんの言われる事が正しいのですが、それは破格の金額です。どうして其処までDVDにこだわれるのかが解せません。

もう既にBDプレーヤーは2万円台に落ちており、安いものでは9800円という物でもきちんと再生できる相です。

DVDと言われる物は、DVD-video規格に則って720ｘ480で製作される物で、それを1920ｘ1080に伸張して再生するので画質が低下する訳ですから、高度なエンコードで佳くなるとは言え、BD-video規格（1920ｘ1080）に勝る物ではないと思います。

DSPで高度なメニューや調整をしなければならないという前提があるならば、何とも申し上げられませんが、トーストでも陳腐なメニューは出来ますし、I-Oを使って簡単にBDが焼ける環境が与えられている状況の中で、未だにDVDに拘られる理由が判然としません。

営業用でしたら寧ろ DV (4：3）で撮られて、そのままDVDにされた方が結果的に良画質の物が出来ると思いますが。