画面共有のパフォーマンスを向上できないか?
操作する側 (Mojave) Mac mini 2018 / core i7 / 3.2GHz 6-core / メモリ 8GB
操作される側 (El Capitan) MacPro Early 2009 / 2.26GHz 8-core / メモリ 6GB
画面共有.appを介することで操作にもたつきが生じるのはしかたがないことだと割り切ってはいるのですが、いかんせん継続的に使用したいと思えないほどにもたつくので、どうにかこれを解消とまでいかなくとも軽減できないかと思案しています.
これは既知の話となるのでしょうが、操作がもたつくというだけでMacPro2009側の処理速度が低下するということは起こっていません.つまり、リモートでもローカルでも、スクリプトの動作などの10分かかる作業はともに同じく10分かかります.また、通常の使用感はSSDへの換装を済ませているからかむしろ快適です.
なお、キーボードやマウスをマシンごとに切り替えて使う、もしくは個別に用意して運用するのはとても不便なので、画面共有.appを介さない、個別のマシンごとの運用は考えていません.まあ、1台の Magic Mouse 2 が共用できれば考えなくもないのですが.
まず試してみたのが接続に関することで、両マシンに内蔵されている1Gbpsイーサネットからでなく、2.5Gbps通信が可能な外付けイーサネットアダプタ 「プラネックス USB-LAN2500R」を介する接続としました(両マシンとも).ほぼ理論値通りの通信ができており、ファイルコピーに要する時間が約2.5倍度向上しています.まずこの段階でイーサネットアダプタの接続性は確保できたと理解しています.ちなみにMacPro2009のUSBは2.0規格であるためそのままでは十分な速度が出ないので、USB3.0インターフェースカードを使用して増設し、そこにイーサネットアダプタを接続しています.MacPro2009の仕様上(SATA2)5Gbpsを超える通信ができないのは残念なことですが.
使用感を試す動作ですが、素早く円を描くようにウインドウをドラッグし、画面上でどれだけ遅延しているかを見ました.1Gbps接続時は遅延と言うよりむしろコマ送りに近いくらいでしたが、2.5Gbps接続とすることで少しマシになったように思います.ただそれも気のせいなのかもと思えるレベルですが.それでもやはり、なかなかに苦痛を覚えます.文字入力に関してはかなり致命的な遅れです.
ここまででひとつ質問です.
Macから画面共有.appを介して操作する場合、相互で接続したマシン同士の通信速度が上がれば(もちろん上限はあるでしょうが)操作のもたつきは軽減するでしょうか?
(ここでMacでなく「相互」と書いたのは他にいくつかのWindowsマシンもあり、それらとの接続も考慮に入れてのことです)
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加えて、他の可能性について.
影響のある他の何かといって思いつくことといえばプロセッサの速度とメモリ、あとMacPro2009側(サーバー側も?)のモニタ解像度くらいですが、それらに関しては以下のような思惑があり、少し難しい感じです.ちなみに Parallels Desktop の導入は考えていません.
プロセッサ
今後 M1 Mac への買い換えも考えています(ただしMacPro2009は継続使用).プロセッサ能力の向上は普通に使用感の向上に寄与すると考えますが(今の場合、とくに画面共有のことに関して)、その環境で動かないアプリケーションがたくさんあることも考えると(それは画面共有を介してでも古いMacを使い続けたいということにも顕れています)、それだけのために急いで M1 Mac を導入することもできません.それに現行のM1 Mac mini はボート数の少なさよりもモニターの同時接続数の少なさが個人的には大問題なので、やはり選択肢に入れられません.よって事実上、プロセッサ能力の向上によって操作のもたつきが軽減されるとしても、現状その選択は取れません.
メモリ
幸い Mac mini 2018 も MacPro2009 もメモリの増設が出来るので場合によってはそれで対応できますが、前者は換装にコストがかかりすぎること、(特にモニターの同時接続数問題が解決した)実用に足る M1 Mac がそう遠くない未来に発売された時にその投資が無駄になる可能性が高いこと、後者はいつ壊れるともわからない古いマシン(基本的に、約10年ほど毎日使用していました)ということもあり、ともにためらいがあります.
もっとも、後者に関してはメモリの増設で操作のもたつきが軽減されるのならば替えが効かない機種だということもあり購入に値しますが(数年後にはMacPro2012も幾分お安くなっていることでしょうしメモリも流用できるので)期待薄ですし、なにより、前者はマシントラブルもとい出来損ないOSのためトラブルが多発しているかつ将来性もないので、はっきり言って資源をつぎ込む気持ちになれません.
モニタ解像度(特にMacPro2009側)
これに関してはデザイン作業で使用することもあり 1920×1200 より下げて使用することは現実的でありません.よって、モニタ解像度を下げることで操作のもたつきが軽減されるとしても、その選択は取れません.
などの消極的な理由でここに書いた「他の可能性」による操作のもたつきが軽減するもしれない選択は取れそうにありません.もちろん問題が劇的に解消するのであれば多少の出費はやむなしという感じですが、何にせよ、どうすればパフォーマンスが向上するか(=操作のもたつきの解消または軽減)を知らないことにはどうすることもできないので質問させていただきました.
どうかお知恵をお貸しください.
Mac mini 2018 or later