そうです、翻訳というよりiFixitの説明の解釈を書いています。そして説明は妥当だと考えています。
デバイスが示す%と”電池の実際の科学状態”を示す%がごっちゃになって話が混乱していますので、”電池の実際の科学状態”を示す%=SoC(state-of-charge)%をベースに再び書きます。
・放電を始めるとSoC%は次第に下がっていきます。
・SoC10%になると(電池を過放電から保護するため)デバイスの電源が落ちます。
・でも実際はまだ10%残っています。
・この時デバイス表示では0%を示しています。
・ユーザが、ここからさらに意図的に放電させることはできません。
・キャリブレート手順としては、これを一気にデバイスが表示する100%まで充電します。
以上をまとめるとキャリブレートとしては、SoC100~10%の範囲で充放電することになります。
キャリブレートに関係なく怖いのは、本当の意味での完全放電=(”電池の実際の科学状態”=SoC0%)になってしまうことで、ここまでいくと再起不能の故障、変形、稀に発火の可能性があります。
これはデバイスが0%表示になっているのにそのまま放置して、長い期間経った時に起こり得ます。
iFixitの
❝キャリブレーションは、バッテリー管理システムに、新規の“100%充電した状態“と“100%放電した状態“を設定することで、正確な測定を管理するのに役立ちます❞
の“100%放電した状態“は、デバイスで表示している%を示していますが、前後の文脈を考慮しないと少しわかりにくい・誤解を招きやすいかもしれません。