Homes さんによる書き込み:
しい坊 による書き込み:
諸民族は自民族の母語の使用権のために血みどろの戦いをしてきました。
ごもっともです(本心から)。
Homes さんがそうおっしゃっているのを疑う必要性は全く感じません (^^)。
英語は第2公用語ということでm(__)m。
ところが、この“第2”というのが曲者なんですよ。「蟻の一穴」(千丈の堤も蟻の一穴から崩壊す)という言葉もあります。
英語が全くできない日本人がほとんどの現在でさえ、義務教育で全国民が一応最低でも3年間は英語を学ばされていることの弊害として、最近の若者の間では:
「水が飲みたい」→「水を飲みたい」
「君が好きだ」→「君を愛してる」
のように統語構造まで英語風になってきてしまっています。
何年か前モスクワのシェレメチェヴォ空港で日本行の飛行機に乗り換えるために搭乗待合室に座っておりました。免税店などがあるセキュリティーチェックの前の廊下がガラス越しに見えたのですが、タレントの石塚英彦似日本人と思われる男性が汗をかきながら、ガラス越しにどうやって入ったら良いのかと困り果てたようにさ迷っておりました。そこで私はガラス越しに彼に近寄って指で指して入り口を教えて差し上げました。
後に彼と合流したのですが、京大の素粒子研究所の方だとわかりました。で、彼はロシアに講演に呼ばれて、その帰りだと言います。どこで講演したのか訊ねたところ、ジョージアだと言います。ん? ジョージアというのは米国の州で、ロシアにジョージアはないでしょうと言うと、「何を**なことを言っている。誰だって知ってる。ジョージアはロシアの共和国だ」と主張します。私は、「ロシアにジョージアなんてあるはずはない」と主張すると、まぁ、私が教養がないの、**だの、途端に横柄になりました。「いったい、どんな町で講演したのか」と訊ねると「首都のトビリシだ」とおっしゃいました。「トビリシ? あ、じゃあ、それはジョージアじゃなくてグルジアでしょう!? 日本語ではグルジアって言うんですよ」とこちらが言うと、「何を**なことを言っている! ジョージアは世界中どこでもジョージアだ。グルジアなんて誰も聞いたことはないぞ!」と強弁なさいました。いや、強弁ではないのでしょう。日常的に英語でコミュニケーションを取っていると全て英語が標準だと思い込んでしまうのでしょうね。
このApple サポートコミュニティでも私はよく誤解されるのですが、きっとその方は、私が本当はジョージアというのがグルジアのことだとわかっていて、わざと嫌がらせで知らないふりをしていたのだと信じていたのかも知れません。しかし私は本当にグルジアのことをジョージアと英語で言うとは知りませんでした。英語ができる日本人は英語ができない日本人がいるということは想像ができないようです。
村上龍のメールマガジンも購読しています。なかなか有益です。ヨーロッパの国際機関に勤務されている国際公務員の日本人の方の通信が毎週あり、なかなか興味深い文章なのですが、日本人のくせに「ブラッセル」だとか、「ワルソー」、「ダニューブ」、「***」のように表記されるのですね。日常的に彼は英語で生活しているのだと思います。もちろん、英語ではそのように発音しなければなりません。英語で原綴通りの発雄をしたら異様ですし、間違いです。しかし、日本語で表記するときには日本語で表記しなければなりません。変に英語にかぶれてしまうと、何でも外国のものは英語風に表記しないと我慢できなくなってしまう傾向が特に日本人には強いように思えます。
よって日本においては英語は“第何”公用語であっても公用語化には反対します。と言うか、それ以前にまず日本語を公用語化しましょうよ! 日本国の公用語は日本語ではないのですよ! そっちの方が由々しき問題だと思いますが?
他方,日本人は不思議な民族で(といっても単一民族ではありませんが),
「日本人」は民族名ですから、単一民族だと思いますが (^^)?(日本民族の内部に他の民族は存在しえない。)「日本国人」という国籍名で考えても、日本民族以外は全てを併せても 1 % にすら満たない人口ですから、日本は事実上の単一民族国家です。
沖縄県を「琉球自治道」のようにして事実上の半独立国にするか、日本国を本土帝州と琉球共和州の2国家制にして連邦国家にして、言語も本土共通語と琉球共通語にすれば、本土帝州の主要民族は大和人、琉球共和州の主要民族は琉球人ということになり、日本連邦は大和民族と琉球民族の多民族国家ということにできます (^^)。
他方,日本人は不思議な民族で(といっても単一民族ではありませんが),中国に植民地支配をされてもいないのに,外交使節を遣わしてまで漢字文化(文字・語彙・発音,漢文)を輸入し
当時の東亜においては中華帝国は最大の超大国かつ超文明国家でしたから、日本の行動は自然でありましたし、日本以外の中華帝国の周辺衛星諸国はどこも同じように振る舞っていたはずです。朝鮮などは日本以上に中華文明に過剰同化してしまいましたし。
また、日本は「漢委奴國王印」の出土からも証明されている通り、実際にも239年に邪馬台国の卑弥呼が魏に対して使者を送り親魏倭王の爵号を受けてからは、大和政権が樹立されてからも「倭の五王」と呼ばれる日本の天皇たちが中国から冊封を受けており(=中国を主人として、その臣下となった)、中国の属国として中国に支配されていたわけで、まぁ、日本がいつ中国から独立したのかはムニャムニャの状態になっているようです (^"^;)。
で、この高い文明から低い文明が文字や色々な学芸を受け入れることは別に東亜のみではなくヨーロッパでも広く起こったことでした (^^)。
ハングルのような独自の母国文字を作る努力もせず,漢字とその省略体を今日まで使い続けてきています。
朝鮮語のハングルにしても、日本語の仮名と同じような位置づけで「漢字仮名交じり文」のような「漢字ハングル混じり文」だったのではありませんでしたっけ? また、ハングルはせっかく作っても誰からも使われず、確か日本統治下でハングルが普及させられたのではありませんでしたっけ? ここら辺のところは何たって、harubang さんがお詳しいと思います (^^)。
そういう民族なので,英語についても中国に相対したのと同じように対応したらどうかと思っています。
(もしかしたらこんな日本の民族は,未来的かもしれないと期待しています。
日本人がそのように節操もなく (?) 異文化をバンバン受け入れてきた民族と言う説は私には都市伝説のように思えます。
人類史を紐解けば、世界のどこでも未開民族は近隣の文明大国の文物を積極的に受け入れています。古代ローマ人(ラテン人)も文明人のギリシア人からギリシア文字を学びラテン文字を作成し、蛮族ゲルマン人はルーン文字を捨て、ローマ帝国のラテン文字を導入しました。東方から欧州に侵入してきたハンガリー人たちもロヴァーシュ文字を捨てて、ラテン文字を導入しました。
宗教だって日本人が仏教に帰依したように、ゲルマン人やハンガリー人もキリスト教文化に帰依しています。そしてどの民族も自分たちが受け入れた文明世界の文物を自民族に合ったように適宜変更を加えています。
神は人類の力をそぐために違う言語を話すようにさせた。多分聖書)
まあ、バビロンの摩天塔(Turris Babel/מגדל בבל)伝説の由来が正しいと仮定すると(正しいわけありませんが)、この世界の“バベルの塔”状態を収束させて単一言語(アッカド語!?)に戻すというようなことは、神の意志に反する行為で、やはりよろしくはないのではないかと (^◇^;)? しかも“元に戻す”と言うことは、まぁ、アッカド語かシュメール語に戻すことであって、決してゲルマン語が壊れて成立した現在の英語ですらない米語ではあり得ませんよね (^^)?