arageo さんによる書き込み:
しい坊 による書き込み:
arageo さんによる書き込み:
モバイルツールとしては、iPhoneがダントツです。
とは言いきれないでしょうね。なぜならば3つとも違う使い方を想定して開発しているからです。
具体的にモバイルツールとして、どんな異なった使い方を想定していますか?
iPod touch は私は使いませんので、これについては使い方は想定していません。基本的には iPod touch ⊂ iPhone なので、iPod touch は iPhone の機能のうち、電話機能や GPS 機能を必用としない方が使うものなのでしょう。私の場合は iPod touch は選択肢に入りえないので、ここでは iPhone と iPad に限定してお答えいたします。
iPhone は何と言っても全てが集約された「電話機」です。良くも悪くも、これが iPhone の最大の特徴です。「通話」ができる機器だと言うことです。そのためのフォルムと大きさの中に最大限の機能が集約されています。必用とあればインターネットのブラウジングもできますし、その美しさ、使いやすさは他のケータイ(いわゆるガラケー)の追随を許しません。非常に完成度の高い大量生産大衆家電だと思います。
しかし、iPhone は手に持って通話するという制限のため、非常に小さく設計されています。そのため、メールにしても、ウェブ・ブラウジングにしても、画面が非常に小さくなっており、見づらくなっております。それを解消したのが、割切って通話機能を削除し、その代わり画面を大きくした iPad です。他のサイトなどでは iPad のサイズの半分の iPad が欲しいと言う意見が多いですが(印象ではそのような要求をされているのは、Mac ではなく PC ユーザーの方々、ケータイ・ユーザーの方々が多いように見受けられます)、(Apple が今後そういう製品を絶対に出さないとは断言できませんが)iPad の位置付けを考えれば、そのようなサイズは中途半端になり、恐らく Apple は考えていないと思います。
通話は iPhone で、電車の座席に座っていたり、自宅で布団の上やトイレで(失礼!)メールの“確認”やネットの“閲覧”をする場合には iPad を使うようにしています。実際のメールの返信は、母艦であるパソコンの 17" MacBook Pro 上から行ないます。わざわざ入力しづらい iPad からメールを送信する必要はないし、ましてや iPhone 等論外です。またスケジュールの確認も iPhone よりは iPad を使った方が一覧性もあり、はるかに快適です。出先で「マップ」で場所を調べるときにも iPhone のものよりも iPad のものの方がはるかに見やすく、使いやすいです。
モバイルツールとしての使い方は、デジタルハブたる母艦の Mac 中心です。
私は iPhone / iPad のホーム画面のレイアウトの編集や、アプリや楽曲等の購入、アップデート、ファイルの登録、等々の管理は全て母艦の Mac 上で iTunes を経由して実行しております。
メールは、基本は Mac 上の Apple Mail です。iPhone と iPad の Mail は200通しか表示できません。また、表示できない分も含めて1か月を超えたメールは順次削除されてしまいます。つまり、iPhone / iPad ではメールは長期保存できないし、また、iPhone / iPad に届いたメールを外部に保存する方法もありません。これは欠点ではなく、Mac を母艦とするデジタルハブの思想では、iPhone / iPad はあくまでも母艦に届いたメールのビューアーに過ぎませんから、想定の設計だと思われます。
iPhone / iPad の「連絡先」と「カレンダー」も基本的には母艦上で作成・編集します。出先で簡単な編集をすることはあります。どちらで編集しても瞬時に相互に同期されますので、同じことではあるのですが、「連絡先」も「カレンダー」の母艦の「アドレスブック」や「iCal」と比べると、入力が面倒なだけではなく、機能が制限されています。例えば、「連絡先」ではグループ分けも、登録項目の追加もできませんが、「アドレスブック」では、自由にグループの数を増やせますし、また1つのデータを複数のグループに重複して登録することもできます(iTunes のプレイリストと同じ仕組み)。さらにデータの項目を自由に増やすこともできます。(Mac 上での方が入力がはるかに楽なだけではなく、サイトの URL 等も簡単に「アドレスブック」にコピペできます。私はほとんどの項目に、その所在地の Google Map の URL を貼り付けてありますし、個人でも企業でも、Wikipedia の記事がある場合にはそれも追加しています。またレストラン等では「食べログ」や「ぐるなび」の URL も付けてあります。生年月日はデフォルトで項目がありますが、追加で「命日」や「祝名日」、「結婚記念日」、等々のデータも追加してあります。)
iPhone / iPad の純正「カレンダー」は時間を5分単位でないと登録できませんが、「iCal」では1分単位で登録できます。そのため、私は iPhone / iPad 側では「Informant HD」を使っております。
つまり、自宅・勤務先・喫茶店・テーブルのある特急電車のようにデスクが使える場所では母艦の Mac を使います。デスクがない場所では原則としては iPad です。メールの返信は原則として母艦からですが、17" MacBook Pro が開けない場所では(しかたがないので)iPad から行ないます。それでも小さなテーブルが使えるような場所では、Apple Wireless Keyboard (JIS) を使って入力するようにしていますが、それが使えない場合には画面から入力します。どうしても iPad が使えない環境では iPhone 4 からメールを送返信します。ガラケーの docomo STYLE series F-07B からはケータイメールを送信することは、まずありません...。(私には無理です。)
基本的には母艦が使える場合には母艦を優先し、それが使えない場所では iPad、それも無理な場合には iPhone 4。通話は iPhone 4 か、ガラケーです。
当初は、通話はガラケーを専用に使い、iPhone 4 では極力通話はしない方針でしたが、「アドレスブック」と「連絡先」の連携のあまりにもの素晴らしさと、電話機(通話機)として使った時の iPhone 4 のあまりにも使い勝手の良さのために、現在では料金がより嵩むことはわかっていても、基本的には通話も iPhone 4 がメインになってしまっています。(残念ながら通話品質はガラケーの方が良いですが。恐らくこれは iPhone 4 の問題ではなく、キャリアの問題だと想像します。)
混雑している場所や田縄理由で iPad が取り出せない場合には、iPhone 4 は最強のモバイル・ツールです (^^)。
携帯性に関しては、私は常時 iPhone 4 と iPad をベストのポケットに入れていますので、どちらも同じです。
iPhoneとiPadの携帯性が同じというのですか。同意できません。まるでコンパクトカメラと一眼レフの携帯性を同じといっているようなものです。
「携帯性がある」という点で同じだと申し上げているのです。より小型で、かつより軽量な iPhone 4 の方が iPad より、また、例えば私の所有カメラで言えば、Canon PowerShot G11 の方が Nikon D70s よりも「より携帯性に優れている」のは当然です。私は単に両方とも携帯できると言っているに過ぎません。(実際には上の4台とも携帯していますが (^"^;)。)別に「同意」していただく必要はありません。私は携帯して使っているという事実をご報告申し上げたまでですから、単なる事実の問題です。まさか「嘘だ!」とまではおっしゃいますまい。
ただiPhoneは、電話会社に月々使用料を支払うと、購入後2年で約20万円もかかるのがモンダイ。
数字のマジックですね (^^)。他社のケータイだって、毎月支払う金額を24倍すればそんなもんでしょう (^^)?
別に詭弁ではありません。ガラケー+ iPod Touchの方がずっと安くあがるでしょう。もちろん維持費がかかるのは、他のスマートフォンも同様ですが。
「詭弁」(←悪意がある)だなとどは誰も言っていません。単に「数字のマジック」(←錯覚なので悪意や故意はない)だと申し上げたまでです。「ガラケー+iPod touch」は「iPhone 4」ではありえません。全く別のものです。上にもかきましたが、通話時のインターフェースや(録音機器を操作するような留守電再生機能にも感動! スライドバーで任意の部分を再生できる)送受信の使い勝手の良さはガラケーでは太刀打ちできません。また、iPod touch では GPS が使えませんので、マップも使えません。
基本的には価格比較をするのであれば、同じ機能を持った機器同士で比較すべきです。(おっと、iPhone 4 に匹敵する機器は他には存在しなかったか...(^-^;)ゞ?)
iPadは画面の広い分、仕事でもゲームでも本格的に使えますが、iPhone用アプリの拡大は醜く、専用アプリは割高です。また、いまのところ母艦となるPCと連携して使うので、ポストPCデバイスとまではいえません。
「いまのところ」という表現は、いかにも「まだ対応できていない」、「遅れている」、「パソコンと連携すると言う面倒くさい使い方になっている」といった考え方が反映されていると思われますが、デジタルハブの思想を理解できれば、「パソコンと連携する機器だからこそメリットがある」ことがわかるはずです。
ご推察のとおり、将来的にはiPad単独で使用されるであろうという見通しを持っています。
これは見解の相違ですから、どうしようもありませんね。私も未来のパソコンは iPad の発展系のようなものになるのではないかと言う予感はしていますし、その場合、遠い将来、それらの機器の直接の先祖は iPad だと見なされるであろうとも考えています。しかし、それはだいぶ先の話であって、それまでには Apple の戦略も何回も変更されていることでしょう。
私が申し上げているのは、現在の iPad の設計思想がどうなのか、また iPad はどうやって使うものなのかということに過ぎません。将来のことまでは何も言っておりませんし、まぁ、だいたいそういう予想を行なうことは Apple サポートコミュニティ の利用規約違反にもなってしまいます (^◇^;)。ま、この程度ならたぶん、Apple さんも容認してくださるとは思いますが。
私は従来からしつこく、「iOS 機器はデジタルハブ構想に則った母艦である Mac と連携して使う、Mac の周辺機器であって、iOS 機器を使うには Mac(裁定でも pC)は必須である」と強調してきています。しばしばパワーユーザーの方から、「使おうと思えばパソコン無しでも使えるぞ」というお叱りを受けますが、それは事実ではあっても真実ではないと考えています。つまり、それなりの能力がある者は自己責任においてそのように使えば良いと思います。いわゆる「脱獄」もそうです。しかし、誰かが「〜はどうしたらできますか?」と質問したときに「脱獄しなさい!」と勧めるのは邪道だと思っています。脱獄して使いこなせるような者ならばここであえて「脱獄しなさい」とアドバイスせずとも、もうとっくに脱獄しているでしょう。また、ここで質問する程度のユーザーが脱獄した場合には恐らく後で自分ではどうしようもないトラブルに見舞われてしまうことでしょう。
同様に、iOS 機器もできる者ならば母艦なしで使えば良いと思います。(私にはそのメリットが全く想像できませんが。)しかし、私に言わせれば、そういう使い方は機動部隊の艦載爆撃機は空母が無くても(=沈んでしまっても)敵地を爆撃できる(=目的を達することができる)と言っているようなもので、そりゃあ、確かにそうでしょうが、爆撃した後で、着艦する母艦がないのですから、攻撃機は墜落するしかなくなってしまいます。「事実」ではあるが「真実」だと言ったのは、そういう意味です。
とりあえず、本来の使い方を啓蒙すべきでしょう。それを理解した上で、後は自由にすればよろしい。この Apple サポートコミュニティ でも、そういう説明を受けて、「あ、そうだったんだ!」と気付いた方は結構いらっしゃいます。特にケータイから iPhone に移ったユーザーは、そういった iPhone の基本思想を知らず、単なるすてきなケータイとして、単体で使っている方々が非常に多いようです。また PC ユーザーの方々も、普段 Apple 製品を使っていないため、Mac ユーザーならば常識の考え方でも、想像もしていないという場合も結構見受けられます。Apple とはひとつの paradigma(παράδειγμα, パラディグマ。米語好きの方々はパラダイムと読むようです...)ですから、全てはその παράδειγμα の中で考え、評価しなければならないのだと思います。
デジタルハブの概念は、2001年のMacworld ExpoでSteve Jobsが提唱したもので、現在のiOSデバイスが、PC/Mac上のiTunesを中心にして成り立っているのが良い例です。
さっきからそのことを言っているのですが...。
しかし昨年iPadが大ヒットして以来、iPadは未来のPCになりうるのではないかと思われはじめました(ポストPCデバイス)。
iPad には「未来の“PC”」にはなって欲しくないですね (^"^;)。(PC=IBM/PC 互換機=Windows マシン)
上にも書いたように、iPad が未来のパソコンの方向性を示しているであろうことは私も同感です。しかし、それはあくまでも「未来」の話であり、「方向性」の話に過ぎません。現在、私たちが「iPod touch を買おうか、iPhone を買おうか、iPad を買おうか?」と選択するときには、それはあまりにも遠い話で無関係でしょう。
Jobsは、現在の形のPCは将来的に乗用車に対するトラックのような存在になるだろうとまで予測しています。すなわち、 パソコンは一部のプロユーザーの使うもの、普通のユーザー(the rest of us)は、UI のすぐれたタブレット端末だけで用足りるであろうという概念です。
遠い未来にどのような情報インターフェースを私たちが持つようになるかを想像するのは楽しいものです。しかし、上にも書いたように、未来の話と、現在目の前にある機器をどのように選択するか、あるいは使い分けるかの話は全く別の話だと思います。
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